赤ちゃんへのベビーパウダーの使い方。自己流を卒業して効果的に!

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2018/02/22

赤ちゃんのスキンケアにベビーパウダーを使うママは多くいます。しかしその使い方は自己流という方が多く、人によってやり方がさまざま。

「朝、汗をかく前につけるのがいい」という方もいれば「夜寝る前が効果的」という意見もあったり…。またつける量もママによって大きな差があります。

あせもやオムツかぶれ対策として有効なベビーパウダー。正しく使えば一年中便利に利用できますが、誤った使用は思わぬ肌トラブルを招くこともあるので注意が必要です。

ここで一度ベビーパウダーの使い方をおさらいしてみましょう。不安を取り除き、より効果的に赤ちゃんのお肌ケアができるようになりますよ。

赤ちゃんにベビーパウダーを使う主な目的3つ

ベビーパウダーは余分な水分を適度に吸収し、赤ちゃんのお肌を滑らかに保つ効果があります。

まだ皮膚が薄く、汗もかきやすいデリケートなお肌の赤ちゃんたち。ちょっとしたことですぐにトラブルを起こしてしまいます。それを未然に防ぐためにベビーパウダーが有効という訳です。

ベビーパウダーで予防することのできる主な症状は以下になります。

  • あせも
  • オムツかぶれ
  • 股ずれなど皮膚の擦れ

症状により付け方のタイミングやコツが異なります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

「あせも予防」早めのケア開始が明暗を分ける

あせもは汗疹(かんしん)とも呼ばれ、汗をたくさんかいて皮膚が湿った状態になることが原因で起こる症状です。

赤ちゃんは大人に比べて皮膚の面積は小さいですが、汗の出てくる穴である汗腺(かんせん)の数は同じ。その分皮膚が湿りやすく、また自分で拭いたり着替えたりすることができないのもあせもになりやすい原因です。

ちなみに乳幼児に多いと言われるあせもですが、最近は猛暑などの影響で成人の発症も増えているそうです。赤ちゃんと一緒に大人もベビーパウダーでケアするとサラすべお肌がキープできますね。

あせもができやすい場所を事前にチェック!

あせもはお肌の柔らかい部分にできやすいので、赤ちゃんの場合は全身に注意が必要です。特に良く確認したい部分は以下の通りです。

  • 額から頭皮にかけて(耳の裏も)
  • 首周り
  • 肘や膝などの関節の内側
  • オムツに覆われている部分
  • しわや窪みなどの見えにくい場所

ウエストや袖口などにゴムの入った洋服を良く着る赤ちゃんは、ゴムで締め付けている部分にもできやすいので注意しましょう。

またぽっちゃりの赤ちゃんはしわで隠れている部分が多いので丁寧に見てあげます。パパやママが皮膚のしわを指で広げてよく確認しましょう。その際汗をかいていたらきれいに拭き取っておくと効果的。

こうした見えにくい部分にあせもを作らないことが発症を防ぐコツです。

あせも対策としてベビーパウダーを付ける時のポイント2つ

あせも対策としてパウダーを付ける時のポイントは以下です。

  • パウダーをつける前にお肌を清潔にし、乾燥させる
  • 粉を薄く、均一に塗る

ベビーパウダーの間違った使い方に見られる例として、汗をかいているお肌にそのままたくさんの粉を振ってしまうということが挙げられます。

こうすると粉が多量の水分に触れてダマになり、それが汗腺や毛穴を塞いだり雑菌を繁殖させる原因になるので止めましょう。

ベビーパウダーは清潔で乾いたお肌に使用することを心がけます。タイミングとしてはシャワーやお風呂の後、体を拭いてからが効果的。日中でも夜でも構いません。

パフや手に粉を少量ずつつけ、やさしく均一に伸ばすようにつけていきます。顔の近くにつける際は、吸い込んでむせたりしないように丁寧に塗りましょう。また手を良く洗い、パフも定期的に交換するなど清潔を保つようにしましょう。

ゆっくりつけた方が細かいところまで上手に塗れます。お肌がうっすら白くなるくらいの薄付きで充分です。

すでにあせもを発症している場合、ベビーパウダーは使用しないようにしましょう。余計に汗腺を詰まらせる原因になります。ベビーパウダーは治療薬ではなく、きれいなお肌を保つためのケア用品だということを忘れずに!

