水道代の節約術と便利グッズ!ケチケチせず無理なく効果的に節水
節水を意識しないと、水をどんどん使ってしまいますよね。水をよく使う夏場などは請求書を見てびっくりなんてことも。
お風呂の余り湯で洗濯などは思いつきますが、そういったケチケチした方法以外には節水に繋がる方法はないのでしょうか。
普段の生活で取り入れやすい節水方法をご紹介!節水は電気代などの節約より手軽にできるので、ぜひ試してみてください。
水を最も使う場所はお風呂!お風呂での節水術
家庭で1日に消費する水の約4分の1お風呂です。まずはお風呂の節水から始めると効果が出やすいのでおすすめです。
シャワーはこまめに止める
これは基本中の基本ですが、髪や顔を洗っているとき、シャワーのお湯を出しっぱなしにしている方は意外と多いのではないでしょうか。
冬場はシャワーを止めると寒いし、ずっと出しっぱなしにしている…なんて方は、無意識のうちにかなりの水を消費してしまっています。
お湯の場合は同時に電気代やガス代も節約することができるので、出しっぱなしは禁物です。シャワーを使っていないときはこまめに止めて、体を洗うときなどはできるだけ湯舟のお湯を使いましょう。
節水シャワーヘッドにする
お風呂のシャワーは節水シャワーヘッドにするとかなり節水できます。普通のシャワーより穴の数が少なくなっているので、水の使用量を減らすことができる便利グッズですが、水圧は高くなるか変わらないままなので快適に使用できます。
ホームセンターでは様々なタイプの節水シャワーヘッドが売られています。水圧を高くして水量を半分に節約できるタイプや、手元に一時止水スイッチがついているタイプは節水の効果絶大です。
浴槽のお湯を少なめにして、家族一緒に入る
水を入れたペットボトルを浴槽に入れてお湯をかさ増しする方法は有名ですが、ケチケチしたイメージがありますよね。ペットボトルを入れなくても同じ効果を得られるのが、浴槽のお湯を少なめに設定して沸かし、家族一緒に入ることです。
水位を1メモリ減らすだけでも結構変わってきますよ。一人では少なく感じても、家族一緒に入ればお湯のかさが増え、肩まで浸かれます。
保温ヒーターで追い炊きを節約
お風呂の冷めてしまったお湯は、追い炊きするよりもお湯のまま保温した方が経済的です。電気を使ってお湯を保温できる保温ヒーターがあるので、使ってみてください。
お湯を温かくすると同時に泡を出して自動でかき混ぜてくれる機能のあるものや、電子レンジで温めてお風呂に入れるだけで保温できる便利グッズもあります。どれも2~3時間の保温なら使用する電気はほんの少しなので、電気代を気にせずに使えます。
風呂ブザーを使用する
自動給水湯沸かし機能がないお風呂には重宝する便利グッズです。他のことをしているとつい忘れてしまってお風呂の水が溢れてしまった…ということがなくなります。
止めたい水位を設定しておけば、その水位に達したときにピタッと水を止めてブザーで知らせてくれます。水が貯まるまで何度も確認しに行く必要がなくなり、時間の節約にもなりますね。
浴槽の残り湯を有効利用する
残り湯を洗濯に使っている家庭は多いと思いますが、残り湯には雑菌が多く、小さい子供を持つママは抵抗があるものです。洗濯に使用する場合は、最初の「洗い」だけに使い、「すすぎ」は綺麗な水でするようにしましょう。
残り湯は洗濯以外にも様々な場所で利用できます。最も使いやすいのは風呂掃除です。バケツに溜めておいて浴槽や床掃除に使い、最後は綺麗な水で洗い流せば節水できます。
浄水器を取り付ける
浄水器というと、キッチンに取り付けるイメージがありますが、お風呂用浄水器も様々な種類が出回っています。お風呂の水を毎日入れ替えなくても、浄水器を使うことで綺麗な水を保つことができるのです。
