外遊びが子供にもたらす効果と大切な理由。心身共に健康児に!
外遊びの重要性が見直されています。身体能力の低下に加えて、心に不安を抱える子供の存在も見逃せません。
外遊びの減少がすべての原因とは言えませんが、外遊びの効果を見ればその重要性に気付くはず。
身体の成長とともに、脳の成長、心の成長とも密接にかかわっているのが外遊びという経験だからです。
この記事の目次
身体が強くなる
外気に当たると皮膚が強くなり、運動をすれば臓器が強くなります。「すぐに風邪をひいて病院通いが大変。」という子には積極的に外遊びをさせましょう。
風邪をひきにくい身体になる
「インフルエンザにならないよう、外遊びをたくさんしましょう。」と言われることはありませんか。外遊びをたくさんしている子どもは風邪をひきにくいといいます。
厚着をして部屋のなかばかりにいては免疫力が低下してしまいます。逆に、薄着で外を走り回っていれば健康体。
少しくらいの風邪ならば、自身の免疫力でなおしてしまう程です。
肺など臓器を強くする
肺炎を起こしやすい子どもにはスポーツをやらせたり、外遊びの経験を積ませることが症状の緩和につながるとも。
外遊びをすれば必然的に走ったり、何かによじ登ったりと身体を動かす機会が増えます。そういった動作が肺をはじめ、体の臓器を鍛えることにつながるのです。
頭が良くなる
宿題や塾の勉強を優先させる親が多いところ、外遊びが頭の良し悪しに影響すると言ったら驚くでしょうか。
問題集やプリントでのトレーニングは大事ですが、勉強で本当に大事なのは考える力です。創造力を鍛えるには練習問題だけでは不十分。
外遊びで得られる感覚が不可欠です。落ちている葉っぱや棒きれを剣に見立てることや、自分たちで独自のルールをつくることが、創造力を育むのです。
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集中力を鍛える
何かに夢中になれる経験は、幼少期の方が持ちやすいというのが実体験です。視野が広くバランスを重んじる大人に比べて、一点集中型の子どもの特徴かもしれません。
外に転がる“不思議”に触れさせよう
外遊びは、子どもにとって興味の対象が溢れている夢のような場所です。車が走っていることや雲が動いていることは、子どもにとって“不思議”な出来事。
子ども同士のルール遊びから学ぶ
少し大きくなってから他の子ども達と一緒に遊ぶ機会が増えることでしょう。鬼ごっこや缶蹴りなどのルール遊びをするようになります。
ルールの中で、どうやって勝ち抜くかと考えるのもまた、頭の体操です。既存のルールを無視して社会で生きるのは不可能。
ルールを守りながら、どうやってオリジナリティを出していくのかが勝負です。子どものうちから訓練しておけば、安心です。
五感が発達する
ゲームがあってお菓子のある室内は快適かもしれませんが、暑かったり寒かったりする外でその時々の自然を感じながら遊ぶのは貴重な体験です。
外遊びをしている子なら、真夏のセミの声と夏の終わりのセミの声が違うことに気付けるはず。教科書で学ぶより、実体験から学ぶ方がずっと身になります。
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心が豊かになる
イライラしやすかったり、すぐに泣く子は外でのびのび遊ばせた方が良いかもしれません。大人でも一日中部屋の中にいれば気分が滅入ってくるものです。
自然が精神安定剤になる
子どもは様々なことに敏感なぶん、気分の浮き沈みが出やすいです。学校でお友達と喧嘩をしたら、それとわかるくらい暗い表情で帰って来ることもあるのでは?
森林浴が心身ともに良い影響を与えることは既に知られているところ。子ども達は自然の中で思いっきり遊ぶことで、精神的な安定を得られます。
命の大事さを知る
命を肌で感じられるのも自然とのふれあいならでは。魚釣りや昆虫採集、花を摘んで冠をつくるなどの遊びがおすすめです。
自然の中で生きているものを細かく観察することで、より身近な命に感じられるはず。
昆虫はもちろん、木々や花にも命があることを遊びから学べます。豊かな心とは、そういった自然の摂理を、頭だけでなく体で経験したところに備わるものです。
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身体能力アップ
外遊びで身につく最大の武器ともいえるのが身体能力の向上です。近年、子どもの身体能力の低下が叫ばれているところ、外遊びの重要性が注目されています。
外遊びといえば代表的なのが鬼ごっこや追いかけっこ。そうした遊びは、足の速さや瞬発力等、運動神経が試されます。
運動神経には持って生まれた要素もありますが、鍛えればある程度まで向上するもの。特に子どもの頃は吸収が早く、高い効果が期待できます。
本人が外遊びに乗り気でない場合は、周囲の大人が積極的に連れ出す努力をしましょう。
コミュニケーション能力を鍛える
外遊びをすると、ママやパパ以外の人と関わる機会が増えます。はしゃぎすぎて近所の人に怒られることがあるかもしれません。
そういったトラブルを経験するのもまた、子どもにとって勉強です。子ども同士のトラブルだって同じこと。
発想が豊かになる
子供の発想が面白いのは、家のなかだけでは経験できない様々なことを外遊びでやっているからだと思います。
虫の鳴き声や動き方、葉っぱのカタチの違いもまた、然りです。どうでもよいと思えるようなことが、豊かな発想へとつながるということ。
大人は、子どもが何かに集中している時にはそっとしておいてあげる方が良いかもしれませんね。
夜にぐっすり寝てくれる
夜泣きがひどい子を、1日に1回程度外へ連れ出すようにすると、症状が緩和されることがあります。
外へ行けば注意を惹くものがたくさんあり、心身ともに疲れるので夜寝てくれるようになるのです。少し大きくなった子どもだって同じです。
「夜になかなか、寝てくれない。」「夜更かしをして困る。」と嘆いているなら、外遊びの機会を増やしてみましょう。
近所の子どもと誘い合わせて出かけるようにママ同士が取り計らっても良いでしょう。
昼に思い切り遊んでから、夜寝るという健康的な生活を送らせてあげることが子どもの健やかな成長に繋がります。
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1日1回、数十分でも良いから外に出る機会をつくろう!
テレビゲームの増加やネット環境の整備から、家の中で遊ぶ子ども達が増えました。
確かに家の中は安全で快適かもしれませんが、人とのコミュニケーションや自然との触れ合いは外遊びでしかなし得ないこと。そういった経験を通して学ぶ事も多く、社会に出て役立つのはむしろ後者の方です。
子どもが犯罪に巻き込まれたり、ケガをしたりするのを心配する気持ちはわかりますが、外遊びは子供にとって大事な経験です。
様々理由を作って、子どもを外遊びから遠ざけてしまうのは残念なこと。むしろ、リスクを最小限にすることを考えて、気持ちよく送り出してあげるようにしましょう。
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