山形で行きたい安産祈願所は?厳選!有名な9か所の神社とお寺

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2015/06/22

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山形で祈願所といえば、霊場出羽三山を思い浮かべますよね。では、安産祈願でオススメの神社やお寺はどうなのでしょうか。

マイカーや公共交通機関を使って便利に参詣できて、しかも霊験あらたか!という神社仏閣ももちろんあります。特に人気の高い社寺をご紹介しましょう。

湯殿山神社里之宮

湯殿山神社里之宮は、山形市にある神社です。出羽三山につらなる、山岳信仰を今に伝える神社の里宮です。

修験道の聖地・湯殿山神社

湯殿山神社里之宮は、山形市の中心部にほど近い場所に位置する神社です。山形市を代表する大きな神社のひとつです。

湯殿山神社という名の神社は、もう一か所、鶴岡市にあります。出羽三山の一である湯殿山の中腹にあるお社です。

出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の三つの山の総称です。ここは古くから修験道の聖地として、山岳信仰の中心地として栄えてきました。

日本では、神道が現在のように整備される以前のはるか太古の昔から、自然信仰が伝えられていました。

自然信仰は、岩や滝、大木といった自然物に神が宿るとして祀る古い信仰の姿です。日本では、山が多くご神体として信仰の対象となってきました。

出羽三山も、そうした山岳信仰の対象となった山です。修験道の修行の場所として栄え、今でも多くの登山者が訪れます。

その開祖は飛鳥時代の修験道の祖、役小角とも言われていますし、弘法大師空海という説もあるそうです。

出羽三山に登るルートはいくつかありますが、中でも湯殿山から登るルートが最も厳しいとされているそうですよ。

湯殿山の登山口に位置しているのが、湯殿山神社です。湯殿山神社は、「語るなかれ、聞くなかれ」のお社として知られています。

湯殿山には本殿や拝殿といった社殿がありません。湯殿山は山全体が聖地であり、そこに人工物を建設することは許されないとされてきました。

そこで、古来社殿が建てられることはありませんでした。ご神体は湯殿山ですが、もうひとつ、神社の最も奥に秘密の「ご神体」が存在します。

湯殿山はその名のとおり、温泉に恵まれた山です。ご神体も温泉にまつわるものとされていますが、あまりにも霊験があり尊いため、「語るな、聞くな」とされてきたのです。

湯殿山に入るには、今でも参拝者は靴をぬぎ、みそぎをしてからでなければ昇殿できません。大変厳しい修行の場所なのです。

湯殿山の里宮

山形市内にある湯殿山神社里之宮は、湯殿山中腹にある湯殿山神社の里宮として創建されました。

湯殿山自体は千四百年もの歴史があるとされ、山岳信仰のパワースポットとしての歴史はさらに古いと考えられます。

山形市内の里之宮が創建されたのは明治初期、1876年のことです。山形県庁舎の建設にともない、湯殿山神社本宮から勧請されました。

その後県庁の移転や火災による焼失などを経て、昭和58年に現在の場所に遷座しました。山形市の街中にある神社でアクセスもよく、多くの人が人生儀礼に訪れます。

また、湯殿山神社里之宮には安産祈願の「願い牛」という牛の像が安置されています。もともと、湯殿山神社では牛が神聖な動物とされていました。

平成に入ってから願い牛が安置されたのですが、それ以降神社を訪れて牛を撫でた人が子宝に恵まれたり、いつも難産の妊婦さんが安産で産めたということが続いたそうです。

地元のマスコミでも紹介され、大変有名な安産・子宝の祈願所となりました。安産祈願に訪れた場合は、ぜひ願い牛も撫でてみてくださいね。

湯殿山神社里之宮の安産祈願

湯殿山神社里之宮では、基本的に毎日安産祈願を受け付けています。受付時間は午前時から午後5時までです。

ただし出張祈祷などで神職さんが不在だったり、結婚式や祭礼がおこなわれていると、待ち時間が長くなります。

初詣期間や七五三シーズンの土日祝日は大変混みあいます。安産祈願は戌の日に限らず受け付け可能なので、都合の良い日にお出かけしましょう。

安産祈願の祈祷料は7千円からになります。祈祷を受けるとお札やお守りのほか、お祓いをしたさらしの岩田帯も授与されます。

安産祈願を受ける時は

神社やお寺で祈祷を受ける際、祈祷料を奉納します。祈祷料は料金ではないので、受け付けで裸のままのお札を支払うことは避けましょう。

事前に紅白ののし袋を準備して、お寺なら「祈祷料」、神社であれば「初穂料」「玉串料」などの表書きをし、お金を入れます。

神社やお寺では、こうして奉納した祈祷料も安産祈願の際に神前・仏前に捧げて祈祷を行います。

また、神社やお寺によっては腹帯を持参すれば祈祷してもらえる場合もあります。その際は新品の場合は開封した状態で、2人目以降の場合は洗濯して清潔なものを持参しましょう。

