疲れにくい授乳姿勢で授乳タイムがキツイ…を克服。抱き方の工夫を!
赤ちゃんが生まれたら毎日授乳をするようになりますが、いつも同じ授乳体勢だとママの身体に負担がかかるだけでなく、乳腺炎になることも。
疲れにくい授乳姿勢と赤ちゃんの抱き方のポイントを抑えて、身体の負担を少なくしていきましょう。
この記事の目次
赤ちゃんとママに負担がかからない授乳姿勢
ママの授乳姿勢が不自然になってしまうことで、ママの身体に負担がかかるだけでなく赤ちゃんも母乳をうまく飲めなくなってしまいます。
まずは正しい授乳姿勢を見ていきましょう。
ママの背筋が伸びていること
ママの背筋が伸びていないと猫背になってしまいます。首や腰に負担がかかり腰痛や肩こりの原因にもなってしまいます。
一旦同じ姿勢で定着してしまうと、クセになっていることが多く、いつも同じ場所に負担がかかっていることになります。
前かがみにならないように、背筋を伸ばして授乳をしましょう。
赤ちゃんの身体全体をママの身体にぴったり密着させる
赤ちゃんの身体がママの身体から離れていたり、隙間ができていると深くおっぱいをくわえられないため飲む量が少なくなったり、乳頭裂傷の原因にもなります。
赤ちゃんの顔がおっぱいの真正面になるようにする
赤ちゃんの顔がおっぱいに対して斜めになっていると上手に飲むことができません。しっかり赤ちゃんの顔がおっぱいの真正面にくるようにして飲ませましょう。
首が座っていなかったり、上手にのむことができない赤ちゃんもいるのでママが赤ちゃんの頭を軽く押さえて離れないようにしてもいいですね。
ママも赤ちゃんも疲れやすい4つの座り方と改善ポイント
ソファーやイスで間違った座り方をしていると身体に負担がかかり疲れやすくなります。ちょっとしたことを意識するだけでだいぶ楽になりますので、実践してみてくださいね。
浅く腰かけると疲れやすくなる
イスやソファーに座って授乳をする場合、腰掛けが浅くなっていると身体が必然的に前かがみになってしまいます。
骨盤が傾いた状態になるため腰痛や肩こりの原因になってしまいます。
背もたれを使うときは体が後ろに傾いてしまわないように注意しましょう。
猫背になって座ると腰や首に負担がかかる
猫背は前かがみになってしまうため背中や腰を痛めるだけでなく、母乳の出も悪くなってしまいます。
しらずしらずのうちに猫背になっていることが多いので背筋を伸ばすように意識してみましょう。
クセで猫背になってしまう場合は、授乳クッションや座布団を二つ折りにして赤ちゃんの下に敷くとママと赤ちゃんの身体がしっかり密着できるので授乳しやすくなります。
脚を組むと骨盤の歪みや冷えの原因に
外出先の授乳では授乳クッションがないため脚を組んで授乳すると楽な姿勢になりますが、脚を組む姿勢は骨盤の歪みが出るだけでなく冷えやむくみの原因にもなってしまいます。
クセで脚を組んでしまう場合は、授乳前にクッションや座布団をママの膝の上に敷いてから授乳をしましょう。
身体が片方に傾いていると赤ちゃんが上手に飲めなくなる
身体の重心が左右どちらかに傾いていると体重が一方にかかってしまい、骨盤や腰に負担がかかります。
身体が傾いていると赤ちゃんがじょうずに飲めなくなってしまうのでまっすぐな姿勢で授乳をします。
ソファーや地べたで授乳するより、イスでの授乳は身体が傾きにくくなるのでおすすめです。
授乳クッションの使い方と選び方のポイント
授乳クッションは飲みやすい角度で赤ちゃんを固定してくれるので、ママの授乳も大変楽になります。授乳クッションを1回使うと「手放せない」というママも。
授乳クッションは色々な種類があるのでどういうものを買っていいのかわからないことが多いですよね。授乳クッションを選ぶ際のポイントを紹介します。
高さ(厚み)があるもの
授乳のときは、赤ちゃんとママの距離にどうしても隙間ができやすくなり、ママが赤ちゃんを抱えることで腕も疲れてしまいます。
高さのある授乳クッションを赤ちゃんの下に敷くことで、頭や身体を支えておっぱいが飲みやすい角度で固定することができます。
厚みがあることで、ママが猫背になったりすることが少なくなります。
クッションの中は綿素材がベスト
授乳クッションには、低反発素材、マイクロビーズなどの種類がありますが一番使いやすいのは中身が綿素材のタイプです。
低反発素材やマイクロビーズは赤ちゃんが安定せず、沈んでしまうので授乳がしずらくなります。
中身が綿素材だと高さがなくなってきても、綿を追加することができるので便利です。
硬さがしっかりあるもの
硬いクッションは赤ちゃんが痛いかな?と思いがちですが実際に使うのは授乳時です。
やわらかいクッションだと赤ちゃんが沈んでしまい、ママが持ち上げなければいけないのでクッションがない状況とほとんど変わりません。
しっかり硬さがあるクッションを選ぶことで疲れにくくなります。
カバーは洗濯ができるもの
毎日使う物なので、赤ちゃんがおっぱいを吐いたり、汗をかいたりして少しずつ汚れます。
そのままにしておくと衛生面でも良くないので、カバーは取替ができ洗濯できるものだと安心です。
