赤ちゃんの長引く鼻水…風邪症状と似ている「アレルギー性鼻炎」かも!

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2015/03/24

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ママからもらった免疫が切れてくると、今まで風邪一つ引かなかった赤ちゃんが突然熱を出したりもして…。

熱を出している我が子を見ると何ともかわいそうで、胸が締め付けられるものです。

そんなわけで、熱が出るととにかく心配で早々に病院へ連れて行くのと比べて、鼻水だけだとなかなか病院に足が向かないことも多いのが現実。

病院へ行かず、何となく様子を見ているうちに「もう2週間近くも鼻水が出ている」と気がつくことも…。

風邪が原因による鼻水や鼻づまりは、ほとんどの場合長くても1週間程度で治ると言われており、それ以上長引いている場合は、他の原因も考えてみる必要があります。

アレルギー鼻炎の可能性

我が家の2人目は冬生まれ。1歳を過ぎた頃、周りからもらってしまった風邪で鼻水が出始めました。

同時期に上の子も軽い風邪を引いていたのですが、病院にかかるほどの症状は見られなかったので、2人とも普段通りの生活をしていました。

そんな中、上の子はいつの間にか治ってしまっているにもかかわらず、下の子の鼻がいつになってもすっきりしません。

一時期、「少しマシになったかな?」と感じたときもあったので、風邪もそろそろ治っていてもおかしくないはずなのに、また違う風邪を引いてしまったのでしょうか?

そんなことを考えながら、小児科を受診してみると、「お母さん、この子アレルギー性鼻炎じゃないですか?」と初めて言われたのです。

私自身は、子供の頃からアレルギーで悩んだ記憶もなく、血液検査をしても陽性反応を示すアレルゲンは見当たりません。

「現代人じゃないんじゃないの?」と冗談で言われるくらい花粉にも全く反応しないのです。

そのためか、私の頭の中に「アレルギー」という言葉はそれまでありませんでした。

でもよく考えてみると主人はアレルギー体質。毎年花粉症にも悩まされ、「小さい頃は鼻炎にもよくなっていた。」と言っていたのを聞いた覚えが…。

子供もその体質を少なからず受け継いでいたのでしょう。血液検査行った結果、軽度のアレルギー体質であることが分かりました。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎は、アレルギー体質の人が、アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲン(抗原)に触れることで起こります。

体の中に入ったアレルゲンに対し、それを異物と見なしてやっつけようとする免疫の働きによって鼻の粘膜や神経などが刺激された結果、症状として現れます。

アレルギー性鼻炎には主に、通年性のものと季節性のものがあります。

・通年性アレルギー性鼻炎
アレルゲン・・・室内のホコリやダニ、動物の毛など。(一度発症すると、季節を問わず症状が現れる。)

・季節性アレルギー性鼻炎
アレルゲン・・・スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉。一般的に花粉症と呼ばれているものです。(スギやヒノキは春、ブタクサは秋。 花粉が多く飛ぶ時期に発症 する。)

鼻水の特徴

小さな子供の場合、自分で的確に症状を訴えることもできませんし、症状自体も風邪とよく似ているのでなかなか見分けにくいアレルギー性鼻炎ですが、

風邪の鼻水はややドロッとしているのに対して、アレルギー性鼻炎の場合は透明で水のような鼻水です。

ただしどちらの場合でも、 長引くと中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)などの心配が出てきますので、早めの対応が望まれます。

特に、発熱や痛みなどで気づきやすい急性中耳炎と違い、 滲出性中耳炎は自覚症状があまりなく気づきにくいので、より一層注意が必要です。 気になる時はぜひ耳鼻科を受診してくださいね。

みんなのコメント
  • まぁさん

    9ヶ月を持つ母親です。

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