戌の日に神社で安産祈願!チェックしておくべき服装や持ち物
妊婦さんは安産祈願をするために、神社などにお参りへ行く方がほとんどではないでしょうか。
元気な赤ちゃんを産みたい、そして自分も元気で出産したい、そう願うのは当然です。しかし初めてのお参りならば、どうしたら良いのかわかりませんよね?
なぜ戌の日に行くことがいいとされているのかや、どんな服装でどんな事に気を付けたらいいのかなどを調べてみました。
戌の日って一体何?まずは戌の日について知ろう!
そもそも「戌の日」とは何の事?と不思議に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。「犬」ではないし…と思ったり。
でも戌の日の「戌」とは実は「犬」の事なのです。
でもまだ疑問はわきますよね。なぜ犬?なのかと。この機会に是非知っておきましょう。
戌の日に安産祈願する理由は、安産である犬にあやかっているから
なぜ戌(犬)なのか?という疑問にまずはお答えしましょう。
犬は出産の時に安産と言われる動物なので、それにあやかっているのです。
犬の事を干支では戌と書いているため、「戌」という漢字を使っています。
では次に、戌の日がいつなのかについて皆さんご存知ですか?
小さいカレンダーには掲載されていない事が多いですが、1つの日について細かい情報(例えば大安など)まで書かれているカレンダーの場合、戌の日が記入されている事もあります。
カレンダー以外にも、インターネットで戌の日がいつなのかを知ることができます。
戌の日の安産祈願の大体の目安は、5ヶ月頃から!
戌の日の祈願は、基本的には安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月になってすぐの戌の日に行うものです
こちらは古くから日本にある風習で、多くの妊婦さんが安産祈願しています。
ただし人によっては都合や体調面との相談ということもありますので、妊娠中期である7ヶ月までを目途にするくらいの余裕があってもいいでしょう。
戌の日は1ヶ月に2回から3回程度あります。
安産祈願になぜ腹帯?
安産祈願と聞くと、腹帯を祈祷ということを連想する方も多いと思います。どうして安産基盤と腹帯には繋がりがあるのでしょうか。
戌の日の別名は「帯祝い」とも言われています。
腹帯の起源は古事記説が一番有力です。古事記の中の人物が妊娠中、帯に石を巻きつけて安産を願い無事に出産したこが書かれています。この帯が、のちに腹帯へ繋がったというわけです。
腹帯をするのは日本しかない風習で、昔は岩田帯と言われていました。この岩田帯は1枚のさらしで、どんなお腹にも調整出来る便利なものです。
今ではより便利なコルセット、腹帯、ガードルタイプが主流となっています。
腹帯を巻く理由は3つある
妊婦さんが腹帯を巻く理由は主に3つあります。
- お腹を冷えから守る
- お腹を支える事で胎児も守れる
- 妊婦さんの腰も守る
腹帯があれば冷えが防げるのはおわかりいただけると思いますが、転んだなどの何かあった時に胎児への衝撃も防げます。
腰回りが固定されると、何もしていない時よりも腰の反りかえりが防げるので腰痛になりにくいというメリットもあります。
腹帯を祈願に持参すると祈祷してくれる神社もある
安産祈願の際、腹帯にもご祈祷をしてもらえるケースがあります。また神社に岩田帯が販売されているところもあるようです。
もしご祈祷して欲しい腹帯がある場合は、出かける予定の神社などに確認すると安心です。
もし腹帯を持参する場合は、使用前の帯であれば値札などを外し、使用後のものであれば、洗濯をして綺麗な状態で持ち込みましょう。
風呂敷などに包んで持参するといいですよ。
どこに祈願に出かけようか?というところからまず考えて!
水天宮がいいのか、近所の神社がいいのか、人気の神社がいいのか、お寺さんなどがいいのか、選択肢はいくつもあります。
まずは何処へ行くのかを決める事からスタートしましょう。
場所によっては予約をしないといけない事もあります。そして、祈祷してもらうとなれば事前に予約が必要なところがほとんどです。
戌の日で土日・祝日などは人気が高く、また他の行事(七五三など)と時期が被る場合は、早い段階で予約が締め切られる可能性もあるのでので、できるだけ早いうちに問い合わせをし予約しましょう。
安産祈願に適していると考えられる場所は以下の通りです。
- 水天宮など安産に特化している所
- 神社
- お寺などの仏閣
安産祈願で人気の社寺に行きたい!という気持ちも大事にしつつ、体調などと相談の上決めましょう。
5ヶ月頃になってくると妊婦さんは安定期に入りますが、それでもつわりがひどかったり体調がすぐれないという妊婦さんは無理をしないように気をつけましょう。
どこに行くかが決まったら、出かける際の服装などのチェックをしていきます。
神社へ向かう際は、カジュアル過ぎない服装がベスト!
