主婦がパートを始める時の条件の絞り方!家事・育児・仕事との兼合い
主婦がパートを始める時、子供のことを第一に働く条件を考えると思います。
求人情報から自分に合う仕事を見つけるために、家事・育児・仕事とのバランスをとれるよう働く条件の絞り方の紹介です。
この記事の目次
時間帯・収入・場所・職種の4つを軸に考えよう
求人案内や職業安定所で資料をとる前に、自分の希望する条件を紙に書きだしてみましょう。次の4つのキーワードを行を書き出してください。
- 時間帯
- 収入
- 場所
- 職種
読み進めながら自分の条件をメモすることをオススメします。頭では分かっていても書き出すことで情報が整理されます。
【時間帯】子供を幼稚園・保育園に預けて働く時間帯を確保
まず第一のハードルは子供を預けることだと思います。働く時間を確保しなければなりません。
保育園の激戦区だと主婦が「求職中」と申請しても通らないことが珍しくありません。働きたくても保育園に預けることができない場合、幼稚園を検討しましょう。
子供が幼稚園・保育園に入園できた場合、預け時間の目安です。
- 幼稚園 9時~14時
- 保育園(短時間) 8時半~16時半
- 保育園(標準) 7時~18時
【画像5-1】
どれにあてはまるか、先ほど「時間帯」と書いた横に書き出してみましょう。
例 保育園(標準)7時~18時の場合
時刻 | 作業 | 内容 |
---|---|---|
7時~ | 家事・育児 | 子供を起こす、朝食、登園準備 |
9時~ | 育児 | 登園させる、子供達は園で過ごす |
10時~16時 | 仕事 | ママ出勤、働く、退勤 |
17時~ | 家事・育児 | ママ一度帰宅、子供を迎えに行く、買物をして夕食を作るなど |
こちらの例では「10時から16時で働きたい」という自分の希望がみえてきました。
7時から18時まで預けられたとしても、目一杯預けるのではなく家事・育児が割り込んでくると思います。
ママが体調を崩すと子供まで元気がなくなりますから、無理のない範囲で働きましょう。
【収入】106万円・130万円・150万円の壁
2018年から配偶者控除を受けるかどうかの金額が150万円となりました。
主婦が働くとき「106万円の壁」「130万円の壁」「150万円の壁」をどうするか悩むところです。
それぞれ壁の特徴です。扶養の範囲内で働くかどうかは旦那様と相談してみてくださいね。
年収 | 社会保険料 | 配偶者控除 | 備考 |
---|---|---|---|
106万円以下 | 引かれない | 対象 | 101万円より住民税がかかる |
106万円超 | 条件により 引かれる |
対象 | 社会保険料が引かれる条件 ・1ヶ月賃金が88,000以上 ・勤務時間週20時間以上 ・勤務期間が1年以上の見込み ・勤務先が従業員501人以上の企業 ・学生以外 |
130万円超 | 引かれる | 対象 | 106万円の壁に当てはまらない方も 社会保険料が引かれる |
150万円超 | 引かれる | 対象から外れる | 配偶者控除から外れても 201万6,000円未満、 夫の所得金額が1,000万円以下の場合 配偶者特別控除がある (所得税が安くなる) |
(2018年現在)
注意点は年の途中から働き出しても月収で判断されるということです。
6月から月収11万円で働き出したとします。6~12月働いて年収は77万円ですが、年収130万円以上となる稼ぎ方とみなされます。
「収入」と書いた横に希望の収入を書き出してみましょう。
- 年収106万円内
- 年収106万円~130万円
- 年収130万円~150万円
- 年収150万円~
将来の年金受取額を増やすために壁をこえて積極的に社会保険料を支払うという選択もあります。
【場所】どこまでなら通えるか範囲をしぼる
未就園児は急に体調を崩すことがあるので、お迎えの電話がかかってくるかもしれません。
できれば家の近くで働きたいですが、一駅くらいなら電車を使っていいかも…と考えるママもいると思います。
「場所」と書いた横にどれにあてはまるか書き出してみましょう。
- 徒歩で通えるところ
- 自転車で通えるところ
- 車で通えるところ
- 電車○駅先までOK
- バス停○駅先までOK
幼稚園・保育園と自宅の距離も頭に入れて「お迎えの電話がかかってきたらどういうルートを使うか」と一度シュミレーションしておくとよいでしょう。
いきつけの小児科の病院の場所もチェックしておくと万全です。
【職種】自分のやりたいことを第一に
職種を絞るときは、経験・未経験にかかわらず自分のやりたいことを第一に考えてくださいね。
それでは次のリストを参考に「職種」と書いた横に希望する職種を書き出してみましょう。何個でもOKです。
- IT関係
- 物流
- 農業
- 医療関連
- 介護・福祉
- 建築関係
- 飲食関係
- デザイン関係
- 教育関係
- 技能サービス
- 接客サービス
- 事務
- アパレル
- ホテル・レストラン
今まで自分の経験した職種は働きやすいですね。また未経験の職種にチャレンジするのも自分の幅が広がっていいと思います。
4つの条件を絞ったら求人案内から求人をピックアップ
ここまで条件を絞ったら探しやすいと思います。求人案内の冊子・ネット・職業安定所などから探してみましょう。
最初に妥協してしまうと後で「こんなはずじゃなかった」と後悔が大きくなってしまいます。
ワガママな希望くらいで探してみましょう!
履歴書を書いて応募しよう!好感のもてる志望動機の書き方
履歴書を書くときに悩むのが志望動機です。どうしてここで働きたいのか、決め手となったことは何でしょうか?
志望動機の例文です。
動機 | 例文 |
---|---|
経験 | 以前○○で働いており、そのときの経験が活かせると思いました。 |
未経験 | 以前からこちらの職種に興味があり、やりがいをもって働きたいと思い今回応募しました。 |
時間 | 平日の午前中の仕事を探しており、御社の条件で長く勤められると思いました。 |
場所 | 御社までは徒歩10分と通いやすく、家事育児との両立ができると思い応募しました。 |
興味 | 以前から拝見しており、是非御社で働きたいと思いました。 |
付け加えたい一言
- 扶養控除内で働く場合「扶養控除内での勤務を希望します。」
- 子供のお迎えがある場合「○時にお迎えがありますので○時までの勤務希望です。」
- やる気をアピール「ぜひ御社の一員として働きたいと思っております。」
面接で服装に迷ったらスーツが無難です。スーツは「ちゃんとしている」「真面目に働いてくれそう」というよい印象を与えてくれます。
「働きたい」という思いを大切に仕事を探していこう
働くブランクがあると働き始めは大変ですし、ママが働き出して体調を崩す子供もいます。
知り合いのママは、保育園に預けた2歳の子供に血尿がでてしまい「子供が落ち着くように」と1ヶ月でパートを辞めることになりました。
このような例もあるので働きたいママがすべて順調にいくとは限りませんが「働きたい」という気持ちを大切に仕事を探してみてくださいね。
家事・育児・仕事のバランスをとりながら、自分らしい働き方をしていきましょう!