臨月の美容院は辛いけどひと工夫で快適に!乗り切る方法
臨月に美容院へ行く人は少なくありません。臨月はつわりから解放されるので、妊婦さんにとって活動しやすい時期だからです。
また、出産後は赤ちゃんのお世話に追われて、美容院どころではなくなってしまいます。
臨月に美容院へ行くのは、出産やその後の生活を乗り切るための準備で!という方もいらっしゃるでしょう。
実際の意見を参考にしながら、臨月の美容院を快適に過ごしましょう。ちょっとした工夫を知っていれば、ヘアカットは出産前の良い気分転換になるはずです。
この記事の目次
体験者の声から知る臨月の美容院で辛かったこと
臨月に行く美容院にはどんなトラブルが待ち受けているのでしょうか。事前に経験談を知ることでトラブルを回避することができます。
先輩ママたちの声をネットからひろってみると、以下の3つにわけられます。
パーマ液やカラーリング液の匂いで気分が悪くなる
妊娠中は匂いや味に普段より敏感になるといいます。個人差があって、全く気にならない人もいますし、悪阻の期間中でそういった症状が解消される人もいます。
パーマ液やカラーリングの匂いは、被妊娠時でも気になる人がいるくらい強めの匂いがしますね。
薬品の種類によって匂いも変わるので、事前に美容師さんと相談してなるべく自然素材のものを使用してもらうようにお願いするようにしましょう。
自分がパーマ液、カラーリング剤を使用しないとしても、他の人が使用している場合はやはりその匂いが気になってしまうことでしょう。
匂いについての感じ方は個人差が大きいです。事前に美容室側とよく相談して、出来る限り個室での対応をしてもらう方が良いですね。
長時間同じ姿勢が辛い
美容室の椅子は長時間座る用に考えられた、比較的良い椅子であることが多いです。しかし、臨月の大きいお腹を抱えて座れば妊婦さんの腰に負荷がかかってしまいます。
美容室によってはクッションを用意してくれたり、タオルを挟んでくれたりするところもあります。
シャンプー台で仰向けの姿勢になるのが辛い
仰向け姿勢は臨月の妊婦さんには特につらい姿勢です。シャンプーをしてもらう時間だけとはいえ、数十分はかかりますから辛いと感じてしまうこともあるでしょう。
最近では、仰向け姿勢ではなく座ったままの姿勢で、頭を後ろにもたれかけてシャンプーを行える美容室があります。
ただ、そういった椅子を設置している美容室の数はまだそれほど多くないと思います。
臨月でもリラックスして髪を切ってもらうためにやっておくこと
赤ちゃんが産まれてからは美容室へ行く時間をとるのも大変になります。
せっかくの出産前の美容室ですから、なるべく快適に過ごしたいですよね。リラックスした時間を過ごすために、事前にやっておくべきことをピックアップしました。
美容院の人へ事前に妊婦であることを伝えておく
予約の際に自分が妊婦であることを伝えておくのは、とても大事なことです。
妊婦さんであることを事前に知っていれば、例えばクッションを用意したり姿勢を気遣ったりなどをしてくれることがほとんどだからです。
最近の美容室は接客態度が徹底されているところが多いので、安心して任せられると思います。
腰にクッションやタオルを用意してもらって、時々姿勢を変える
臨月の妊婦さんには特に、座り姿勢が負担となることは先ほど書いた通りです。重いお腹を抱えての座り姿勢は、腰だけでなく足や足首まで痛くなることも。
例えば、カラーリングとカットなら通常2時間くらいはかかります。
妊娠していない人でも疲れますから、妊婦さんなら当然、途中、2~3回ほどの休憩と姿勢を変えるなどの工夫は必要でしょう。
パーマやヘッドスパ等、長時間になりそうなメニューは避ける方がベター
美容室も長時間になると体への負担が大きいことから、ヘッドスパやパーマは臨月には避けた方が良いですね。
ヘッドスパは横になって行う作業が多く、パーマはパーマ液の匂いがきついと感じる妊婦さんが少なくないからです。
出来ればカラーリングも避けて、カットとブローのみをササッとやってもらって帰れるのが一番良いのですが、生え際の色が気になりすぎて、逆にそれがストレスになってもいけません。
臨月には美容室側との相談と、自分の気持ちとの相談をしながら慎重にメニューを決めるようにしましょう。
飴やチョコ等口に入れられるお菓子と飲みやすいドリンクを持参する