湯殿山神社里之宮
公式サイト:http://www.yudonosan.jp/
所在地:山形市旅篭町3-4-6
電話番号:023-633-1810
Google map:https://goo.gl/maps/E8lxD

寒河江八幡宮

寒河江八幡宮は、寒河江市にある由緒ある神社です。鎮座する土地の地名にもなっているように、大変古い歴史があります。

寒河江の八幡様

寒河江八幡宮は、寒河江市八幡町にある神社です。歴史は古く、源頼義と義家が前九年の役の後に創建したと伝えられています。

前九年の役は中央による奥州平定のための戦で、安倍氏が滅亡する1062年まで繰り広げられました。

源頼義と義家親子は、出陣に際して八幡神に戦勝祈願をしたと言われており、親子は見事戦に勝利しました。

そこで、その祈願成就を記念して、京都の男山八幡宮(現在の石清水八幡宮)を勧請し、八幡神社を建てました。

それが寒河江八幡宮のはじまりです。その後、鎌倉時代に入ってから寒河江入りした大江氏が、改めて鶴岡八幡宮から八幡神を勧請しました。

現在地に八幡宮として建立されたのもこの時のことです。寒河江氏の産土神として長く信仰されてきました。

源頼義と義家親子による創建からは、実に九百年の歴史を経ている、寒河江を代表する古社です。

現在では寒河江荘の総鎮守とされ、古くは川西鎮守と呼ばれていました。また、寒河江周辺にある谷地八幡宮、溝延八幡宮と、寒河江荘三八幡と呼ばれていたそうです。

八幡神社は、八幡神を祀る神社です。八幡神は武家社会であつく信仰されたため、八幡神社は鎌倉時代前後からたくさん創建されるようになりました。

日本にある神社のうち、八幡神社がもっとも多いと言われています。その頂点が、九州の宇佐神宮と京都の石清水八幡宮、鎌倉市の鶴岡八幡宮です。

八幡神と安産

八幡神社に祀られている八幡神は、有史以前、太古の時代の天皇である応神天皇とされています。

寒河江八幡宮の祭神も応神天皇です。実は応神天皇の母である神功皇后は、安産の女神として大変有名な人物です。

神功皇后は、応神天皇の父である仲哀天皇の妃でした。しかし、妊娠中に、夫を亡くしてしまいます。

皇后はその不幸にも負けず、臨月の大きなお腹に腹帯を巻いて男装し、自ら三韓征伐へと出陣しました。

見事勝利し、凱旋したのち九州で応神天皇を出産したと言われています。そのお産は神の加護を受け、安産だったそうです。

応神天皇もすくすく成長し、病気ひとつせずに天寿を全うしました。優れた天皇になったため、神功皇后は安産、育児の神と考えられるようになったのです。

明治時代には、最初の1円札に肖像画が載るほど人気の高い皇后でした。今でも八幡神社の中には、応神天皇のほかに神功皇后を祀っているところも数多くあります。

寒河江八幡宮の祭神は、神功皇后の息子である応神天皇です。生まれた時から歩けたと言われており、多くの子孫に恵まれたとされています。

寒河江八幡宮の安産祈願

寒河江八幡宮の安産祈願は基本的に毎日受け付けています。受付時間は午前9時から午後4時までです。

安産祈願を受ける際は、参詣する前に問い合わせをしましょう。急ぎの際は電話が確実です。出張祈願で神職さんが不在の場合があるので必ず連絡をしておきましょう。

安産祈願は昇殿祈願になります。神様の前では、裸足は失礼になります。必ず靴下などをはき、ラフすぎる服装は控えましょう。

寒河江八幡宮では、安産祈願を受けると流鏑馬ですべての的を射ぬいた騎手に贈る反物を腹帯として授与しています。貴重なものですね。

また手持ちの腹帯を持参すれば、祈祷を受けることも可能です。受付の際に申し出てくださいね。

近年、拝殿の参集殿が新しくなりました。バリアフリーで冷暖房完備なので、妊婦さんや小さなお子さんにも優しい建物です。

寒河江八幡宮は子宝・子授け祈願でも大変有名な神社です。パワースポットとしても人気のお社で、安産祈願を受けましょう。

寒河江八幡宮
公式サイト:http://www.sagae-hachimangu.org/
所在地:寒河江市八幡町5-70
電話番号:0237-86-6258
Google map:https://goo.gl/maps/LXXjD

