万一の場合に備えて早めに揃えよう!出産入院に必要な準備リスト
出産予定日が近づいてくると、そろそろ入院に必要なものを準備しておく必要があります。といっても初産婦さんだと特に必要なものがわからない、経産婦さんでも前回何を持参したかよく覚えていないという人もいるでしょう。
そこで、出産入院に必要なものやあると便利なものをリストアップするので、参考にして準備していきましょう。
出産入院準備はいつやる?
妊娠後期に入ると、出産予定日はまだ先でも突然破水したり、陣痛が起こって予定日よりもだいぶ早く出産が始まることも十分ありえます。急に入院となっても慌てないように、荷物は早めに準備しておくことが大切です。
出産予定日の2ヶ月前までに、荷物を揃えてもうバックに詰めておくという妊婦さんがほとんどです。 遅くても臨月に入る前までには準備を終えておくとよいでしょう。
入院生活で必要なもの
出産入院で、最低限必要なものをリストアップしました。荷物を少なくしたいという人でも、リストにあるものはだけは準備しておきましょう。
パジャマ
ゆったりした作りのマタニティ専用のパジャマで、胸の部分が開くタイプだと授乳にも便利 なのでおすすめです。
市販のパジャマならサイズの少し大きめのもので、診察や授乳もスムーズにできるボタンで前を留めるタイプにしましょう。
また、吸湿性があって肌に優しいガーゼや綿素材がおすすめです。汚れたり汗をかいてもすぐ着替えられるように少なくても2枚、できれば3枚あると安心です。
羽織るもの
カーディガンやパーカーなど、パジャマの上から羽織れるものは夏は冷房対策に、冬場はトイレなどで部屋の外に出る時の寒さ対策にもなるので便利です。
丸めてコンパクトにしまえて、シワになりにくい素材のものを選びましょう。
ブラジャー
着けたままでも胸のカップが開閉できて、授乳しやすいマタニティ専用のブラジャーが必要となります。
色々なタイプがありますが、締め付けがなくてつけ慣れているものがよいでしょう。産後おっぱいが張ると、母乳で濡れることがあるので3枚位はあると着替えに便利です。
産褥ショーツ
産後しばらくは安静にしていなければならずトイレに行けないため、パットの交換は看護師さんにお願いすることになります。
そのため、ベットで寝たままでショーツを下げなくても、パットの交換が簡単にできる股下にホックがあるタイプもの を、最低でも2枚は準備しましょう。
悪露で汚れたらすぐ交換できるように、普通の生理用ショーツも2枚位あると安心です。
腹帯
産後は大きくなった子宮が元に戻ろうとして、子宮収縮が起きて下腹部が痛みます。痛みを軽減し、子宮収縮を促して回復を早めるために、お腹に腹帯やウエストニッパーを巻くので1枚もしくは2枚は必要です。
母乳パッド
産後おっぱいが張った時に漏れた母乳が肌着を濡らすのを防ぐために、ブラジャーカップの内側につけます。多めに入った使い捨てタイプのものを1パックは入れておきましょう。
ナプキン
産後は悪露がしばらく続くので、病院から支給される悪露専用のパットだけでは足らない場合があります。 夜用の生理用ナプキンを1パック入れておきましょう。
タオルやガーゼハンカチ
シャワー後に体を拭いたり、赤ちゃんをくるんだり、ベットに敷くのにバスタオルが3枚位、洗面時に手や顔を拭くフェイスタオルも3枚は入れておきましょう。
産後授乳時などにガーゼハンカチも必要となるし、自宅でも沐浴などで使うので、まとめ買いして3枚位は準備しましょう。
スリッパや靴下
体は暑くても足だけ冷えることもあるので、夏場でも念のため靴下を2組は入れておくと安心です。
忘れやすいですが、室内用にスリッパも必要です。滑りにくくて、履いたり脱いだりしやすいものが最適です。
洗面&メイクグッズ
ハミガキセットや洗顔フォーム、シャワー用の石鹸やシャンプーセットなど、旅行用のミニセットを準備してポーチに入れておきましょう。
普段コンタクトレンズを使っている場合は、ケア用品と念のため使い捨てレンズも1週間分位準備しておきましょう。
また、意外とティッシュペーパーはよく使います。枚数が少なめでもよいので、ボックスタイプのものを1箱入れておきましょう。
そして、病院内は乾燥していたり、産後はホルモンバランスが乱れやすいなどが原因で、肌が荒れやすいものです。
化粧水や乳液、保湿クリームやリップクリーム、ハンドクリームなども小さなボトルに詰めて、ポーチにまとめて一緒に入れておきましょう。
産後友人や会社の同僚などがお見舞いに来てくれる予定があるなら、最低限の身だしなみとして、軽く化粧できるようにメイクセットも準備しましょう。
他にも、髪が長い人なら授乳の時に髪をまとめられるように、髪ゴムやピンどめがあると便利です。
食事グッズ