すぐに口に入れられる食べ物と水分は臨月の妊婦さんにとって欠かすことは出来ません。これは美容室に限らず、常に携帯することをおすすめします。
通常は1日1リットルほどの水分量を必要としますが、妊娠中はその倍の2リットルが必要です。これらは羊水や赤ちゃんへ養分を運ぶために必要な水分です。
また、午前中の美容室の場合、何も口にせずに出かけてしまうこともあるのではないでしょうか。
妊娠中は赤ちゃんへ養分を送らなくてはならない手前、いつもよりたくさんのカロリーをとらなければいけません。
飴やチョコ、クッキーなど食べやすいお菓子とドリンクは忘れずに持参してください。
カラーリングやパーマは赤ちゃんに悪影響との裏付けはされていない
カラーリングやパーマ液がお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすとのうわさが広まっています。この話に根拠はありません。
ただ、独特の匂いで気分が悪くなる妊婦さんは実際にいます。お腹の赤ちゃんに悪影響というよりは、妊婦さん自身が匂いで気分を害する場合があるというのが実際のところです。
自然素材を使用しているカラーリングを用意している美容室もあります。心配な場合は事前に美容室側と相談して対応してもらえるかどうかを確認しておきましょう。
妊婦さんにおすすめのヘアスタイル3選
妊婦さんでも産んだ後でも、女性は綺麗でいたいものです。臨月に美容室へ行くならどんなかヘアスタイルがベストといえるでしょうか。
臨月の美容室経験者がおすすめするヘアスタイル3つのメリット、デメリットを比較してみましょう。
髪型 | ショート | ボブ | ロング |
---|---|---|---|
メリット | てぐしだけで、お手入れ簡単。伸びてきてもおかしくない。 | 女性らしさを残しつつ、楽ちんスタイル。肩回りに髪が落ちてこない。 | 結わいてしまえば、意外と簡単なヘアスタイル。 |
デメリット | 人によっては、伸びてきた際の毛先が気になることも。 | 重ためな毛先が、育児中に気になることも。 | 髪を洗って、乾かす作業に時間がかかる。 |
対策 | 伸びてきた毛先は、ヘアアイロンで軽く内側に巻き込むと良い。 | 毛先を軽めにするか多少のダンを入れてもらう。 | 髪を洗って乾かす作業が苦にならない程度の長さをキープする。 |
「いつまでに美容院へ行くべきか」という疑問がありますが、これもまた人それぞれ。出産1週間前に美容院へ行ったという声も聞きます。
おすすめは、臨月の中ごろまでにはすませておくことです。臨月後半になると、切迫早産で安静をすすめられる妊婦さんがいます。
絶対安静なので、運動や家事はもちろん、美容室に行くこともできません。そうでなくとも、臨月後半になり無理をすれば破水の危険もあります。
もしもに備える!陣痛タクシーなどもチェック
出産予定日が近づくと、いつ陣痛が始まるかというドキドキ感と赤ちゃんに会えるワクワク感で精神的に落ち着かない日々が続くことでしょう。
臨月には“もしも”に備えておくことが大事です。いつ、陣痛が始まっても大丈夫という気持ちがあれば、安心して出産に臨めるからです。
外出時に携帯電話は不可欠です。美容室に行く際も例外ではありません。携帯と一緒に母子手帳も肌身離さず持ち歩きましょう。
移動には、徒歩が一番安全で良いですが、暑い日や移動時間が長すぎる時にはタクシー利用も検討します。
身近にある様々なシステムを上手に利用して、“もしも”の時に焦らないで対応できる環境を整えておきましょう。
▼陣痛タクシーについてはコチラも参考にしてみて!
臨月の美容院は、少し工夫すればよい気分転換となる!
妊婦さんが初産の場合は特に、何かと心配がつきません。美容院もそのうちの一つで、匂いや姿勢、時間帯など様々なことが気になってしまうものです。
当日計算外のこと(体調が悪い時など)には正直に話しましょう。休んでよくなるようならそうさせてもらい、無理そうなら別の機会にやってもらうことも出来ます。
お腹に赤ちゃんがいる時には何事も無理をしないことです。心配や不安を抱えていては、せっかくの美容室を楽しむことは出来ません。
肩の力を抜いてリラックスすれば、臨月の美容院は良い息抜きの場になるはずです。
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