荘内神社

荘内神社は、庄内地方を治めていた庄内藩主を祀る神社です。庄内藩は出羽国に位置し、酒井氏が歴代藩主をつとめていました。

庄内を守る荘内神社

荘内神社は、鶴岡市にある神社です。鶴岡市のある庄内地方はかつて、出羽国の庄内藩が治めていた土地でした。

鶴岡市に本拠地を置いた庄内藩の藩主は酒井氏で、居城は鶴ヶ岡城と呼ばれていました。荘内神社が建っている場所こそ、鶴ヶ岡城の本丸があった場所なのです。

荘内神社の祭神は四柱祀られています。初代藩主である酒井忠次をはじめ、四代の藩主が祭神とされています。

初代藩主は戦国武将として有名な人物で、徳川家の重臣として十六神将の筆頭に数えられていた人物です。文武両道の優れた武将でした。

二代藩主は初代の息子で、初代を支え酒井氏・庄内藩のいしずえを確かなものとしました。三代は商店街を整備したり米札制度を開始するなど、財政を整えた人物です。

最後は九代藩主です。江戸時代、各藩はどこも財政難に苦しんでいました。九代藩主は財政改革を行い、飢饉から人々を救いました。

荘内神社に祀られている四柱の藩主は、それぞれ庄内藩を支え、人々を守った、まさに庄内の守護神と言えるのかもしれません。

荘内神社は、明治に入ってから創建されました。明治10年にあたる1877年、鶴ヶ岡城の本丸跡に建てられます。

その後は庄内地方の産土神として親しまれ、産業繁栄をはじめさまざまなご利益があるとして信仰されています。

鶴ヶ岡城の城址は、今鶴岡公園として整備されています。他にも神社がいくつかあるほか、市にゆかりの藤沢周平記念館もあります。

また日本桜100選にも選ばれています。桜の名所として、春になれば美しい景色を楽しむことができますよ。

荘内神社の安産祈願

荘内神社では、毎日午前9時から午後5時まで安産祈願を受け付けています。基本的に予約は必要ありません。

祭礼や結婚式がある日は受付時間が異なることもあります。また初詣期間や七五三シーズンは混みあいます。

体調など長時間待つことが不安な場合は、事前に電話で問い合わせてから参詣するとよいですね。

安産祈願の祈祷料は6千円からになります。安産祈願を受けると、素敵な絵柄の母子手帳カバーもいただけますよ。

また手持ちの腹帯を持参すれば、一緒にお祓いしてもらえます。問い合わせは電話のほか、公式サイトの専用フォームからも可能です。

荘内神社
公式サイト:http://jinjahan.com/
所在地:鶴岡市馬場町4-1
電話番号:0235-22-8100
Google map:https://goo.gl/maps/RoRMa

金峯神社

金峯神社は、非常に古い歴史を持つ神社です。その昔は、修験道場として名高い神社のひとつでした。

金峯山の金峯神社

金峯神社は、鶴岡市にある神社です。金峯神社があるのは金峯山という山です。本殿は山頂に位置し、山腹に社殿が建てられています。

金峯山は鶴岡市街地から南の方角にある山で、古くは修験道場として知られていた山です。その昔は、金峯神社ではなく、真言宗の金峯山蔵王権現と呼ばれていました。

歴史は大変古く、創建は平安初期の810年前後とされています。その頃に、金峯山の山頂に社殿が建てられました。

その当時は奥州藤原氏によってあつく信仰され、その後も歴代の庄内地方の豪族、領主たちによって保護されてきました。江戸時代に入ると庄内藩の祈願所となります。

明治時代に入ってから、金峯山蔵王権現は金峯神社の前身である御嶽神社と、青龍寺に分離します。明治10年には金峯神社と呼ばれるようになりました。

金峯山には、一の鳥居から山頂の本殿に至るまで、無数のお宮やお社が点在しています。神社として創建される前からパワースポットとして神聖視されていたのかもしれませんね。

