【年長児】幼稚園最後の発表会でおすすめの歌!感動演出も注目
年長さんは幼稚園最後の発表会になりますよね。先生にも保護者にも、思い入れが一層強まるのではないでしょうか。
幼稚園生活を思い出しながら、卒園に向けてお友だちや親御さん、先生に思いを伝える曲を選ぶのも良いですね。
年長の発表会で歌った曲は、子どもは勿論、親にもずっと心に残るものになります。園生活の集大成として、担任の先生にも力が入ることと思います。
年長さんにおすすめの10曲を選んでみました。子どもたちと力を合わせて、感動の発表会にしていただきたいと思います。
年長さんにおすすめの 今昔10曲とポイント
年長さんならではの大人っぽい雰囲気の曲は、保護者の期待も大きいかもしれません。最後の発表会は、保護者も先生も感動の涙を想像しているのではないでしょうか。
卒園後も、聴くたびに舞台の我が子を思い出す…ということもよくあります。
歌詞を大切に!表現力を高めよう
幼稚園最後の発表会で歌う歌は、先生も保護者も歌詞を第一に選曲されています。子どもたちには、歌詞の内容が分かりやすいと表現力が高まります。
読み書きのできる子も多い年長さんでは、大きく模造紙に歌詞を書いて教室に掲示しておくことも良いと思います。
歌詞の情景や想いを子どもたちが感じるために、色で表現してみたり、ジェスチャーのような表現も含め振り付けをしてみるのも良いです。
- 365日の紙飛行機
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NHKの連続ドラマの主題歌だったこともあり、おじいちゃん・おばあちゃん世代にも知られているのでおすすめです。
導入で実際に紙飛行機を作って飛ばしてみることも良いでしょう。遠くまで飛ぶ飛行機や滞空時間が長いものを見ることで、子どもたちの歌うときに情景を描くことができます。
- スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドゥーシャス
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とてもテンポが速くて歌詞も早口言葉のようです。年長さんが元気に息をそろえて歌う姿は保護者にも驚きと感動があります。
早いからと歌詞が雑になってしまいがちですが、練習では逆にそれが子どもたちの心をつかみます。テンポをゆっくりから少しずつ速くして、本番でできるだけずれないように練習を重ねましょう。
音程の正確さは発声練習にあり
年長さんの選曲は、音域が広くなりがちです。勿論、子どもたちの様子から、歌える音域のものを選ぶことは大切ですが、ある程度リードできる子がいればちょっと挑戦することもできます。
歌が苦手な子もいますが、正確に歌う子をかき消すほど、ただ大きい声で歌うといったことも年長さんでは少ないので、難易度の高い曲は上手な子を増やす方法がベストだと思います。
- 赤とんぼ
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見に来てくれたおじいちゃんおばあちゃんに聞かせたいという気持ちも盛り上げる古き良き日本の歌。最近の歌に比べて単調で難しくないような気がしますね。
「赤とんぼ」は、出だしの音程の低さと、そこから上がって「こやけ~の」の高音と、高い技術を要する楽曲です。
- 低音から高音までロングトーン
- 「ゆうや~け」「こやけ~の」の音程の繰り返し
- Kの発音練習
- 「赤とんぼ」の「あ」の発音
- 「ん」の発音
最初だけでも気を付けることが沢山ありますが、細かく分けての繰り返しは、子どもたちには言葉遊びや違う曲に聞こえるなど楽しめる要素にもなり、意外に盛り上がります。
指揮者の表現力も子どもたちの力を引き出す大きな力になるので、大きな動きで子どもたちの感性を刺激しましょう。文学的で昔の日本の情景を描く歌詞にも触れたい1曲です。
- ひまわりの約束
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音域が広くて歌うことがなかなか難しい歌です。高音は、優しく出して曲の雰囲気を崩さないことがコツです。
子どもたちの良く知っているドラえもんの歌だったので、知っている子も多いです。実際にドラえもんの鑑賞会をしてみると、子どもたちはとても喜びます。
歌うときに、のび太君とドラえもんの友情シーン、涙、笑顔を思い浮かべられると言ことは、表現の大きな強みになります。
低音が出る子たちと高音が出る子たちを簡単にグループ分けして、立ち位置を考えることも成功のコツです。
両方、無理して出すことは子どもにも大きな負担です。「ソプラノ」「バス」なんて、それらしくグループ名を付けたら、子どもたちもその気になって練習するかもしれません。
リズムが高度な曲は踊って覚えよう
- すすめナンセンス
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子どもが知っている曲は、聞かせる手間がちょっとだけ省けますね。大人気のアニメ「ちびまるこちゃん」から、Puffyの歌です。リズミカルで面白い曲なので、子どもたちも楽しく歌えます。
裏拍のとり方がまだうまくできない子も多いかもしれませんが、最近のポップスを聞きなれている子は、元々リズム感が良いような気もします…。
歌いだしから元気に歌えるように何度も練習することが求められます。「よ」の歌いだしや、「かんばん」の「ん」からの「まがればの「ま」は、発音しやすく、リズムの方に重点を置いて練習できます。
四分音符で足踏みをして、裏拍で足を出すなど、体でリズムをつかみましょう。
「サッカー」と「真っ最中」の促音も、リズム、音程が異なるので、楽しみながら練習できます。
