ベビーカーの種類は意外と複雑!選ぶ前に知りたい基礎知識

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2017/10/20

ベビーカーを押しているママ

理想のベビーカーを選ぶためには、事前のリサーチが欠かせません。新米パパママにとっての、重要な仕事だと言えるでしょう。

とはいえ、いざベビーカーのカタログで基本情報をチェックしてみても…「専門用語ばかりでわからない!」なんてケースも多いのが現実。

ベビーカー購入を検討し始めたら、まずは知っておきたい「ベビーカーの種類」について、基礎知識をまとめます。

ベビーカーの種類は大きくわけて「5種類」

ベビーカーの種類は、大きくわけて5種類です。理想のベビーカーを見つけるため、まずはこの5種類の名前を頭に入れておきましょう。

5つの種類は以下のとおりです。

  1. A型ベビーカー
  2. B型ベビーカー
  3. AB型ベビーカー
  4. 海外ブランドベビーカー
  5. バギー

それぞれの特徴と見分け方を解説します。

【A型ベビーカー】生後1ヶ月から使用可能

比較的早い段階から使えるのが、A型ベビーカーの特徴です。ベッドのようにリクライニングできるので、首や腰が据わる前の赤ちゃんでも使用可能。

非常に人気が高く、「ベビーカーといえばコレ!」というイメージを抱く方も多いことでしょう。

大きく重い製品も多いなど、デメリットもありますが、低月齢から使えるよう、安全性への配慮は抜群!赤ちゃんの「初めての一台」にピッタリの種類です。

【B型ベビーカー】生後7か月ごろから使用可能

A型よりも簡易的なベビーカーがB型ベビーカーの特徴です。リクライニング角度は限定的で、A型のようにフラットにはなりません。

生後7か月ごろ、腰が据わった赤ちゃんが、お座りして使うことを想定されています。

軽量で本体サイズもコンパクトなので、ママ一人のお出かけや買い物中も手軽に持ち運びができます。また価格面でも、A型ベビーカーよりも安いものが多いです。

1歳前後になると、A型からより軽量なB型へと買い替える方も多数です。

【AB型ベビーカー】両者のメリットを併せ持ちます

A型ベビーカーとB型ベビーカー、両方の良いところを組み合わせたのがAB型ベビーカーです。

ベッドのようにして使うことも、座って使うことも可能で、A型よりも長く使える製品も多数あります。

とはいえA型ベビーカーの改良が進むにつれて、AB兼用との差が小さくなっているのも事実です。新しいモデルでベビーカーを探すなら、A型=AB型と考えて良いでしょう。

【海外製品】デザイン性の高さでセレブにも人気!

海外ブランドから発売されているベビーカーで、ストローラーや三輪バギーなど、個性的なデザインで注目を集めています。

海外の厳しい安全基準をクリアしていることや、タイヤが大きくて走行性や安定感が優れていることをメリットとして、海外物を希望する方も増えています。

ただし日本製品と比較して、重くて大きい製品が多いのも事実です。また、日本国内でまだ人気が出ていない製品の場合、取扱店舗が少ないというデメリットもあります。

【バギー】軽くて移動性は抜群!

B型ベビーカーよりもさらにコンパクトで、移動性に優れているのがバギーです。価格が安く、軽くて使いやすいことから人気のタイプ。

たたむと非常にコンパクトになるので、公共交通機関での移動にもピッタリ。使う場所を選びません。子どもがある程度大きくなってきてからのお出かけにも、重宝しますよ。

それぞれのメリット・デメリット一覧表

種類 メリット デメリット
A型 生後1ヶ月から使用可能。
ほぼフルフラットになるので、
眠ったときも安心。
価格が高い。
使用期間が短い。
大きくて重い。
B型 軽くてコンパクト。
移動性に優れている。
3歳ごろまでと長く使える。
価格が安い。
使用は腰がすわってから。
リクライニングは限定的。
AB型 早い時期から使える。
A型よりも長く使える製品が多い。
A型よりも頑丈性で劣る。
A型との差が少なくなっている。
海外製品 デザイン性が高い。
目立つ。
頑丈に作られている。
価格が高い。
大きくて重い。
販売店が限定される。
バギー B型よりもさらに軽い。
移動性に優れている。
低価格。
頑丈さでは他に劣る。
長時間の使用には向かない。
それぞれのメリット・デメリットを比較すれば、一目瞭然!気になるベビーカーを見つけたら、まずはその種類をチェックしてみて。

自分たちの用途に合っているかどうか、ポイントごとに簡単に確認できます。

▼ベビーカーの選び方についてはコチラも参考にしてみて!

▼ベビーカーとバギーの違いについてはコチラも参考にしてみて!

ベビーカーの「特徴」で分けられる種類もあり!

同じ「A型ベビーカー」「B型ベビーカー」でも、モデルによってさまざまな特徴があります。ベビーカーの種類を大別できるようになったら、次はより詳細な種類に注目してみましょう。

【軽量コンパクトタイプ】バスや電車利用者にオススメ!

軽量コンパクトタイプのベビーカーは、折りたたんだときに片手で持ち運べるほどコンパクトになり、さらに持ち上げても軽いタイプを指しています。

A型ベビーカーは安定性や衝撃吸収性に優れている点が魅力です。しかし一方で、「重くて運ぶのが大変」というデメリットから、購入を見送る方も多くいます。

A型ベビーカーの中でも軽量コンパクトタイプを選べば、移動も楽に行えます。普段からバスや電車を利用する機会が多いなら、ぜひチェックしてみてください。

【対面式】常に赤ちゃんの様子を確認したいママにオススメ!