参拝へ行く際はどんな準備をして向かえばいいのか、初めてで分からない…という方も多いですよね。
周りがほとんど妊婦さんばかりの戌の日の安産祈祷で、一人だけ浮いている事は避けたいものです。
ここからは服装に関して、ポイントごとにご紹介します。
- 女性はワンピースがおすすめ
- 男性は特にスーツなどの正装が基本
- 夏でもサンダルなどの素足はパスする
1つずつ詳しく見ていきましょう。
女性はワンピースがおすすめ
妊娠5ヶ月位となると腹が少しずつ出てくる時期です。しかしこの頃はまだマタニティの洋服をあまり用意していない…ケースもあるのではないでしょうか。
準備していなくても着られそうな洋服!そうワンピースが一番のお勧めになります。
ワンピースはお腹にゆとりがありますので、妊娠前に買ったものでも素材によっては妊娠中期ならば着られる可能性が高いです。
フォーマルのスーツがあるからそれで!と思っていても、パンツやスカートの場合入らない可能性が高いです。
ワンピースであれば、ジャケットで最悪背中のファスナー部分が少ししまっていなくても隠せます。
もし1着購入してもいいかなと思っている方には、綺麗目のマタニティワンピースを買うことをお勧めします。産後のお宮参りや上のお子さんの入園式など意外と重宝しますよ。
露出過ぎる洋服、破れたジーンズは安産祈願には不向きの洋服となりますのでご注意下さい。
男性はスーツなどの正装が基本
戌の日には妊婦さんだけでなく、ご主人も付き添うケースも考えられます。
神主さんに直接祈祷してもらう場合には、神主さんもフォーマルな格好ですのでその場にそぐわない服装だけは避けたいもの。男性はスーツが基本です。
フォーマルな色使いのスーツを選びましょう。
着物の男性は滅多にいませんが、普段から着物をたまに着る男性でしたら着物でも構いません。
夏でもサンダルなどの素足はパスする
夏はどうしても暑いので、普段から素足になってサンダルを履く方もいるのではないでしょうか。しかし、参拝の際は素足や裸足は基本NGです。
ストッキングやタイツを履くようにしましょう。お腹が苦しい場合は膝上までのストッキングにするなどで対応しましょう。
妊娠中は足首を冷やすのは避けたほうが良いので、そのためにも素足での参拝とならないようにしてくださいね。
安産祈願に行く際の持ち物は?忘れないために必ず確認!
いよいよ安産祈願へ行くとなったのならば、何を準備すれば良いのでしょうか。出かける前に今一度持ち物チェックをしてください。
- 腹帯が既にあるならば持参。なければ当日購入も視野に入れよう
- のし袋に”御初穂料”と記入を!ご祈祷料
- 安産グッズやお守りも欲しい場合は現金持参
- 念のため…お出かけする時には母子手帳を用意して
1 腹帯が既にあるならば持参。なければ当日購入を
既に腹帯があるのならば、持参してこちらの腹帯に安産祈願してもらいましょう。まだ持っていないからどうしよう…という方もいらっしゃいますよね。
現地で腹帯が売られている事もあります。特に水天宮のように安産に特化した神社ならば腹帯が売られている場合が多いです。
水天宮では既に祈祷された腹帯がたくさん売られています。
ただし、近所の小さな神社などでは購入できない可能性もあるので、やはり事前に買うのがベストです。時間の短縮にもなりますよ。
新品の場合どんな状態で持っていけばいいのか?
購入して値札シールがついている腹帯を持参していいのか、迷う方もいるでしょう。確かに神聖な場所で祈願していただくのですから、迷うのも当然です。
新品の腹帯に関しては、開封して値札を取り中身だけを風呂敷や袋に入れて持参したほうが良いと思います。
使用後のものでもいいの?