予備にカバーを何枚か用意しておくとすぐに取り換えられて安心です。
授乳クッションの使い方
- 授乳クッションをママのお腹周りにぴったりと当てる
- 授乳しやすい体勢で赤ちゃんを抱っこして座る
- 赤ちゃんを授乳クッションに傾け、背筋を伸ばす
- 赤ちゃんが飲みやすいように授乳クッションの高さを調節する
- 密着させるように赤ちゃんの頭を軽く押さえ、口元に乳首を寄せて授乳する
授乳クッションは大体生後6ヶ月頃まで使う人が多く、離乳食がはじまり授乳間隔が長くなったころには使用を辞める人が多いようです。
授乳クッションを使わなくなっても、枕として使用するなど授乳以外にも使うことができます。
抱き方を変えて乳腺炎を防ぐ!赤ちゃんの抱き方は5種類
このしこりは乳腺炎の原因になります。抱き方を変えると飲み残した乳管が刺激され、新しい乳管から母乳が分泌されるようになります。
抱き方を色々試してみて母乳トラブルを防いでいきましょう。
生まれてからできる横抱き
赤ちゃんが生まれてから安心してできる定番の横抱きです。赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる乳房側の腕で赤ちゃんの頭を支え、反対の腕で赤ちゃんの身体を支えます。
授乳クッションを敷くことで安定して授乳することができます。
ママと赤ちゃんが向かい合う縦抱き
ママと赤ちゃんが同じ姿勢で向かい合って飲ませる方法です。赤ちゃんの首や頭を後ろから支えてあげましょう。
おっぱいを深くくわえやすくなり、乳管のつまりを防止することができます。扁平や陥没した乳首の方は縦抱きがおすすめです。
横抱きから飲み残しを防ぐ斜め抱き
赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる乳房側とは反対の手で赤ちゃんの頭を支え、横抱きよりも身体を少し起こした状態です。
横抱きで飲み残した部分を吸うことで乳腺トラブルを防ぎます。
赤ちゃんを身体の横で抱えるフットボール抱き
フットボールを持つようなイメージから、フットボール抱きと呼ばれています。赤ちゃんをママの身体の横で抱えて授乳する方法です。
赤ちゃんの身体を腕ではさみ、脚はママのお尻部分にくるように抱きます。横向きや縦抱きで刺激されなかった乳管以外から母乳を分泌することができます。
寝かしつけをしながらする添い乳
赤ちゃんを寝かしつけながら授乳する方法です。添い乳はママも一緒に横になりながら飲ませることができるので夜間の授乳や寝かしつけに便利です。
外出時の授乳と抱き方、授乳姿勢を保つ代用アイテム
急に赤ちゃんが泣きだしてしまい、すぐに授乳をしたいときその場ですぐにできる方法があります。
椅子に座っているときは脚を組んで授乳する
椅子に座っているときに赤ちゃんが泣き出してしまい、すぐに授乳をしたい場合は脚を組んで授乳をします。
どうしてもイスから離れられない状況や緊急時に活用したい授乳方法です。長時間脚を組んでいると、骨盤の歪みやむくみが出てくるので注意が必要です。
ママと赤ちゃんが向き合う縦抱き
赤ちゃんの高さと、おっぱいの高さが均等になりやすいため代用アイテムがなくても授乳しやすい方法です。
ママと赤ちゃんが向き合って授乳することで姿勢を崩すことなく授乳ができます。
縦抱きは赤ちゃんがフラフラしてしまい、安定することができないので頭をしっかり支えてあげることが大切です。
外出先の授乳クッションは持ち物で代用
外出先で授乳する場合、授乳クッションがないので姿勢が崩れてしまいそうですが、持ち物で代用できることができます。
- バック
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赤ちゃんと外出する際に必ず持っていくマザーズバック。タオルやオムツなど授乳グッズが入っていることが多くカバンも大きくなります。
たくさん入っているのでクッション代わりに使うことができます。哺乳瓶や硬い物が入っている場合は外してから使います。
- バスタオル
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バスタオルやタオルケット、ひざかけなどは寒い時以外にも授乳時にも使うことができます。
バスタオルを折りたたんだり丸めることでクッション代わりになります。バックとバスタオルを併用して使ってもいいですね。
ママも赤ちゃんにも疲れにくい授乳姿勢を見つけよう
1日に何回も授乳をするママは大変ですが、授乳はママと赤ちゃんにとって大切な時間です。
授乳姿勢を変えるだけで疲れにくくなり、母乳トラブルも防ぐことができるので、ママにとってもたくさんのメリットがあります。
赤ちゃんとママの貴重な授乳期間はあっという間に終わってしまいます。
色々な抱き方や姿勢を試し、自分に合った楽な方法を見つけて赤ちゃんの成長を見守ってくださいね。
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