地震などの災害時に!避難袋に必要な赤ちゃんの防災グッズ

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2016/04/21

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日本は自然災害の多い国です。火山も多いですし、地震もまた小さなものなら毎日何処かで揺れている、というくらいありふれています。

関東大震災のあった9月1日を「防災の日」として全国の学校などで避難訓練が行われているのもこうした自然災害への関心の高さが現れていますね。

最近ですと、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などが挙げられます。

防災の備えは日頃から!ということでご家庭でも防災グッズなどを準備していることと思います。

でも赤ちゃんがいる家庭では具体的にどんなものがどれ位必要なの?と悩んでいるママも多いと思います。

赤ちゃんがいる家庭の非常袋に何をどれ位詰めておけばいいのかについて、考えていきましょう。

赤ちゃんの防災グッズで絶対に用意しておいてほしいもの

防災グッズを用意する時「この荷物で何日過ごせるか」ということを念頭に準備されると思います。

ただ、まずは逃げることが先決です。特に赤ちゃんは一人で走って逃げることができませんから赤ちゃんを抱えて荷物を持てるように非難袋を準備をすることが大事です。

絶対に必要な避難グッズは何なのでしょうか?

オムツ、服は3日分程度の準備が必要!

防災グッズの中身は3日分程度を用意するのがベストと言われています。赤ちゃんの紙オムツ、着替えについてもやはり3日分を目安に用意しましょう。

オムツやおしりふき

オムツは1日20枚として60枚くらいあればちょっとお腹の調子が悪くなっても安心でしょう。オムツにつきもののおしりふきは体を拭いたりママさんの手を拭いたりと色々使える優秀アイテムでとても便利グッズです。

一度封を開けるとどんなに綺麗にフタを貼り直しても乾燥しやすいので、未開封の物を1つか2つ防災袋に入れておくようにしましょう。

オムツを捨てるためのビニール袋も忘れずに用意しましょう。ビニール袋は色々なシーンで使えますから多めに入れておいても損はないですよ。

衣服

服は前開きの物や凝ったデザインではなくシンプルなものなど着せ替えやすい物の方が何かあった時に手早く着替えができて便利です。

3日分を持って動くのはなかなか大変ですから荷物を軽くしたいなら服は一式、肌着は数枚というのもいいですね。暑過ぎ、寒過ぎといった温度差は肌着で調節することで快適に過ごすことができます。

靴下

厚手の物を入れておくとルームシューズがわりになります。寒い時期はおくるみが必須。赤ちゃんは体温調節がまだまだ上手くできないので保温はとっても大切です。

ミルクや哺乳瓶、離乳食などの食事は?

ミルクや離乳食も3日分程度を用意するのが基本。完全母乳で育てているママさんも、災害時にはショックやストレスで母乳が出なくなってしまうことがあるのでミルクを用意しておくと安心ですよ。

ミルク

缶のミルクを小分けにして準備しておくのもいいですが、封を切ってしまったミルクは保存状態が心配なので、お出かけ時に使える分包タイプがオススメです。

特におすすめなのが、キューブタイプのミルクです。お湯がなくても

割高で勿体無い気がしますが、お出かけの時にそこから持ち出して補充するようにしておけば無駄もないですね。

特にキューブタイプは溶けがよく扱いやすいです。

哺乳瓶

哺乳瓶は使い捨てタイプか落としても割れにくいプラスチック製がいいですね。消毒が難しいことを考えると使い捨てタイプがオススメです。

食事

離乳食時期の赤ちゃんは家族の分から取り分けて与えることが可能ですから、ベビー用としての食料はそれほど量を用意する必要はないでしょう。

大人用の普段の備蓄品(カップラーメンや缶詰など)を日頃から3日分は確保しておくようにしておくといいですね。

ベビーフードを用意するのであれば、食べた後もフタをして入れ物にしたり、そのまま器のかわりにできる瓶タイプの物がオススメ。スプーンも忘れずに用意しましょうね。

飲料水

飲料水はミルク用で使ったり、直接飲む以外にも何かと役に立つのでしっかり3日分用意するのが望ましいです。

しかしかさばるし重いのが悩ましいところ。持ち歩くのに無理のない量を用意しましょう。

抱っこ紐は必須!

万が一の時、慌てて赤ちゃんをそのまま抱き上げて逃げてしまいそうですが荷物を持って避難所まで走ることを考えると抱っこ紐は必須。

何の用意もなく腕で抱えて逃げるのと抱っこ紐で体に固定して逃げるのとでは行動に雲泥の差がでます。その場で抱っこ紐に入れる余裕はなくても必ず引っ掴んで逃げましょう。

ちなみに抱っこ紐はある程度大きくなってからも使えるので特にお子さんが2人以上いるご家庭では小学校に上がるくらいまでは防災グッズと一緒に置いておくといいですよ。

バッグは軽いものを

防災バッグは大容量で軽いものがいいでしょう。持ち出し用の専用リュックタイプや家にあるリュックでもいいですし、ショルダー型でもいいですが両手が使えるデザインのものが何かと便利です。

ただ大容量のものはいくらでも詰め込めてしまうため、持って行きたい持ち物をあれこれ詰め込みすぎて、いざという時に重くて持ち上がらない…という懸念もあります。

用意をしたら持って逃げられるかどうか、一度は赤ちゃんをおんぶしてバックを持ち上げてみましょう。

あると便利な赤ちゃんグッズも準備しておこう

防災グッズの基本は食事と衣服ですが赤ちゃんや小さい子供にはその他にも「快適に過ごすためのもの」「身を守るためのもの」も必要になってきます。

さてどんなものがあるのでしょうか?