保温ヒーターを併用すれば、前日の残り湯を経済的に利用でき、風呂掃除の手間も省けます。浄水器は水道水の塩素や不純物を除去することが目的ですが、シャワーヘッド内蔵タイプのものは、節水シャワーヘッドと同じく節水の機能を持ち合わせています。
水道水に含まれる塩素には髪や肌にダメージを与えたり、衣服の脱色作用があります。浄水器を使うことによって、髪や肌を綺麗に保ち、洗濯用水に使う場合は衣服の色落ちを防いでくれます。浄水機能以外の効果が期待できるのも良い点です。
夏はシャワーだけor半身浴
家族の人数や洗う時間にもよりますが、お風呂を沸かすよりシャワーの方が使う水の量が少ないなら夏場はシャワーだけで済ませると節水になります。
シャワーだけでは疲れが取れなかったり、暑くても湯舟につかりたいという方は、半身浴を。夏場は半身浴でも長く浸かれば十分身体は温まります。
洗濯のときにできる節水術
子どもがいると着替えの回数も増えるし、洗濯物はどうしても多くなりますよね。洗濯でできる一番の節水は、洗濯機を回す回数を減らすことです。たくさん洗濯物があるときは洗濯機を、少量の場合は手洗いをするようにこころがけましょう。
洗濯機を使うときは、まとめ洗いする
洗濯機は1度回すだけで大量の水を消費します。もし毎日の洗濯量が少ないならば、週末にまとめ洗て洗ったり、3日分まとめて洗ったりすると大幅に節水できます。
赤ちゃんのいる家庭では、赤ちゃん用洗剤を使って大人の洗濯物とは別々に洗いたいものです。しかし、少量なのに赤ちゃんの服だけで毎日洗濯機を回すと無駄な水を使用してもったいないので、数日分まとめて洗うようにしましょう。
まとめ洗いで気になるのは匂いの問題です。匂いの素となる汗が酷い衣服などは溜め込まず、汚れが酷いものは手洗いで汚れを落としましょう。赤ちゃんのミルク汚れなども手洗いで落としましょう。
洗濯物を入れる順番にも気をつけて
何でもかんでも一気に押しこむのは、洗濯機の回転が悪くなり、汚れも落ちにくくなります。
- バスタオルやシーツなど大きくてかさばるもの
- 服、フェイスタオル、ハンドタオルなど
- 下着など小さいもの
この順番にすることで、洗濯機の回転がスムーズになり、効率よく汚れが落ちるので、汚れが落ちなかったものの二度洗いの手間が省け、節水に繋がります。
節水型の洗濯機を使う
節水性能の高い洗濯機は、少量の水でたくさんの洗濯物を短時間で洗ってくれる優れものです。洗濯回数の多い家庭ほど節水効率も高くなります。少し値が張りますが、長い目で見れば水道料金が安くなる可能性大です。
炊事のときにできる節水術
キッチンでは毎日、手洗い、料理、洗いもの…と様々な用途で水を使います。用途が多い分、節水方法がたくさんあるのです。やりやすいものから意識して始めていきましょう。
水を流しっぱなしにしない
シャワーの出しっぱなしと同じく、基本中の基本ですが、結構やってしまうものです。いちいち止めるのは面倒くさいですが、毎日のことなので、できるだけこまめに止めましょう。
食器の汚れはとってから洗う
カレーのお皿や油汚れの酷いものは、あらかじめ古新聞や古布で拭きとっておくと汚れが落ちやすくなります。河川の汚染防止にもなり、エコにもなりますね。
放置して茶碗にこびりついたご飯粒など…洗ってもすぐに取れない汚れは、洗い桶につけ置きしてから洗いましょう。洗い桶は、ずっと置いておくと邪魔なときもありますが、シリコン製の折り畳みできるタイプがあるので、おすすめです。
食器を洗う順番を守る
食器を洗うときにこころがけたいのは、汚れが少ないものを先に洗い、汚れの酷いものを後で洗うことです。この順番を守らないと油汚れのついていない食器まで汚れてしまい、二度手間になり、余分な洗剤も使ってしまうからです。
