ごっこ遊びの種類や効果は?親の関わり方も要チェック!

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2017/11/06

ごっご遊びを楽しんでいる子供

子供達が好きな遊びの一つに「ごっこ遊び」があります。ママやパパも子供に役割を与えられて遊ぼうと言われることも多いですよね。

ごっこ遊びは一見ただの見立て遊びと感じますが、実は社会性を育んだり、言葉の発達を高めていくといった成長に欠かせない遊びでもあります。

ごっこ遊びと子供の成長、そしてごっこ遊びの種類を紹介します。さらにごっこ遊びに親がどのようにかかわっていけばよいのかということも説明します。

ごっこ遊びは3歳くらいから始まります

子供の遊びというのは成長段階によって変化していきます。生後2カ月くらいから感覚機能を使う遊びが始まり、絵本やテレビなどを見て聞くという受容遊びが始まるのが1歳くらいです。

前段階として始まるのが見立て遊び

ごっこ遊びの前段階として始まるのが、見立て遊びと呼ばれるものです。2歳くらいの子供は積み木を車に見立てて遊びはじめます。

この頃から徐々に一人遊びから他の子供とのやりとりをする遊びも始まってきます。この段階にくるとそろそろごっこ遊びが始まる時期ということが出来ます。

ごっこ遊びは一人では成立せず、遊び相手を必要としてきます。だいたい3歳くらいがお友達と一緒に遊ぶことが出来るようになる年齢になってきます。

そのため、目安としては3歳くらいがごっこ遊びが始まるころと言えます。

子供の成長にごっこ遊びはとっても大切

ごっこ遊びが始まると、どうしても身近な存在であるパパやママともごっこ遊びを子供はやりたがるようになります。

大人の立場からするとちょっと面倒と感じるかもしれませんが、実はごっこ遊びは子供の成長には欠かせない遊びになっていますので、ぜひ一緒に遊んであげるようにしましょう。

ではごっこ遊びはどのような点で成長に大切な存在かを紹介します。

  • 役になりきるための想像力を養う
  • 周りを観察し覚える記憶力を高める
  • 人との関わり合いを持つことで社会性を育む
  • 言葉のやり取りをすることで言語能力が身に付く
  • 自分の思いを伝えることができるようになる
  • 他の人の気持ちを受け止めて合わせることができるようになる

驚くほどさまざまな点の成長につながることが分かってきます。具体的にはどのような効果なのでしょうか。

役になりきるための想像力を養う

ごっこ遊びをするためには、その役割を想像し、その役割になりきることが必要になります。

その役割を演じるためにはどうしたらいいのか、という想像を子供たちは膨らませそれをどうしたら実現できるかを考えます。

周りを観察し覚える記憶力を高める

子供は身の回りのことからまずはごっこ遊びにつなげていきます。これは日ごろ経験していることを観察し、覚え、それを記憶して役になりきる必要があるためです。

おままごとならママの動きやパパの動きなどをよく観察し、覚えていきます。そのため普段見るテレビ番組や、出かけた先で見かけた人などによっても影響を受けてきます。

ごっこ遊びを通じて、普段は感じない自分の癖などが、子供によって再現されることも多くありますよ。

人との関わり合いを持つことで社会性を育む

一人ではできないごっこ遊びは、人と関わり合いを持つことになります。他者とのかかわりを持つことで、社会性というものも育むことが出来るようになります。

自分の思い通りにはならないことや、人を思いやる気持ちなども育てていくことができるようになってきます。

言葉のやり取りをすることで言語能力が身に付く

人とかかわりあうことで、子供は自然と言葉のやり取りを行うことになります。自然と言語能力も身に着けていくことが出来ます。

お友達とごっこ遊びを行うことで、さまざまな言葉を覚え、そして自分の言葉として使うことが出来るようになってきます。

良い言葉だけではなく、悪い言葉も覚えていくことにはなりますが、言語能力を高めていくためには非常に言葉のやり取りをしていくことは重要です。

自分の思いを伝えることができるようになる

相手の一方的な押し付けではなく、自分がどのように思っているのか、どうしたいのかということを、伝えることができるようになってきます。

今まではふとした仕草やちょっとした表情の変化で、大人が気が付いてあげる必要があったことも、自分から主体的に伝えはじめます。

他の人の気持ちを受け止めて合わせることができるようになる

相手がいるごっこ遊びでは、自分の考えだけでは行うことが出来ません。一緒に遊ぶ人の気持ちをしっかりと受け止めて、時にはその気持ちに合わせていく必要も出てきます。

自分の気持ちに合わせてもらうことが多い年代から、徐々に他者を思いやる気持ちなどを育んでいくことが出来ます。

子供が大好きなごっこ遊びの種類

  • おままごと
  • 戦いごっこ
  • お医者さんごっこ
  • 電車ごっこ
  • お姫様ごっこ

さまざまなごっこ遊びがありますが、ごっこ遊びによってさまざまな効果を得ることが出来ます。

思った以上に成長に関わり合いがある遊びなどもありますので、ぜひいろいろなごっこ遊びを体験させてあげてください。

ごっこ遊びの基本になる「おままごと」

大好きなパパやママの日ごろの様子などを上手に真似して遊ぶおままごとはごっこ遊びの基本です。

パパやママのようになりたい、という思いがおままごとを行う一つの理由になるため、男の子もおままごとは大好きです。

▼おままごと遊びについてはコチラも参考にしてみて!