本殿は山頂にあるため、妊婦さんの参詣には向きません。自家用車では中腹にある中の宮まで登ることができ、社務所もこちらにあります。

金峯神社の祭神は、オオクニヌシとコトシロヌシ、スクナヒコナ、そして古代の天皇とされる安閑天皇の四柱です。

オオクニヌシは大黒様とも呼ばれる神様で、コトシロヌシはえびす様とも呼ばれています。スクナヒコナはオオクニヌシをよくサポートした、知恵と医薬の神様です。

オオクニヌシはたくさんの妻をめとり、たくさんの子に恵まれました。そこで特に縁結びと金運にご利益があるとされています。もちろん安産祈願にもおすすめです。

金峯神社の安産祈願

金峯神社では毎日安産祈願を受け付けています。祈祷の受付時間は季節によって変わります。夏季は午前8時半から午後5時まで、冬季は午前9時から午後4時までになります。

細かい時期や時間に関しては、公式サイトに詳しく掲載されています。また時間外の祈祷も要相談で受け付けているので、仕事の都合がつかない方は相談してみましょう。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。また体調が優れない場合や遠方に住んでいる場合など、電話などで祈祷を依頼することも可能です。

安産祈願は公式サイトの申し込み専用フォームから予約することもできます。急ぎの場合は電話がオススメです。

金峯神社は金峯山に建つ神社です。冬季は深い雪におおわれます。お出かけの際は温かくして、足元に気を付けて参詣してくださいね。

金峯神社
サイト(鶴岡市観光連盟サイト):
http://www.tsuruokakanko.com/cate/p0288.html
所在地:鶴岡市青龍寺字金峯1
電話番号:0235-23-7863
Google map:https://goo.gl/maps/PjPcH

英照院

英照院は、宮子姫の伝説が残るお寺です。「念ずれば花開く」お寺として、多くの人が祈願祈祷に訪れます。

宮子姫のお寺、英照院

英照院は新庄市にある曹洞宗のお寺で、正式な名を寶光山英照院と言います。開山は江戸時代初期の1658年で、三百五十年の歴史を持つお寺です。

このお寺は、「宮子姫伝説」が残るお寺として知られています。では、宮子姫とはどんなお姫様だったのでしょうか。

江戸時代、この地方を治めていたのは新庄藩でした。その初代藩主だった戸澤政盛は、後室との間に大変美しい姫をもうけました。

それが宮子姫です。宮子姫は成長し、戸澤家を継ぐために徳川家の縁者である鳥居定盛と政略結婚をすることになります。

しかし宮子姫は縁に恵まれ、幸せに暮らしました。定盛との間には風子という姫も生まれましたが、定盛は34歳の若さで家督を継ぐことなく亡くなってしまいます。

また、風子姫も若くして世を去りました。夫も娘も若くして喪った宮子姫は大変悲しみ、その後40代で亡くなりました。

宮子姫の母は娘を憐れに思い、寺を建てました。それが英照院です。戸澤家から手厚く保護されてきました。

その後、「宮子姫の寺を参詣すると良縁に恵まれる」とささやかれるようになり、良縁成就の寺として有名になりました。

恋愛成就だけでなく、結婚を願う恋人や夫婦円満、家内和合など、縁結び全般に霊験あらたかとされています。

また、このお寺には「誕生仏」という仏像が安置されています。生まれたばかりのお釈迦様をうつしたといわれる像です。

お釈迦様は、生まれてすぐに天地を指さし「天上天下唯我独尊」と言ったと言われています。人は誰でも、唯一無二のかけがえない存在だという意味なんですよ。

誕生仏に祈ると、子授けや安産、子育てにご利益があると言われています。安産祈願でも人気の高いお寺なのです。

英照院の安産祈願

英照院の安産祈願は、予約制になっています。できるだけ事前に連絡をしてから参詣しましょう。電話は急ぎの場合は当日でも大丈夫です。

英照院は良縁成就や子授け子宝、また水子供養でも大変名高いお寺です。そこで安産祈願を個別で受けたい場合は、予約時に申し出れば個別祈願に対応してもらえますよ。

安産祈願の予約は、公式サイトの専用メールフォームからでも可能です。前日などあまり時間に余裕が無い場合は電話の方が確実です。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。また遠方に住んでいる場合や体調が優れない場合など、郵送祈祷の場合は3千円です。

