赤ちゃんはいつから二重まぶたになる?生後すぐは一重の子も多い!

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2018/03/05

一重まぶたの赤ちゃん

待望の我が子は、とても愛くるしいですよね。「どんな顔でも可愛い!」と感じられる反面、心のどこかで次のように感じるママは多いのではないでしょうか。

  • できれば目はパッチリ二重がいいな
  • (両親が二重の場合)この目を受け継いでほしいな
  • (両親が一重の場合)子どもの目は二重になってほしい

生まれてきた我が子の目が一重で少しだけ悩んでいるママもおられるでしょう。赤ちゃんとまぶた(一重・二重)について、遺伝や発達の面から特徴を紹介します。

二重まぶたは、特徴が現れやすい優性遺伝!

“日本人顔・日本顔”というと、古来よりの一重まぶたの平面顔のイメージが強いですよね。

美容外科のサイト情報によると、日本人は欧米や東南アジア諸国の人に比べると、圧倒的に一重まぶたの方が多いようです。

古来よりの日本人の住環境により、日本人はまぶたの皮下脂肪等が上記諸外国の人々より発達しており、二重形成のためのまぶたの折れ曲がりが起こりにくいため一重の方が多いのです。

でも今や、幼少期の子供も含め二重の方が多いように感じたことはありませんか?

生後すぐは一重でも、成長に伴って二重になっていくという可能性も充分にあるのです!

子供に現れやすい優性遺伝、二重まぶたもその一つ!

赤ちゃんの容姿はじめ、身体のさまざまな要素には、パパ・ママそれぞれの遺伝子が受け継がれています。

遺伝子の中でも特徴が現れやすい遺伝子は“優性遺伝”、現れにくいものは“劣性遺伝”と呼ばれ(※)、パパ・ママどちらかが優性遺伝を持つ場合には、そちらが子供の特徴となって現れる確率が高いです。

まぶたを構成する遺伝情報においては、「二重が優性、一重が劣性」となります。

ママどちらかが二重の場合には、子供に二重が受け継がれる可能性は高いのです!

※:日本遺伝学会によると、「優性」・「劣性」という表現の「優(すぐれている)・劣(おとっている)」という誤解を解消するため、2017年「優性→顕性」・「劣性→潜性」と変更することを提案しているようです。

一方、両親共に二重でも子供が二重とは限らない!その逆も

しかし、両親共に二重でも、子供が二重になる可能性は100パーセントではありません!

「我が子は二重になってほしい」と願う方にとっては残念な情報ではありますが…血液型で考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、A型とB型の両親から、O型の子供が生まれる場合があります。これは、両親それぞれの血液型が「AO型」・「BO型」であった場合、その劣性(O型)の情報が子供に遺伝したということです。

この例のように、二重の遺伝子「A」と一重の遺伝子「a」という、「Aa」の情報を持つ両親の子供は、「aa」すなわち一重になる、という可能性もあるのです。

一方、両親が二人とも一重「aa」の場合には、理論上は子供は100パーセント一重となります。

しかし実際には「両親共に一重なのに子供は二重」というのも筆者の知人も含めあるようです。

これは、成長や習慣に伴って、「遺伝の法則(メンデルの法則)通りに一概には言えない」と専門家も述べるのが実態のようです!

「旦那さんも私も一重だから…」と悩まれているママには、朗報ですね!

新生児期は一重の子が大半!成長に伴って二重になるケースとその時期

生まれてすぐの我が子を抱いたり、生後すぐの赤ちゃんを見たことのある方はイメージしやすいかと思いますが、生後すぐの赤ちゃんは“サルのよう”と例えられることが多いです。

しわくちゃで、むくんでいて、目もしっかりと開かず…。ママのお腹(羊水)の中で長く過ごし、全身の力を振り絞ってこの世界に出てきたのですから、そのしわ感も納得で愛らしいですね!

脂肪もたっぷり蓄えてこの世界に出てきたばかりの赤ちゃんは、まぶたの脂肪も厚いのです。

二重のラインがなかったり、両親共にパッチリ二重の場合でも赤ちゃんの目元には薄ら筋が見えるかどうか…程度のこともよくあります。

もちろん、生後すぐからパッチリ二重の子もいますが、ほとんどの新生児は一重です!