また、食べ終わった食器はつい重ねてシンクに運んでしまいますが、重ねると汚れていなかった皿の裏まで汚してしまうことになります。油汚れの皿、汚れの少ないコップ類など、種類ごとに分けてシンクに運ぶようにしましょう。
洗剤と水は適量を使用する
洗剤を必要以上に泡だらけにして使うと、それを洗い落とす水も必要以上に使ってしまいます。水も勢いよく流しっぱなしにするのではなく、適切な水量を出すようにこころがけましょう。
スポンジはアクリルたわしを使用する
アクリルの糸を編んで作ったスポンジのアクリルたわしは、100円ショップや雑貨屋で安価で売られています。軽い汚れなら洗剤なしで食器を綺麗に洗えるので、洗剤の使用量を抑えることができ、水の使用量も減らすことができます。
アクリルたわしは茶渋を取ったり、くすんだスプーン、グラスのクモリなどもピカピカにしてくれます。洗剤による手荒れも予防できるので女性には嬉しいですね。ぜひ試してみてください。
米の研ぎ汁を再利用する
米の研ぎ汁には、野菜のアクや臭みを取り除いてくれる効果や洗浄効果があるので、捨ててしまうのはもったいないです。最初の研ぎ汁にはホコリや汚れが含まれているので捨てて、2回目以降のものを利用してください。
アクの強いタケノコやゴボウなどの下茹でに利用できます。洗い桶に貯めて、料理の間の手洗いや食器の付け置きに利用するのも節水になりますね。
無洗米にする
毎日お米を炊く家庭なら、お米を洗うときの水も節水したいものです。無洗米を安く購入できるなら、無洗米にした方がお得です。
茹でたり冷やしたりに余分な水は使わない
お鍋いっぱいに水を入れて食材を茹でたり、ボールにあふれるくらい水を入れて冷やしたりしていませんか。計量カップを利用して無駄な水を使わないようにしましょう。圧力鍋は短時間で調理を仕上げられ、使う水の量も少なくて済むのでおすすめです。
茹で汁は捨てない
米の研ぎ汁と同様、野菜を洗った水やパスタを茹でたお湯は、洗い桶に貯めて再利用できます。パスタやうどんの茹で汁にはでんぷん質が溶け出しており、油汚れを落としてくれる効果があるので、捨てないようにしましょう。
節水コマを取り付ける
節水コマは、キッチンや洗面所の蛇口に取り付けるだけで水量をおよそ半分に減らしてくれる便利グッズです。ホームセンターやネットで安価で購入でき、取り付けも簡単です。
節水キッチンシャワーを取り付ける
節水キッチンシャワーは、取り付けるだけで水圧を変えずに水量を減らしてくれる便利グッズです。首振りタイプの節水キッチンシャワーは、固定型や可動範囲の狭い蛇口に取り付ければ使い勝手が良くなります。
シンク全体を流せるホース付きのものもあり、シャワーとストレートの切り替えもできるので、とても便利なアイテムです。
食洗機を購入する
食洗機は値段が高く設置スペースなどの問題もあるので最終手段ですが、検討中ならばぜひ取り入れてみてください。最近の食洗機は省エネ性能が向上したことにより、手洗いよりも少ない水量で効率よく食器を洗ってくれます。
年間で光熱費が9000円安くなるというデータも出ており、購入費用は高いですが、結果的に水道代も電気代も時間も確実に節約することができます。
トイレでできる節水術
トイレは毎日頻繁に使うものなので、家族の人数が多いほど水道代はかさんでいきますが、全員で節水すれば、人数が多ければ多いほど、より多くの節水が見込めます。
大のときは大、小のときは小のレバーで流す
当たり前のことですが、癖で毎回大のレバーで流している人は要注意です。トイレによって若干違いはありますが、大では8リットル、小では6リットルと大きな差があります。