最高学年という大人っぽい歌と組み合わせて、まだまだ元気で可愛い幼稚園児という見せ方も一つです。年少・年中さんには難しい歌なので、ぜひ年長さんに歌ってみてほしいですね。
- やってみよう
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メロディーは「ピクニック」がベースなので、幼児の唱歌としてなじみ深いですが、テレビCMで年長さんの発表会向けの歌詞になって登場しましたね。
メロディーのアレンジも、子どもたちには歌いやすいものになっています。元気いっぱい前奏も掛け声もみんなで歌ってみると、「いまどき」かつ感動の仕上がりになるかと思います。個性的な歌いまわしで盛り上げられるので、うまい下手よりも元気や勢いでソロ担当が何人もいても楽しいと思います。音程よりもリズムと元気を大切に歌ってほしい1曲です。
- ウィーアー
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子どもたちも大好きな「ワンピース」から、元気な合唱におすすめの曲です。
特に、「落ち着きがない」「個性的」等と、先生を悩ませているかもしれない面々に挑戦して欲しい歌です。伸ばすところと切るところのメリハリをつけてワクワクする合唱ができるかと思います。
保護者にもよく知られている曲なので、幼児向けにゆっくり優しくしてしまうよりも原曲にできるだけ近づけ、リズミカルに大きな声で歌うことをおすすめします。
年長さんとはいえ、まだ「ルフィーになって」等の声掛けでいくらでも元気に練習に参加することができます。子どもたちがこの曲を大好きだという雰囲気が出せると大盛り上がり間違いなしです。上手よりも元気を誉めて、発表会のほかの演目で抑えているやんちゃな子たちに力を存分に発揮してもらえると、最高の仕上がりになると思います。
卒園を思って歌う曲には心を込めて
- ビリーブ
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幼児の合唱曲として、人気の高い1曲です。歌詞も、子どもにもわかりやすい言葉でつづられており、小学校入学を控えた年長さんにぴったりです。
「I believing future」の英語の意味もしっかり理解して歌うと、力強さが増すかもしれません。
卒園式にも同じ曲を歌うことで、曲の良さに発表会の思い出が加わり保護者の目頭を熱くさせます。
- ありがとうの花
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歌詞がとても優しく、歌いながら心が穏やかになる曲です。歌詞を大切に歌うほど、ハードな練習でも先生たちを支えてくれるかもしれません。促音の表現も、大切に表現しましょう。
メロディーラインは美しくて、音程の差が大きくないので、丁寧に歌う練習をしましょう。聴きながら、お客さんも年長組の子どもたちへの「ありがとう」をたくさん呼び起こすことでしょう。
年少さんにも親しまれている歌も、年長さんが練習すると深みが出るところを保護者にも聞いていただけるかと思います。
- 怪獣のバラード
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知る人ぞ知る名曲。年長さんには難しいと思われる「ハモり」に挑戦したい1曲です。歌の難しさと歌詞の面白さ、なんとなく切ない雰囲気…。大人受けする歌なのですが、子どもたちも歌う度に愛着がわいてくる曲です。
リズムが独特で、メロディーも個性的です。子どもたちはまず繰り返し聴くことをおすすめします。歌詞はワクワクする冒険性と大人がセンチメンタルになる深読みしたくなる部分を併せ持っていて魅力的です。
歌い方も、元気に歌うもよし、しっとり歌うもよしです。
年長さんのモチベーションは自発で上げる
年長さんは、半数位の子が発表会に目的や自分なりの課題・目標を持って臨みます。劇の主役を取り合ったり、衣装やお遊戯にも意見を出せる子もいます。
劇・お遊戯・合奏…と沢山練習しなければならない中で、合唱に重きを置く子は少ないですよね。
動画で実際に、一人一人が小さな声で歌った歌と半分の人数が一生懸命歌った歌など、人数等で見てわかるようにすると、大きく意識が変わります。
年長児の歌唱力は耳から育つ!
年長さんには、歌唱力の高い子もいると思います。保育者は歌の先生ではなく、発表会も合唱コンクールではないので、こだわることはありません。
子どもの能力をしっから伸ばすという意味で、歌唱の専門的指導を勉強しておくのも役立つでしょう。
- 合唱曲のCDやDVDを見て意識をあげる
- 年少・年中児の先生になってみることも
- 子どもだけのミニコンサートでリハーサル
子どもたちは、なりきるのも大好き。多くの先生を呼んでコンサートごっこも練習の日々に息抜きになります。
色んな曲で基礎力アップ
時々違う歌を選び、新鮮な気持ちで練習をする方法もあります。
- 音域を合わせる…特に高音
- 似た曲調・テンポの歌
- 同音から始まる曲
飽きずに歌唱力アップをするのも、年長さんならではの応用力を生かした方法です。
年長児と先生が一緒に作り上げる努力の結晶
幼児に無理強いをするのは、発表会が子どもたちの苦痛の行事になるのでは本末転倒です。
年長さんには、ちょうどよいハードルをみんなで乗り越える経験は大きな力になります。
レベルの高い選曲をすることで、先生のピアノの練習もハードになりますよね。大人は、その先にあるものを見据えられますが、年長さんといえど、まだまだ分かっていない子も多いです。
一緒に作り上げる作品として、楽しく感動の合唱になると良いですね。
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