赤ちゃんの様子を見ながら前に進めるのが、対面式のベビーカーです。ハンドルを切り替えることで、赤ちゃんの向きを自由に変えられます。

赤ちゃんとママが向き合って進むことで、安心感も抜群!いろいろ話しかけながら散歩するのも良いでしょう。

前方にしか進めないベビーカーの種類を、「背面式」と言います。理想の使い方があるなら、どちらなのか購入前にしっかりとチェックするのがオススメです。

また対面式のベビーカーの中には「対面にすると、ハンドル操作がしづらくなる!」という製品もあります。

実際の店舗で、対面スタイルに切り替えてチェックしてみると良いでしょう。

【マルチタイプ】一台で何役もこなしてくれます!

いくつかのパーツを組み合わせることで、ベビーカーとしてだけではなく、ベビーシートやベビーキャリアー、ベビーチェアとして使うことができる製品もあります。

この種類のベビーカーなら、「車で眠ってしまった赤ちゃんを、起こさずにそのままベビーカーに移動!」なんてことも、楽々できます。

少々値は張りますが、機能性に優れており、さまざまなスタイルでの移動が見込まれる家族にオススメです。

メーカーで分ける、ベビーカーの種類について

ベビーカーのメーカーは非常に多く、それぞれで異なる特徴を持った製品づくりに取り組んでいます。

自分が求めるベビーカーは、どのメーカーの特徴に当てはまっているのかチェックすることで、理想の一台を見つけやすくなるでしょう。メーカーごとの特徴を紹介します。

アップリカ

日本の国内メーカーの中で、もっとも人気のあるメーカーがアップリカです。「軽さ」や「操作性」にこだわっており、使い勝手の良さがママたちの心をつかんでいます。

コンパクトタイプから両対面タイプ、海外製品のような三輪製品、双子用ベビーカーなど、種類が豊富なのも魅力的!

国内ものを中心にベビーカー選びをするママパパにとって、一度はチェックしておきたいメーカーです。

ラクーナデュアル
オート4輪タイプに、対面でも背面でも折り畳みが可能な、デュアル機能を搭載。ママたちの声から生まれた「キャリートラベルシステム」で、抱っこひもからベビーカーへの乗り換えもスムーズです。

コンビ

アップリカと同じく、国内メーカーとして有名なコンビ。ベビーカー以外にも、数多くのベビー用品を開発・販売しています。

「軽さ」や「持ち運びのしやすさ」にこだわる製品が多く、移動が多いママたちのライフスタイルに合っていると人気です。

メチャカル ハンディ オート4キャス エッグショック HG
とにかく「軽い」ことを最大の売りにしたベビーカーです。その重さは、なんと4.7キロで、オートキャスタイプの中でもかなり軽いタイプとなっています。エッグショックで赤ちゃんを振動から守り、乗り心地も抜群。お出かけも楽しくなるでしょう。

マクラーレン

イギリス生まれのマクラーレン社のベビーカーは、操作性だけではなくデザイン性にも優れた商品として、オシャレに関心の高いママたちから支持されています。

世界50か国以上のママたちに選ばれている、マクラーレンのベビーカー。安全性にも定評があります。

可愛らしい色柄やカッコイイスポーティタイプで、パパもママも楽しく選べます。

クエストスポーツ
生後1ヶ月から使えるタイプのベビーカーでありながら、まるでB型のようなスタイリッシュさが魅力です。大容量のカゴがベビーカー下部に備え付けられており、荷物も一緒にスマートに運べます。

グレコ

こちらも海外ブランドで、アメリカで特に人気のベビーカーです。アップリカとの連携が強く、日本人向けに改良されているので使い勝手も抜群です。

アップリカと同様に、キャリートラベルシステムを採用したモデルが人気。可愛らしいコラボモデルもたびたび発売され、注目を集めています。

シティライト R
生後1ヶ月から使える、両対面式のベビーカーでキャリートラベルシステムにも対応。操作性も良く、華やかでポップなデザインも注目を集めています。

まずは自分たちのライフスタイルに合う種類を見極めてみて!

自分たちにピッタリのベビーカーを見つけるためには、まず「ベビーカーをどんな風に使いたいのか」をしっかりと考える必要があります。

赤ちゃんの月齢、そして普段の移動シーンも思い浮かべてみてください。

「近所の散歩で使うベビーカーが欲しい!」という場合には、サイズが大きくても安定性の高いA型を選ぶのがオススメ。

ある程度大きくなってきて、移動の補助として使う場合は、重量が小さく対象年齢が長いB型やバギーが良いでしょう。

どんな種類があるのかを知れば、「自分たちにピッタリのスタイル」も見えてくるはず!焦らずじっくり検討してみてください。

▼ベビーカー周辺お役立ちグッズについてはコチラも参考にしてみて!

みんなのコメント
  • ジュさん

    バギーもストローラーも英語で乳母車という意味で、バギーはコンパクトタイプ、ストローラーは大きめのタイプとかで分かれていません。カタカナ英語で日本ではそういう意味になっているのでしょうか?

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