乱暴なだけではない「戦いごっこ」

ママたちの中には乱暴で困ると思われがちな戦いごっこも、実はあこがれのヒーローになった気持ちに子供はなっています。

ただ戦うだけではなく、ヒーローは大切な人を守ることも教えてくれるます。このような部分も真似ることもある、実は大切な遊びの一つです。

▼戦いごっこについてはコチラも参考にしてみて!

▼戦隊ものが子供に与える影響についてはコチラも参考にしてみて!

「お医者さんごっこ」は知育にもつながる

お医者さん嫌いの子供が、お医者さんを怖がらなくなる効果や、身体の仕組みなどについても知るきっかけにしていくことが出来るのが、お医者さんごっこです。

男の子と女の子の違いなどが、少しずつ分かるようになるころから始める子どもが多くなっています。

▼お医者さんごっこについてはコチラも参考にしてみて!

協調性や想像力も高まる「電車ごっこ」

ただロープを輪にして電車に見立てる遊びと思いがちですが、そこにはロープが電車となるといった想像力もフル活動させています。

一緒に歩く人の歩調に合わせて歩くことや、それぞれの役割を演じることなど、電車ごっこから子供達が得られることは、実はとても多くなっています。

▼電車ごっこについてはコチラも参考にしてみて!

女性らしさを育む「お姫様ごっこ」

最近では大人でもお姫様ごっこを楽しむ。という人も増えています。その理由の一つとして、お姫様ごっこをすることで育まれる女性らしさに秘密があります。

沢山お姫様ごっこをした人ほど、自己肯定感が高く自信を持っている女性が多いとも言われています。女の子のお姫様ごっこは、自信をもって生きていくことにつながる遊びです。

▼お姫様ごっこについてはコチラも参考にしてみて!

ごっこ遊びには親のサポートも必要!おすすめしたい関わり方

子供がごっこ遊びに夢中になることが出来るように、親はどのようにサポートしていくことが必要なのでしょうか?

親ができるサポートや関わり合い方についてみていきましょう。

  • 子供の想像を壊さないようにする
  • 遊びのための空間づくりや環境づくりをしてあげる
  • 一緒になって遊ぶことを楽しむようにすること

子供がごっこ遊びの世界に入り込めるようにしてあげることがとても重要になってきます。

子供の想像を壊さないようにする

子供とは違い親は家事もありますし、仕事もあります。なかなかずっとごっこ遊びに付き合ってあげられない事情もあります。

そのような時に、急に子供を現実世界に引き戻してしまうことは避けるようにします。

例えば、おままごとをしていた時に、そろそろ夜ご飯の支度をしなければならない時。

「ママ、そろそろご飯の用意しないといけないからおしまいね」
と言ってしまうと子供の世界観はそこで切られてしまいます。

ですが、
「ママのキッチンの様子も見てこようかしら?あとはよろしくね~」

というように世界観を壊さないようにすることで、子供はおままごとの続きを一人でできるようになります。

ごっこ遊びを終わらせてもらいたいときも「おしまいね」と突然世界観を終わらせてしまうのは避けます。

例えば戦いごっこをしているのであれば「ヒーローもそろそろ休憩をしないといけないね、次の戦いまでお休みしようか」というように、ヒーロー気分のままでいさせてあげることも大切です。

遊びのための空間づくりや環境づくりをしてあげる

ごっこ遊びはある程度、おもちゃや道具が必要になる事が多くなります。そのごっこ遊びの世界観に没頭できるよう環境づくりも必要になります。

お店で購入することもよいのですが、どのようなものが必要なのかを子供と一緒に考えて、手作りしていくこともお勧めです。

お姫様ごっこをするためのアクセサリーも作ることが出来ますし、おままごとキッチンなども手作りする方もいますよ。

▼おすすめのおままごとキッチンについてはコチラも参考にしてみて!

▼ダンボール電車の作り方についてはコチラも参考にしてみて!

一緒になって遊ぶことを楽しむようにすること

子供はお友達とごっこ遊びをするのが大好きです。ですが、それと同じくらいママやパパとごっこ遊びをすることが大好きです。

ちょっと面倒と思うこともありますが、時には一緒になってごっこ遊びを楽しみ、その世界観に没頭してみてください。

子供にとっては、大好きなママやパパが、自分と同じ世界観を共有してくれる。ということがとても楽しいことになります。また自信にもつながっていきます。

自信を持つことで自己肯定感を高めていけます。

沢山の経験がごっこ遊びをさらに広げることになります

ごっこ遊びをするためには、子供が実際に経験を重ねる必要があります。さまざまなごっこ遊びを体験するためにも、ぜひ沢山の経験を子供にさせてあげることが必要です。

環境づくりのために、ある程度道具を揃えてあげたり、一緒に道具を作ってみることも子供がとても喜んでくれますよ。

身近にある材料でも道具を作ることが出来ますので、ぜひ子どもと一緒に楽しんでごっこ遊びのための道具作りもしてみてくださいね。

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