大小がボタンタイプではなく、レバータイプのトイレでは、小のときレバーを思いっきり回すのではなく、少し弱めに回すことでさらに節約できます。家庭内のルールにして、きちんと使い分けましょう。
二度流しはしない
トイレットペーパーを使いすぎず、必要最低限にすれば大抵きちんと流れるので、二度流しはやめましょう。また、子どもと同じタイミングでトイレに行くときはまとめて流すことで節水できます。できるだけ流す回数を少なくすることをこころがけましょう。
排水量節約グッズを使用する
トイレタンクの排水弁に節水器を重ねることで、弁の重みが増し、レバーを離してから排水弁が閉まるまでの時間が短くなり、排水量が減るという仕組みの便利グッズです。
節水型のトイレには使えませんが、トイレのタンクの蓋を開けて鎖に通すだけで簡単に取り付けられます。
ホームセンターや100円ショップの300円商品として販売されています。4人家族の場合、1ヵ月に1000リットルもの節水が見込めます。
節水型トイレを使用する
昔はお風呂よりトイレの方が水を使う場所でしたが、最近は少ない水量で流して洗浄までしてくれる節水型トイレが普及してきました。
その他の節水術
お風呂、洗濯、トイレ、キッチンは水道代の大半を占めるので、節水すれば成果が出やすいですが、家庭では他にもできる節水術がまだまだあります。
元栓自体を全開にしない
住んでいる地域によって蛇口を開いたときの水圧は異なってきますが、もし水圧が強い地域ならば、元栓を全開にしないことで節水ができます。
外にある量水器の中にある止水バルブを適度に閉めることで、家庭内の水圧を全体的に弱くすることができ、節水に繋がります。
歯磨き中は水を流しっぱなしにしない
歯磨きは磨いているときは水を止めて、コップを使ってうがいをしましょう。たった30秒でも流しっぱなしにすれば約6リットルもの水を使ってしまいます。コップを使えば約0.2リットルで済みます。
吐水量を抑える節水ハンドルを取り付ける
手で握って回すタイプのハンドルは、勢いよく回してしまい、必要以上の水を使ってしまうことがあります。
節水ハンドルには10センチほどの長い柄が付いているので、回転させたときに壁などに当たることで、無駄な開きを防止し、吐水量が抑えられるという仕組みです。
朝の洗顔やシャンプーは洗面器にため洗いで
朝の洗顔やシャンプーは、水を出しっぱなしで洗うのではなく、洗面器を使うようにしましょう。洗顔料を泡立てているときや顔を洗っているときはこまめに水を止めましょう。
洗車はホースではなくバケツで
洗車の際は、ホースで流し洗いする人が多いと思いますが、バケツに水を汲んで洗うことで水の使用量を抑えられます。水はお風呂の残り湯を使ったり、バケツに雨水を溜めておいて使うと良いです。
水よりお湯の方が汚れが落ちやすく乾きも早いので、お風呂の残り湯が温かいまま使える場合は、そのまま使うと効率的に洗うことができます。
植木の水やりもバケツかジョーロで
洗車と同じくホースを使いがちですが、ホースでは余分な水を使ってしまいます。バケツやジョーロを使って必要な分だけ使うようにしましょう。
家族みんなで無理なく節水!パパや子供にも協力してもらおう
節水するのは節約のためだけではなく、貴重な資源であるを水を大切に使うためにも
、できることから始めることが取り組みましょう。
節約意識は女性より男性の方が低いと言われていますが、パパにも協力してもらうことは大切です。
行き過ぎた節約は疲れてしまいますが、家族全員が少しでも節水、節約の意識を持って取り組むことで、家族の絆も深まりますよ。
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