出産入院時に大部屋を選択する前にメリット・デメリットをチェック!

コメントを見る0
2017/09/27

出産入院するときの大部屋の病室

総合病院で出産入院すると、申請しない限りは大部屋になります。大部屋に入ると、知らない人と同じ空間で過ごさなければなりません。それがストレスになるという方も多いようです。

でも、出産した時に大部屋ならではのメリットを体験した方もあります。

入院の際に大部屋で過ごす際に、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。それぞれに見て行きましょう。

出産入院するときに大部屋を選ぶメリット3つ

出産入院をするとき、大部屋でよかったという体験談を聞きます。個室に比べるとどのような点がメリットといえるのでしょうか。

人がいることで心強かった

お産で入院するときに、大部屋を選ぶメリットは何と言っても「心強さ」にあります。出産を終えてこれから子育てを始めるママは不安でいっぱいです。

そんな時に、話し相手になってくれる同室ママがいる大部屋は気持ちを楽にしてくれるようです。二人目以降のママが居てくれると初産のママは安心度が違うようですね。

賑やかな空間のほうが好きだというママには、個室より大部屋が好まれるようです。中には入院して友達を作るのが楽しみという方もあります。

大部屋のママ同士は赤ちゃんの月齢も同じ近いですからね。退院後も検診などで顔を合わせる機会が多くなります。

同じ時期に出産を経験したという連帯感のようなものも生まれますので、その後も仲の良いママ友になれたという体験談もあります。

新しい人間関係を築きやすいというのが大部屋で過ごす事の利点です。初産で一人になるのが不安だというママには大部屋は魅力的です。

ママ同士で情報交換が出来る

大部屋の魅力は同室の方とお話が出来ることです。その中でも子育てに関する情報交換が出来るとうれしいですね。

特に、二子目、三子めの出産である先輩ママは、子育てに関する経験が豊富で本人も落ち着いていらっしゃいます。

そんな方が同じ部屋に居てくれると、新米ママは赤ちゃんのお世話について分からないことを質問出来ます。

初めての赤ちゃんを育てるママは、夜中に赤ちゃんが泣きやまなかったりすると、どうしたらいいのか分からなくなりますよね。

そんな時に看護士さんと同様に、子育て経験者のママが居てくれると助かることがあります。看護士さんが忙しくてなかなか来てくれない時に頼りになってくれるかもしれません。

不安に思っていることを相談し合ったり、離離乳食のやり方を聞きあったりできますよね。そういう友達が出来るのが大部屋の大きなメリットでもあります。

費用負担が小部屋よりお得

大部屋にすると、小部屋に比べて費用が掛かりません。小部屋を申請した場合には、大部屋に比べて一日に8000円ほど多く負担しなくてはなりません。

5日ほどの入院ですが、連続でとなると大きな出費になります。その点大部屋だとその心配がありません。

費用の面で余計な負担をしなくてもいい。それが出産入院で大部屋を取ることのメリットの一つでもあります。

出産入院の時に大部屋にするデメリット3つ

メリットがある半面、大部屋に居ることでいろいろなデメリットも考えておかなくてはいけません。出産後は身体が疲労しきってしますから、出来れば快適に入院したいですものね。

では大部屋を経験した方はどのようなデメリットを経験したのでしょうか。以下に見てきましょう。

赤ちゃんの泣き声に気を使った

赤ちゃんは夜昼なく泣き通しのことがあります。深夜だろうと大泣きして、何をしても泣き止んでくれないことも多いのです。

夜中に自分の赤ちゃんが泣いて止まらなくなると、どうしても他の人を起こさないか、眠りを妨げないか心配になってしまいます。

私も大部屋を経験したので、夜中赤ちゃんがどうしても泣きやんでくれない時仕方なくベッドに乗せたまま廊下を歩いてみたりしていました。

これがママにとって一番大きな負担になります。また自分の赤ちゃんだけでなく、よその赤ちゃんが泣いていて夜中に眠れないという辛さもあります。

同室の人と仲良くなれないと辛い

大部屋で一緒になる人たちはみんな初対面です。きさくな人ばかりとは限りません。話が合わない人と何日も同じ部屋で過ごすのは苦痛です。

私の場合は相部屋になった人たちが割と頻繁に入院退院をしていったので、仲良くなるまでに至りませんでした。

むしろ慌ただしくて気が落ち着かなかったなあという記憶が残っています。大部屋だからと言って友人関係にまで発展しない例もある。このことが大部屋のデメリットでもあります。

プライバシーが確保できない

大部屋はそれぞれのベッドがカーテンで仕切られているだけで、トイレや洗面所なども共用です。なかなかプライバシーが確保できません。

着替えも洗顔も人のいるところでしなくてはならないというのは、お互いに気を使います。それだけでストレスになることも。

家族が面会に来てくれても、話し声を小さくしなくてはいけないので気を遣わせてしまって長居出来ないということもあります。

上の子がまだ小さい場合は、ぐずって騒ぎ出すということも考えられます。病棟によっては兄弟の面会そのものを断られることもあります。

私が大部屋に入院したときは、ウイルス感染の問題から小学生以下の子供の面会が出来ず、上の子と長く離れていてさみしい思いをさせました。

授乳する時も人の目を気にしなくてはならないので、簡単に前を広げて、という分けに行きません。授乳ケープが必要な場合もあります。

特に産後は感覚が敏感になっているので、周囲の音が余計に気にかかります。それは他のママで同じこと。何をするにも相部屋の人に気を使わなくてはいけません。

帝王切開をしたママは、麻酔が切れた後の痛みを堪えるのに苦労したというお話を聞きます。大きな声が出せないので精神的に辛かったそうです。

それに自分のために使えるスペースも限られているので、狭い所が苦手がというママは思い切って個室を申請するか、全室個室の病院を探した方がいいでしょう。

大部屋での出産入院は社交的な人におすすめ

大部屋に入院することの良い点は、賑やかでさみしくない、会話しながら情報交換も出来る、ということでした。

でも、人によってはその賑やかさや慌ただしさが苦手という方もあることでしょう。人の目や物音が気になってしまうのが大部屋のデメリットでした。

大部屋に入院することは、実際に出産をするママの性格とも関係するようです。社交的な性格な人ならいいですが、人見知りの方には辛い所です。

出産の後はとにかく疲れています。そんな時に人に気を使い続けていると、なかなか疲れも取れません。

産後をゆったりと過ごしたいという方は、大部屋は避けるべきかもしれませんね。でも費用の面ではお得です。ご家族ともよく相談して、どっちにするのか決めましょう。
みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