子どものためになる習い事って?習い事の効果をもっと上げるコツ

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習いたい、習わせたい習い事トップ5に例年入る「幼児教室」。

0歳から入学前までに生活力や人前力を身につけておきたい、また小学校受験に向けて準備をしたいというニーズが増加し、教室の数も増えていきました。

では数ある幼児教室の中から選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?

幼児教室に行くメリット

まず、家庭学習と幼児教育の違いはなんでしょう。幼児教室とは先取り教育だけがメリットではありません。幼児教室に参加するメリットをまとめてみました。

プロの指導法を知る

幼い子供に物事を教えるには親で十分かもしれません。

ただ、やはり餅は餅屋。プロの指導法でしか得られないテクニックもあります。

指導内容はもちろんですが、幼い子供にどう伝えたらわかりやすいかなど、母親としても学べる事が沢山あります。

また、家庭学習では環境が変わらない事から気分の切り替えがききにくく、だらだらしてしまったり、親も指導に熱が入るあまり感情的になってしまうこともあります。

プロにお願いする事で、先生の役割ではなく、親としての役割に専念できるメリットがあります。

幼児教室に限らず、ピアノや水泳など、プロの技術を学ぶだけでなく、先生や先輩など憧れや目標となる人に出会えるのもお稽古の良いところと言えるでしょう。

人と接する機会が増える

幼児教室の先生や同じクラスのお友達はもちろん、教室に行くまでに電車の駅員さんなど、沢山の人との出会いが生まれます。

新たな出会いは子供にとって新鮮かつ良い刺激となります。しつけや人前力を磨くには経験に勝るものはありません。

これからの時代、コミュニケーション能力の高い人材が求められます。幼い頃から人との交流を習慣化させることは将来的に大きな財産になるでしょう。

相談できる場所を持つ

幼児教室の先生には色んな事が相談できます。育児の悩みはもちろん、これからの進路や進学塾の選び方など、子供の性格にあわせたアドバイスをしてくれます。

また、幼児教室でできたママ友も頼りになるアドバイザーです。ママ友情報網を互いに共有できることで、勉強だけでなく、他の習い事や病院など様々な情報を手に入れる事もできます。

近所や幼稚園など身近な人には相談しにくい事も少し離れたお稽古場なら話しやすい事もあります。

まずはリストアップ

数ある幼児教室ですが、カリキュラムなど教室によって特色は異なります。

どこの教室もしっかり練られた素晴らしい授業内容です。教室を選ぶ時はまずは通える範囲の教室を全て書き出すところから始めましょう。

住んでいる場所からの距離

自宅から何分で行く事ができるか。交通手段は徒歩か、自転車か、電車か、車か…など子供に負担がかからない手段と時間を考慮しましょう。

幼児教室の授業終了時間が遅い場合、特に冬場は暗くなるのが早く、徒歩や自転車は特に安心安全とは言えません。

もし車で通塾するなら駐車場が完備されているかも重要なポイントです。

通う幼稚園からの距離と授業開始時間

幼稚園から直接幼児教室に向かうことになるかもしれません。

その場合は幼稚園からどのくらいの距離と時間かを調べておく必要もあります。

授業開始時間が間に合わないようであれば、他の幼児教室を検討するか、幼稚園に早退が可能か相談をしておきましょう。

小学校受験する学校への進学率

もし小学校受験を検討されているなら、その幼児教室の進学率を事前に調べておきましょう。

幼児教室もその地区によって得意な学校、そうでない学校があります。

幼児教室と私立の小学校はつながりを持っています。希望の小学校があればそこにどのくらい進学をしているかなどを聞いておくと良いでしょう。

体験授業は積極的に参加しよう

リストアップ後、ホームページでカリキュラムや月謝をチェックして、気になるところがあったら体験授業の予約をとりましょう。参加した時のチェックポイントをご紹介します。

建物や教室内の雰囲気(トイレや掲示物などもチェック)

建物が清潔で安全か、教室の冷暖房や換気など、子供達が気持ちよく、そこで授業に集中できる環境かを確認します。

トイレは清潔かだけでなく、子供達が使用しやすいような配慮がされているかが肝心です。

トイレの正しい使用方法などポップが掲示されていたりしているとしつけなどにも親切に指導してくれるいう事がわかります。

また、掲示物がみやすく、キレイに貼れているかなどもチェックです。掲示物に季節感が演出されているかどうかも大切です。

そして、建物周辺の環境も確認しておきましょう。

駅からの距離や周辺に娯楽施設(パチンコ屋etc)などがないか、車の往来は安全かなども必ず見ておきましょう。

先生の人数、雰囲気

1クラスに先生が何人はいるのか、それに対して子供は何人なのか聞いておきましょう。

また、先生同士の関係性も大切です。初見ではなかなかわかりませんが、先生同士の会話などを見聞きしておくと、なんとなく感じれるものはあるはずです。

他の子供、親の雰囲気

途中入会の場合は特に気にかけたい事です。授業の進行レベルもそうですが、我が子が入りやすい空気感か知っておきたいですね。

母子同室なら体験でクラスの雰囲気はよくわります。母子分離の場合は、同じクラスの保護者の方に少し時間を頂いて、色々話しを聞かせてもらい、雰囲気をリサーチしましょう。