腹帯は既に使用している物を持参しても構いません。既に使用しているものに関しては、大前提として「綺麗な状態」で持っていくという事を覚えておきましょう。
必ず持参する際に洗濯をすませて、綺麗な状態にして袋などに入れお渡ししてください。
2 のし袋に御初穂料と書きこみご祈祷料を入れる
場所によっては袋に入れずそのまま出して下さい!というところもあるようですが、基本はご祈祷料はのし袋に入れてお渡ししましょう。
中身がしっかりと入っているか確認をしてください!
のし袋の水引の上には「御祈祷料」「初穂料」と書くのが一般的です。水引下の部分には、フルネームで夫婦連名、もしく姓のみを記載します。
ご自分で筆ペンなどを使い記入してもいいですし、既に初穂料などと書かれている物を購入しても良いでしょう。
水引の部分が紅白蝶結びののしを用意する事が大切です。新札を用意して入れましょう。
その際、封をするのか否かですが、金額がはっきりと決まっている場合はしめないほうがいい、もしくは軽くしめておくだけでいいようです。
開ける方の手間を省くための配慮のようですね。安産祈願祈祷料◯◯◯円!などと決まっている場合などになります。
包む金額は5千円から1万円程度が相場
金額がいくらなのか、は頭を悩ませる問題ではないでしょうか。
相場は5千円から1万円と言われています。ただし、お祝いに対して「いくら包むのが当たり前」というルールはありません。
水天宮などでは「いくらから」という金額まで提示されている事もありますので、事前に行こうと思う場所に問い合わせをしてみましょう。
また、インターネットで現地で祈祷された腹帯を購入するなどの方法もあります。なかなかご祈祷に行かれない方や、体調がすぐれない妊婦さんには嬉しい方法の1つではないでしょうか。
3 安産グッズやお守りを買うならばさらに現金持参
のし袋に現金が入っているから、と安心せずに現金も必ず持参しましょう。水天宮や神社にはたくさんの安産グッズが用意されています。
ご祈祷以外にも、お賽銭として使う場合もありますし、お守りやその神社でしかない安産グッズなどが用意されていて欲しいとなった時に現金がなくて…ということは悲しいですよね。
ただしここで気をつけておいて欲しいことがあります。お守りなどのグッズはご祈祷後にいただく品と重複するかもしれないということです。
安産祈願してもらうと、お土産としていくつか品物をいただく事があります。最初にグッズやお守りを買ってしまうと、いただいた品の中身と同じだった…となることもあるという具合です。
重複を避けるためにも、念のためお守りや安産グッズの購入はいただいた品物の中身をチェックした後にしておいた方がいいでしょう。
4 念のため…お出かけする時には母子手帳を用意して
妊婦さんが外出する際に絶対に忘れて欲しくないアイテムと言えば、母子手帳です。
万が一体調を崩して医療機関にお世話になる時に、かかりつけは何処の病院で、どんな妊娠経過なのかがわからないと、診察に支障をきたすことがあるからです。
お車で安産祈願に行くということが多いと思いますし、体調がいつ変化するかの予測もつきませんので、念のために母子手帳は必ず持参してください。
予約しているのならば、遅刻厳禁なので10分前行動を
予約をする場合には遅くても1か月前くらいがベストです。戌の日に限定するならば、特に平日以外だと予約が取れない事もあるので、注意が必要でしょう。
七五三や年末年始は神社が大変込み合います。1か月前に予約が取れない事も多々考えられますので、出来るだけ早く予約をするのがベストです。
水天宮などたくさんの妊婦さんが一気に集まる場所では、予約がなく当日先着順にて受付となる所もあるのですが、受付するまでに長蛇の列という事も考えられます。
予約が出来ない場所へ出向く場合は、更に早く行動するように心がけてください。
先にご主人か祖父母などが並んでもらって、途中から合流するなど、妊婦さんの負担を軽減させたほうが良いでしょう。
予約をしなくてはいけない神社などでは、時間でスケジュールを作っているので遅刻する事は絶対に避けましょう。
最低でも10分前に到着するつもりで動きましょう。個別ではなく複数の方たちが集まって安産祈願するケースだと、他の方にもご迷惑がかかります。
また、大勢の人が集まる場所ですので、色々な感染症のリスクも心配です。マスクなどでしっかりと対策をしておきましょう。
お腹にいる我が子の無事の出産をお願いする大切な祈願の「安産祈願」。服装や持ち物をしっかりとチェックして訪れたいですね。
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