赤ちゃんや子供が二重になりやすい時期は主に3つ

もちろん個人差はありますが、このように一重で生まれてきた赤ちゃんが二重になりやすい時期は、大きく分けて以下の3つです。

  1. 生後3ヶ月~1歳頃:赤ちゃんらしいむっちり感が取れてくる頃
  2. 2~3歳頃:自分で自由に活発に動き回る頃
  3. 思春期:体つきが子供から大人に近づいていく頃

時系列だけを追うと十数年の幅がありますが、1~3に共通して言えることは、「全身の脂肪が取れてくる時期」ということです!

まぶたを二重にするためには、目元の脂肪やむくみの解消は必須です。

赤ちゃんや子供の場合は、「活動量が増え代謝が上がることで、全体的にスッキリとし、結果として目元も変化する」ということですね。

0歳の月齢ごとの写真を見比べるとわかりやすい

筆者には現在3歳の子供がいますが、我が子も新生児期は一重でした。

しかし、生後2~3ヶ月頃から薄ら目を開けた際や微笑む際等、時々二重のようなラインが見えはじめ、6ヶ月頃にはほぼ永続的な二重になっていました!

この頃といえば、我が子は寝返りは完璧でズリバイで動き回っていた頃。子育て支援センターに日々足を運び、広いスペースや遊具で我が子に運動をさせていた頃だなと思い出しました。

現在も含め、発熱をしたり不調な際は目がトロンと一重になることはありますが、新生児期の「どう見ても一重」の写真が、今では逆に違和感を覚えるほど我が子は目元が変わりました。

筆者は自宅に我が子の1歳までの毎月の写真を飾るパネルを置いているのですが、改めて見返してみると、表情だけでなく目元やむくみ度合いもどんどん変化していっていることに気づきました。

当時は日々の育児に必死でそこまで気にかけていませんでしたが、数年後こうして見返してみると、“活動・むくみ・目元の変化”はすごくわかりやすくおもしろいです!

最初の一年は変化が大きく、もちろん成長の思い出にもなりますので、「目元の変化を見るツール」としてもこういったパネルはおすすめですよ。

動いてむくみスッキリ!しかし親の意思で二重にこだわりすぎるのはNG

新生児期は脂肪も厚く一重だった赤ちゃんも、成長に伴ってさまざまな代謝アップ法でむくみがスッキリしてくることが多いです。その結果、「いつの間にか二重のラインがついてきた」というケースは多いようです。

赤ちゃんの時期に一重だから、と「この子は女の子だし、将来コンプレックスに思うのでは?」と焦る必要はありません。

しかし、すべての子供が二重になるわけではありません。ここで大切なのは、ママが「我が子をどうしても二重に」とこだわりすぎないことです。

顔の印象で大切なのは、目元よりも表情・笑顔ではないでしょうか?

たしかに、一重は「眠たそう」・「怒っているように見える」とネガティブな印象を持たれやすく、大きくなって子供自身が傷つくこともあるかもしれません。

「子供を二重に」とあれこれ試したくなるママの気持ちもわかりますが、以下のように考えてあげてみてはいかがでしょうか。

  • この子が好きなことはなんだろう、いろいろと経験させてあげよう
  • ○○が楽しいのね!この笑顔を大切にしよう
  • 「○○ちゃんの笑顔可愛いね」・「大好き」とたくさん言ってあげよう
  • 私(ママ)自身がたくさん笑おう、子供と一緒に笑顔で過ごそう

もし子供が思春期になって目元のことで悩んでいたら、一番良い方法を一緒に考えてあげると良いと思います。

しかし、子供が目元のことを気にせず楽しく日々を過ごしているのに、顔や写真を見て「やっぱり一重は寂しいな」「お友だちの○○ちゃんのように大きな目だといいのにな」と思ったり口に出すのはNGです!

子供の笑顔、一生懸命な顔は、どの子も可愛く格好良いものです。成長に伴って目元が変化していく可能性を頭の片隅に置きつつ、ありのままのお子さんを愛し、笑顔をたくさん引き出してあげてくださいね。

みんなのコメント
  • かりんさん

    二重でもブスな子少なくないですけどね。

    そんな私も、瞼ははっきりとした二重だけど美人・かわいいとは言えない顔立ちです…

    小さい頃はともかくとして、かわいいとか言われた事もありません。
    くっきり二重じゃなくも美人さんていますよ~
    瞼にこだわることないかなーと思います。

  • muさん

    最近の日本は見た目を気にしすぎる傾向が過度だ。

    吉田松陰先生の言葉
    俗論の見る所は形の上なり。君子の論ずる所は心なり。

    俗人が見るのは形である。心ある立派な人が見るのは心である。

    日本に昔から根付いている精神を根幹にして生活して欲しい。

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