教室の大きさ、照明など

クラスの人数に対して教室は狭くないか、照明は暗くないかなどもチェックしましょう。教室の中で運動もたくさん行います。

しっかりスペースが取れている教室が理想的です。

始め時よりむずかしい辞め時

習い事を始めると次に困るのが辞め時。簡単に辞めさせると「やめ癖」がつくのでは…と思い、本人のやる気もイマイチながら辞める機会を探しつつ続けているという人が以外に多いです。

これにも様々な考え方があります。

「合わないと思ったら、スパッと辞めてどんどん新しい事にチャレンジさせ、本当に相性の良いモノを選ぶ。そうしないとお金と時間が無駄になる。」という考え方もあります。

どれが正解というのはありません。それぞれの家庭の教育方針によって異なる事なので、絶対はないのです。

ただ、始める前に、家族みんなで目標を決めてから始めた方が良いでしょう。

  • 「ここまでは絶対にできるようになる!」
  • 「卒園までは続ける!」

など、どんな事でもかまわないので、短期ゴール、中期ゴール、長期ゴールの設定をしてからトライしてみましょう。

「あまり我が子には向いていないな…」と感じたら、短期ゴールの設定をクリア次第、辞めて次の事にトライする、など達成感だけは味合わせてあげることが大切です。

これから身につけたいチカラ

2020 年に学習指導要領が改訂され、従来の詰め込み型学習から思考力とコミュニケーション力を問われる時代がやってきます。これから子供達に必要な能力とはなんでしょう?

ひらめきのタイミング

「そうだ!」「わかった!」と思考が開ける瞬間の清々しさを大切にしましょう。ひらめきは意欲を生み、そして高めてくれます。

脳に刺激を与え続け、マンネリ化をさせない事は教育には欠かせない事です。

勉強だけに限らず、遊びやキャンプなど五感を通じて得たひらめきは忘れられる事無く経験値として残っていきます。

そしてひらめいた事を周りの人と共有するのが次のステップとなります。

考える力を養う

今の新社会人達を教育する際、上司が頭を悩ませることのひとつ、それは「指示待ち人間」です。何かしら指示を与えないと行動に移せない人が増えてきています。

周りを観察し、次に何をすればいいのか「考える」ことができないのです。

これから必要なのは「思考力」。これからは思考力や探究心を育てるカリキュラムに力を入れている幼児教室がおすすめです。

協力することの大切さ

協力する事が大切なのは昔から言われている事です。

ただ、これからはグローバル社会で協力していく能力が必要なのです。色んな国の人と互いの文化を理解しあい、その上で恊働していくスキルが求められます。

そのためには好奇心と行動力も重要です。ちいさな子供は好奇心がいっぱいです。その芽を大切に育てて、どんどん伸ばせる環境を大人が準備をしてあげましょう。

家庭学習ではどんなことができるか

幼児教室にお任せするだけでなく、家庭での取り組みも重要です。家庭でできる事はたくさんありますが、ここでは特に取り入れたい事を3つご紹介します。

書く事よりも読み聞かせ

小学校入学前になると、字の練習を始める家庭が多いですね。そこで我が子だけが書けないと少なからず不安な気持ちになるのではないでしょうか。

しかし、この時期は書く事よりも読み聞かせをしてあげる事が大切です。

字が読めるからといって、本を与えて一人で読ませるよりも、親が読んであげる事が重要なのです。

そして本も、親の与えたい内容を選ばず、子供が読んでみたいと思った本を読んであげるようにしましょう。

季節の移ろいを感じる行事を大切に

日本には美しい四季があります。そしてそれを感じられる様々な行事があります。特に大それた事をする必要はありません。

春なら小さなお弁当を持って桜を見に行ったり、夏はひまわり畑まで足を運んでみたりするだけで十分です。

クリスマスやハロウィンの飾り付けも100円均一などを利用すれば手軽に揃える事もできます。行事ごとは植物や旬な食べ物など学ぶ事がたくさんあります。

そして五感を通じて学ぶ事によりどんどん吸収する事ができます。

小学校受験でも季節の問題を出す学校が増えています。季節の花を飾り、その季節の歌を歌ってみませんか?

沢山歩く

最近問題視されるのが、子供の体力低下。直ぐに疲れたり、体調を壊す子供が多いと幼稚園の先生達が話しているのをよく耳にします。

小学校受験でも子供の体力や筋力を見るような運動テストを取り入れている学校も多いです。幼児教室でやるだけでは十分とは言えません。

お稽古ではやり方を学び、お家に帰って復習をする。そして、幼児教室ではできない持久力をつけるべく、散歩に出かけましょう。

季節を感じられるような森林公園などをゆっくり、できるだけ長く歩きます。

マット運動や跳び箱などの運動ももちろん大切ですが、正しい姿勢でしっかりと歩き、体の軸を鍛えることもそれ以上に重要なのです。

家庭、幼児教室、幼稚園…みんなで子育て

いかがでしたか?たくさんある幼児教室選びですが、何よりも「相性」が大切ではないでしょうか。

子供はもちろん、大人も気持ちよく通える教室がきっと見つかるはずです。時間が許す限りじっくりと選びたいですね。

そして、家庭や幼稚園、幼児教室それぞれに役割があります。

一人で抱え込んだり、学校にまるなげにしたりするのではなく、互いに協力しあい、多くの大人の目で成長を見守りたいですね。

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