おしゃぶり

避難所での生活は何かと気を遣うもの。赤ちゃんの泣き声や普段は気にならない話し声も時には「もうちょっと静かにして欲しい」と思うことも。

そんな時、口を塞げて精神的な落ち着きを得られるおしゃぶりは強い味方になってくれるかもしれません。

普段おしゃぶりを使っていない赤ちゃんも、避難所で赤ちゃんを泣き止ませる時や寝かしつけの時などに使える方法かもしれないので「買ってはみたものの使ってないのよね」というおしゃぶりがあったら入れておくといいでしょう。

ネームタグ

「もし避難の途中・避難所生活中に赤ちゃんと離れ離れになったら…」なんて考えるだけでも不安ですが、こういった可能性もなきにあらずです。

そうしたことを想定してネームタグを赤ちゃんにつけておくと心強いでしょう。

赤ちゃんの名前と両親の名前、住所と緊急連絡先、赤ちゃんの血液型やアレルギーがわかっているのであればそれも記入しておくことがポイントです。

服につけるのではなく、腕に巻くタイプがいいようです。

保険証・母子手帳

ネームタグ同様、子供を守るものとして保険証と母子手帳も必須です。保険証はコピーでも治療を受けられますからコピーをカバンの中に入れておくといいですね。

母子手帳は小さい赤ちゃんだとまだまだ実生活の中で出番が多いと思いますから避難バッグに入れて置くのは不便と感じるママさんも多いかもしれません。

そんな場合は出生時の異常やアレルギーの有無、持病や手術経験、予防接種の経過などを書いたメモを入れておくといいですよ。

おもちゃ

赤ちゃんをあやすためのおもちゃもあると便利です。大きすぎず音の出ないものがいいですね。

肌触りのいいものは気持ちが落ち着く作用がありますから布絵本やぬいぐるみがいいかもしれません。

タオル・ハンカチは多めに用意を

バスタオルはおくるみや掛け布団の代わり、オムツ替えシートの代わりととても重宝しますから必ず入れておきたい物の一つ。

タオルやハンカチも怪我をした時の包帯代わりやマスクの代わりにと色々使えますから数あるといいでしょう。

新聞紙

新聞は座る時に下に敷く、体に巻きつけて体温の低下を防ぐなどの防寒対策グッズとしてなどいろいろ使えます。

赤ちゃんを直接地面に置くのは気が引ける、という時になど役に立つ時は多いので1日分程度を入れておくといいですね。

物の備えをすることはいざという時の心構えになる!

災害時、自分で動けない赤ちゃんを連れて逃げるのはどんなに防災グッズが整っていても大変なものです。

ですが用意があるのと無いのとではママさんの気持ちも随分違うと思います。赤ちゃんがいるご家庭では尚更不安も大きく、実際に地震を経験したり被災者になってしまったら焦ってしまいます。

是非今一度、ご自宅の防災バッグの中身を確認し、目立つ場所に置いておいてくださいね。

また、我が家のハザードマップも目につく場所に貼っておいたり、ダンゴムシのポーズなどで我が身を守るなどの地震対策や防災対策を常日頃から考えておきましょう。

日頃からのこういった物や心の備えは、いざという時に焦らず行動できる第一歩となるはずです。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    おむつ一日に20枚も使わないと思うけど。ほぼ1パックを災害時に持ち出すのは無理だと思いますけどね。

  • 無記名さんさん

    先の方もおっしゃっているように60枚持ち出すのはちょっと無茶だと思います。
    少ない枚数でやりくりする方法が好まれるのでは?

  • 名無しさん

    使ったことないけど、
    おむつライナーだったら
    そのままおむつをたくさん用意するより経済的かつ
    省スペースかも。と思いついたので今度買ってみようかな。
    ちなみに家は(ふだんの平均的使用数×3)+5で準備してます。
    おむつより哺乳瓶のほうが気になりました。使い捨てもいいけど、1日6回とか使うものを3日分で18こ?かさばる…
    というわけで家は携帯用ミルトンです。

  • 無記名さんさん

    非常袋として持ち出すべきものと、非常時に備えておうちに備蓄しておくべきものがゴッチャになってる印象。
    子供おんぶしたら、リュックなんか背負えないし、用意すべきものはあってるけど、このまま実現は難しそうかな?
    うちは、息子と出掛けるママバッグをそのままひっつかむことに決めました。

  • あーちゃんさん

    双子妊娠中…臨月前に熊本地震に合いました!
    今も弱い揺れが続き怖いですね。前と違い6ヶ月の赤ちゃん二人いるので!
    我が家は、おむつ・着替えなど必要最低限のやつを車に積んでます。
    大丈夫なら車からおむつを出して、また車に補充。ミルク缶・哺乳瓶は玄関前に常に置いてます。

    今まで地震と無縁だったので、被災して本当に必要な物3日分だけを準備。後はなんとかなるですね

  • 無記名さんさん

    一次避難グッズ持ち出し1日分と、避難所から一旦帰宅して取りに帰る分、自宅で過ごす場合の備蓄品、とわけていないのでわかりにくいです。

  • 無記名さんさん

    おもちゃは 電気や電池を使わなくて いいもの。
    運ぶ時に負担にならないもの。

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