英照院のご本尊は釈迦如来です。「念ずれば花開く」とされています。困難を乗り越える力を授けてくれる仏様です。

妊娠出産は我が子との縁結び、またお産は困難を乗り越えた先にある幸せですよね。宮子姫の良縁の寺で、安産祈願を受けてみませんか。

英照院
公式サイト:http://www18.ocn.ne.jp/~eisyouin/
所在地:新庄市十日町764-1
電話番号:新庄市十日町764-1
Google map:https://goo.gl/maps/LDnIZ

総宮神社

総宮神社は、長井の一の宮として土地の人々から親しまれている神社です。人気の戦国武将、直江兼続ゆかりのお社でもあります。

直江兼続ゆかりの神社

総宮神社は、長井市にある神社です。その歴史は大変古く、創建されたのは平安時代初期の802年のこととされています。

長井市はもちろん、山形県内でも指折りの大きく、また歴史ある神社です。長井の一の宮とも呼ばれています。

総宮と書いて「そうみや」と読みます。この神社は源頼義の前九年の役にもゆかりがあり、戦勝祝いで社殿が再建されたという伝承が残っています。

また長井市には黒獅子の舞が伝統として受け継がれていますが、これも源頼義と前九年の役に端を発するとされています。

さらに、数年前にNHKで放送された大河ドラマ、『天地人』の主人公として脚光を浴びた戦国武将、直江兼続の足跡も残る神社です。

直江兼続は上杉家の重臣でしたが、長井の総宮神社に参拝したそうです。その時、記念として杉を9本手植えしました。

その「直江杉」は今でも残っているそうですよ。また、直江兼続が奉納したとされる刀剣も保管されています。

総宮神社は長井の一の宮として、長井市の歴史とともに歩んできたお宮です。今でも長井市周辺の人々の人生儀礼に寄り添い、信仰をあつめています。

総宮神社の安産祈願

総宮神社では、随時安産祈願を受け付けています。できるだけ予約をしてから出かけましょう。予約を入れた方から優先的に祈祷してもらえます。

公式サイトから祈祷申込みフォームが利用できます。また電話でも可能です。フォーム利用の際は折り返し返信が来るため、急ぐ場合は電話がよいでしょう。

安産祈願の祈祷料は7千円からになります。安産祈願を受けると、お祓いをしたさらしの岩田帯が授与されます。

総宮神社
公式サイト:http://www.sohmiya.org/hp/
所在地:長井市横町14-24
電話番号:0238-88-3348
Google map:https://goo.gl/maps/2v2Ak

熊野大社

熊野大社は、南陽市にある大きな神社です。「東北の伊勢」とも呼ばれ、古い歴史を誇る大社です。

南陽市の熊野大社

熊野大社は南陽市宮内にある神社です。非常に壮麗な神社で、重厚な雰囲気を持つお社です。なんと千二百年という大変古い歴史を誇ります。

平城天皇の勅命で創建され、上杉・伊達氏といった歴代の武将も信仰、直江兼続もゆかりのある神社です。

祭神はイザナギ・イザナミの夫婦神で、むすびにご利益があるとされているんですよ。修験道の聖地でもある、山形を代表するパワースポットのひとつです。

熊野大社の安産祈願

熊野大社では、毎日安産祈願を行っています。事前に電話で問い合わせてから参詣してくださいね。

祈祷料は5千円からです。東北の伊勢と呼ばれ、修験道の聖地としても信仰されてきた名社で、安産祈願を受けましょう。

熊野大社
公式サイト:http://kumano-taisha.or.jp/
所在地:南陽市宮内3476-1
電話番号:0238-47-7777
Google map:https://goo.gl/maps/gwgdf