赤ちゃんにあせもが出来てしまう前にパウダーを使い始めることが大切です。

「オムツかぶれ予防」少量ずつこまめに使うと効果的

オムツをしている赤ちゃんのお尻は汗や排泄物のせいで蒸れやすく、お肌が常に湿っている状態になりがちです。これがオムツかぶれの原因となり、お肌が赤くなって過敏になります。

オムツかぶれを起こした皮膚は痛みや不快感を強く感じるため、オムツ替えやお尻を拭くことを赤ちゃんが泣いて嫌がるようになります。そうなるとママにもベビーにも負担が大きく大変ですね。

そうならないためにベビーパウダーを上手に活用しましょう。付け方のコツを紹介します。

オムツかぶれ予防としてベビーパウダーをつける時のポイント2つ

  • パウダーはオムツ交換の度につけてOK
  • お尻をなるべく空気に触れさせてから使用する

オムツかぶれ予防の場合、ベビーパウダーはオムツ交換ごとに使用してください。そしてお尻を綺麗に拭いた時に、なるべく空気に触れる時間を作ってあげることがかぶれさせない大切なポイント。

オムツをしている間、その中は常に湿度の高い状態になります。ずっとじっとりした状態はお肌にとって負担大。一日に数回あるオムツ交換のタイミングの度に空気に触れさせて乾燥させることはとても大切なのです。

ほんの数十秒でも構いません。寒い時期でなければ手などでお尻をあおいであげても良いでしょう。その後にベビーパウダーをお尻全体につけるようにします。

お尻は顔から遠いのでパフでポンポンとはたくようにつけても良いですが、なるべく粉が舞い上がらないように注意しましょう。また、しわの間などパフで塗り切れないところは指に粉を取って丁寧につけてあげましょう。

オムツかぶれは季節を問わず発症しがち。油断せずこまめにパウダーを使い続けることが大切です。

「股ずれ予防」ぽっちゃり赤ちゃんの不快感を軽減!

まだ自分で歩くことのできない赤ちゃんでも股ずれを起こすことがあります。特にぽっちゃりのベビー、肉付きの良い赤ちゃんたちは注意が必要です。

まだ薄くて柔らかな皮膚の赤ちゃん。そのお肌に汗をかいた状態で足や腕をパタパタ動かしたりハイハイをすると、股の間や脇の下などで皮膚同士が擦れ、赤くなって痛みを伴う炎症を起こします。

湿っていないサラサラのお肌は多少こすれ合っても摩擦は起きません。しかし少しでも汗をかいていると皮膚同士がくっつきやすく、擦れる力も大きくなってその負担にお肌が負けてしまうのです。

股ずれ予防でつけたベビーパウダーはこまめに拭き取ることがポイント

股ずれはその名の通り股の間や、オムツの当たる太ももの付け根などに出来やすいです。一日に数回、こまめに汗を拭きとってベビーパウダーをムラなく伸ばしておきます。

股ずれを起こす部分は皮膚同士が擦れるところなので、つけたパウダーもよれやすいのが特徴です。そのためパウダー成分が白っぽいダマになってしわの間などに残ることがあります。

よれたパウダーは湿っており、長時間放っておくと雑菌の繁殖などを誘発しかねません。股ずれ予防でパウダーをつける時には、その都度前回のパウダー残りがないか確認しながらお肌を拭いて使用するようにしましょう。

お肌を清潔に保つことがスキンケアの第一歩

赤ちゃんのお肌トラブルを防ぐための第一歩は「清潔に保つこと」です。ほとんどの皮膚の炎症を引き起こす原因になるのは「湿り気」と「雑菌」。

こまめな拭き取りやシャワーなどで雑菌を洗い流し、その上で湿度対策としてパウダーを使用するのが最も効果的な方法です。

上手にベビーパウダーを取り入れて、あせもやかぶれ知らずのサラすべお肌をキープしてあげましょう!

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