病院によっては毎回食事時に準備してもらえるところもありますが、お箸とコップが必要な場合もあります。またスプーンやフォークもあると便利です。
貴重品類
院内に売店や自動販売機があれば、足らないものや飲み物などを購入できるので、細かいお金を小銭入れに準備しましょう。
入院時には、母子手帳と健康保険証、病院の診察券は必要なので普段からポーチや母子手帳ケースにまとめて入れておき、 さっと取り出せるようにしましょう。
赤ちゃんの可愛い姿を写真やビデオに残したいなら、デジカメや小型のビデオも準備しておくとよいでしょう。
充電器や筆記用具
デジカメや携帯電話などの充電器は忘れやすいので、予備があれば、早めにバックにいれておきましょう。また、書類を記入したり、助産師さんからの育児アドバイスなどをメモする際などに、ペンやメモ帳が必要となるので準備しましょう。
退院時に必要なもの
入院生活にばかり目がいき、退院時の服は意外と忘れてしまう人も多いものです。退院時に慌てないように、バックに入れておきましょう。
赤ちゃんの服やオムツ
赤ちゃんを連れて帰る時に着せる肌着やベビーウェアと、おむつを2枚位準備しておきましょう。
夏は薄着でもよいですが、冬は外との気温差があるので暖かいものを選びましょう。抱っこしやすいように赤ちゃんを包むおくるみもあると便利です。
ママの服と靴
退院時はまだ体型がふっくらしているため、妊娠前の服ではきつい場合があります。マタニティウェアか、手持ちのゆったりめの服を用意しましょう。
退院時の靴は、家族に頼んで後で持ってきてもらってもよいでしょう。ただ妊娠中足のむくみがひどかった人は、まだ細いタイプの靴は履けないこともあるので、横幅の広いゆったりした靴にしましょう。
あると便利なもの
絶対必要でないけど、入院生活であると便利なものもリストアップしました。荷物に余裕があれば、準備しておくと入院生活も快適になります。
ビニール袋
大きめのビニール袋は入院中の洗濯物を入れたり、お見舞いで頂いた出産祝いを持ち帰る時などに役立ちます。
また、小さめのビニール袋も薬など小分けにして保管したいものを入れるのに重宝します。
着圧ソックス
産後は足のむくみがなかなか取れず、むくんだところが擦れると痛いものです。着圧ソックスを履くと、むくみが引きやすいため早く足が楽になります。
ペットボトル用キャップストロー
陣痛から分娩にかけて、いきんだり呼吸法を行うと喉がカラカラになります。また産後もベットから起き上がれない時は、ペットボトルから直接は飲みにくいものです。
100円ショップで売っているペットボトル用のキャップストローがあれば、飲んだあとも収納しやすいし、飲み物がなくなてもつけ換えできるのであると便利です。
爪切りや綿棒
入院中は3日もすれば、ママ自身も爪がすぐに伸びてきます。赤ちゃんを傷つけないように爪は短くしておいたほうがよいので、爪きりがあるとこまめに切れるので便利です。
また、耳がかゆくなった際は綿棒があると耳かきができるので、リフレッシュできます。
ウェットティッシュ
産後は、医師からシャワーの許可が出るまでは1日もしくは2日位は入浴できません。特に夏場は汗をかきやすいので、汗拭き用のパウダーシートなどを持参して体を拭けばさっぱりします。
ふりかけ
入院中の食事は産院によって異なるので一概には言えませんが、白いご飯が残ってしまって食べにくいこともあります。そんな時はふりかけがあるだけで食欲も増すので、意外と重宝します。
荷物準備の注意点
妊娠後期に入るとほとんどの出産予定の産院では、入院の際に持参するものをリストにして渡してくれます。ただ、産院側で用意されているものもあるので、勝手に準備するとムダになります。
逆に、産院にあるだろうと思い込んで持参しないと、実際にはなくて困り、慌てて家族に持ってきてもらうことになります。必要なものは産院によって違うので、早めに準備したいならあらかじめ問い合せておきましょう。
ちなみに一般的に産院で準備してもらえるのは、悪露用の大きめナプキンや洗浄コットン、赤ちゃんのオムツやおしりふきなどです。部屋には、授乳クッションや円座クッションが置いてある産院もあります。
また、何かあったときのためにと、現金を多めに持っていこうと準備する妊婦さんもいるでしょう。しかし、診察時やシャワー時など部屋を空ける機会もあり、病院といっても必ず安全なわけではなく紛失することもありえます。
現金は小銭と千円札3枚位にしておきましょう。入院費用は後で家族に持ってきてもらうか、可能なら振込にしてもらいましょう。
出産入院に必要な荷物が準備できたら、早めにバックに詰めて家族の目に留まりやすい場所に置いておきましょう。出産となって妊婦さん自身が病院に向かったら、家族に後で持ってきてもらうように伝えておきましょう。