大宮子易両神社

大宮子易両神社は、西置賜郡小国町にある神社です。雪深い土地にあるお社ですが、実は驚きのパワースポットになっています。

陰陽を祀る神社

大宮子易両神社は、西置賜郡小国町の神社です。千三百年という大変古い歴史を持つと言われています。

このお宮は「子易」という名前からもわかるように、子授けや安産に大変霊験があるとされてきました。

「子易」は「子安」と同じ意味で、子授けや安産、育児など、女性の妊娠出産や子育てなどの守護神を祀る神社やお寺に名付けられます。

大宮子易両神社は、社殿の中を見ると、なぜ「子易」神社なのかとてもよくわかります。社殿の中には、男性、女性の象徴を表す石と、木の洞が祀られているのです。

男石は「金丸太郎」、女石は「種沢花子」と呼ばれています。木の洞は「和合神」と呼ばれ、大切に祀られています。

また、安産や子授けにご利益があるという枕を貸しだし、霊験を得たら新たに作って返す、という風習もあるそうです。

日本では古くから、こうした陰陽の象徴に似た自然物を神格化して祀り、子孫繁栄を祈る風習が伝えられてきました。

大宮子易両神社も同様のパワースポットです。縁結びや夫婦和合、そして子授け、安産と家庭の幸せを守る神様です。

大宮子易両神社の安産祈願

大宮子易両神社で安産祈願を受ける際は、あらかじめ電話で問い合わせをしておくと良いでしょう。

さらしの岩田帯の授与を希望する場合や、手持ちの腹帯を持参する際は、電話問い合わせの時に伝えておきましょう。

冬は大変雪が深くなる場所です。お出かけの際は足もとに十分注意して、温かい服装で参詣してくださいね。

大宮子易両神社
サイト(小国町サイト):
http://www.town.oguni.yamagata.jp/tourist/map/spot/look/oomiya/oomiya.html
所在地:西置賜郡小国町大宮237
電話番号:0238-62-2347
Google map:https://goo.gl/maps/pcBx6

谷地八幡宮

谷地八幡宮は、寒河江荘三八幡に数えられる由緒ある神社です。また日本を代表する舞楽を継承する、文化の神社でもあります。

舞楽の谷地八幡宮

谷地八幡宮は、西村山郡川北町にある神社です。歴史は大変古く、前九年の役で活躍した源義家が創建したとされています。

源義家は石清水八幡宮で元服したとされ、八幡太郎と称していました。八幡神をあつく信仰しており、谷地八幡宮も石清水八幡宮から勧請されたとされています。

平安時代から九百年の歴史をもつ谷地八幡宮は、寒河江八幡宮や溝延八幡宮とならび、寒河江荘三八幡と呼ばれ、羽州の武家から大切に保護されてきました。

谷地八幡宮は祭礼と舞楽が大変有名な神社です。そもそも、谷地八幡宮の宮司家である林家は、もともと大阪にある四天王寺の楽人だったそうです。

神社創建より以前に、高僧として名高い慈覚大師円仁に従って羽州へ渡った楽人は、山寺の根本中堂で舞楽を奉納しました。

その後、谷地に移り住んだとされています。現在でも林家は舞楽を一子相伝で伝承し続けています。

林家の舞楽は林家舞楽と呼ばれており、日本四大舞楽に数えられています。重要俸系民俗文化財にも指定されています。

林家舞楽は私たちも見ることができます。谷地では谷地八幡宮の例大祭である谷地どんがまつりが毎年9月に華やかに開催されますが、その時境内で奉納されます。

格式と伝統を大切に受け継いできた谷地八幡宮は、現在も地元の人々をはじめ多くの信仰をあつめています。

祭神は、八幡宮の神である八幡神、つまり応神天皇です。寒河江八幡と同様、武家から崇敬されてきた神であり、安産の女神である神功皇后の息子です。

谷地八幡宮の安産祈願

谷地八幡宮では、基本的に毎日安産祈願を受け付けています。受付時間は午前9時から午後4時までです。

予約制というわけではありませんが、祭礼や結婚式、出張祈祷などで祈祷を受けることができない時間帯もあります。

昇殿祈祷を希望する場合は、あらかじめ電話で確認しておきましょう。どんがまつりをはじめ、大きな祭礼も行われる神社です。

安産祈願の場合は、祈祷料7千円からお祓いを済ませたさらしの岩田帯が授与されます。手持ちの腹帯を持参することも可能です。

腹帯を持参した場合は、受け付けで申し出てくださいね。安産祈願の祈祷の際に、一緒にお祓いを受けることができます。

谷地八幡宮
公式サイト:
http://www.yachi-hachiman.jp/portfolio/yakuharai/
所在地:西村山郡河北町谷地己224
電話番号:0237-72-2149
Google map:https://goo.gl/maps/Mf9Ih
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