家を買うまでの流れと購入のポイント!ライフプランの作成が大切

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2018/06/21

家を買おうと思っている夫婦

現在賃貸にお住まいで、そろそろ家を買おうかとお考えの方に是非読んで頂ければと思います。

マイホームを買う時の物件選びのポイントや、ライフプラン表から予算を算出する方法などについて、現在の戸建・マンションの住宅事情も踏まえてご紹介します。

家を買おうと思ってから購入までの流れ

家を買うにあたっての簡単な流れを説明します。

情報収集・イメージを固める

ご主人の要望や奥さんの要望を出し合って、夫婦・家族で住みたい家のイメージを固めていきます。

住宅情報誌やサイトで物件の情報収集をして、気になった不動産会社やモデルハウスを見学に行きます。最近家を建てたご友人の体験談を聞くと、具体的な部分が参考になります。

資金計画を立てる

住みたい・建てたい家が決まってきたら、購入のための計画を立てましょう。家にかかるお金の他に、今後の生活で必要となる教育費等について算出します。ここでしっかりと計画を立てると、住宅ローンの申込もスムーズです。

購入の申込

住みたい物件や、家を建てるハウスメーカーが決まれば申込を行います。新築マンションであれば、申し込み証拠金を数万円ほど支払うことになります。

住宅ローンの事前審査

住宅ローンの事前審査では、借入希望金額の他に、勤続年数や年収などがチェックされます。

住宅ローン以外に、車のローンやスマートフォンの端末代金の分割払いがあると、借入希望額が減額される恐れがあります。

購入の契約

事前審査でOKが出たのち、購入の契約を交わし手付金を支払います。

注文住宅の場合は、工事契約が成立してから建物の引き渡しまでに以下の段取りを踏みます。

  1. 住宅建設工事の着工
  2. 完了・竣工検査
  3. 引き渡し

住宅ローンの本審査

売買契約が済み、住宅ローンの本審査の申込をします。本審査に通れば、融資が実行されて融資金が口座に振り込まれます。

どんな物件にするか選ぶポイント

みんなにとってベストな物件というものは無く、自分の重視するポイントを満たす物件を選ぶと、満足度も高まるはずです。

譲れない条件をチェック

現在の住まいに対し不満に感じている点を出し合うと、こういった家が良いという具体的な希望が出てきます。以下に、家を買う時に多くの方が重視しているポイントを挙げました。

最寄り駅が近い
主要沿線沿いで駅から近いと便利ですね。駅徒歩1分は、80mで計算されています。
周囲の治安や環境が良い
子どもを持つ身としては、治安も良く公園など子供が遊べる施設が充実している地域だと、子育てしやすいなと感じます。
職場や学校が近い
通勤・通学時間が長くて大変な人には、切実な条件ではないでしょうか。
予算に収まる価格
家にあてることの出来る「予算」を把握するためにも、ライフプランを立てることがおすすめです。
耐震性がある
自治体発行の、エリアの地震や津波等の災害を予測したハザードマップを活用すると、物件選びも絞り込みやすくなります。
間取りや部屋数
リビングの広さや、家事動線を意識した間取りだと過ごしやすいですね。
日当たりや眺望が良い
同じ新築の分譲マンションでも、南向きで日当たりの良い部屋には高い値段がつきます。

一戸建てが向いているケース

  • 子どもの声や足音を気にせずのびのび過ごしたい人
  • 住まいとしての建物・土地に資産価値を求める人
  • 比較的郊外で落ち着いて暮らしたい人
  • 駐車場代を気にせず車を所有したい人
最近の新築一戸建て事情
2019年10月に消費税の増税が予定されているため、駆け込み購入が増えるかもしれません。注文住宅の場合、2019年3月31日までに工事請負契約を結ぶと、消費税8%で購入出来ます。
最近の中古一戸建て事情
リノベーションブームにより、中古住宅の人気は高まっています。住宅ローン控除を受ける際には、コンクリートの建物の場合築年数25年以内といった条件があります。

マンションが向いているケース

  • 通勤等の利便性を求め、車を使わずコンパクトに生活したい人
  • メンテナンス管理などをお任せでお願いしたい人
  • ファミリータイプのマンションで、同じ子育て世帯のいる環境で暮らしたい人
  • セキュリティのしっかりした住居を求める人
最近の新築マンション事情
首都圏のマンションの販売価格は、近年右肩上がりに上昇しています。2020年の東京オリンピックの影響もあるので、オリンピック後には価格の下落が予想されています。
最近の中古マンション事情
新築マンションの価格高騰のため、中古マンションを選ぶ方も増えています。リノベーション済みのマンションも、多く売り出されています。

家を買う際の予算をしっかりと出しましょう

マイホーム購入で大切なことは、家の購入に掛けられる予算がいくらかを把握することです。

資金計画を立てましょう

簡易なものでよいので、ライフプラン表を作成されることをおすすめします。

住宅ローン返済期間としてこの先30年間ほどで、家族が何歳の時に何に幾らのお金が掛かるかをライフプラン表に書き込んでみると、予算の金額が具体的になってくると思います。

建売の戸建住宅や分譲マンションは、購入前におおよその価格が分かりますが、注文住宅を購入する場合は、あれもこれもと希望を詰め込みすぎて最終的な価格がどんどん膨らんでいく可能性があります。

金額が膨らんでしまうのを冷静に回避するためにも、家の購入に回せる予算を知ることはとても大切です。

頭金の目安

マイホームを購入する際の頭金の目安は、土地・住宅価格の2割ほどと言われています。

返済金額が多くなるほど支払う利息の総額も大きくなるので、頭金が多い方がその後のローンの返済にもゆとりが出ます。

住宅購入の際には、頭金の他に諸費用を現金で払わなければなりません。自己資金として、頭金と諸費用にかかる金額を現金で用意する必要があります。
主な諸費用の例
  • 所有権保存登記費用
  • 不動産取得税
  • 抵当権登記費用
  • ローン契約書の印紙税
  • 住宅ローンの保証料
  • 引っ越し代金
諸費用は、新築一戸建ての注文住宅の場合住宅工事費の5~10%と言われています。中古の物件の場合は、物件価格の10%ほどが目安となります。

住宅ローンは返済可能な金額を借入

住宅ローンを申し込む際、銀行員も仕事なので「この金額まで借りられますよ」とすすめてくることもあります。

借りることが出来る上限の金額ではなく、必要な金額・そして返済できる金額を考えましょう。

一般的に、ローン返済額は年収の2割以内に収めた方がよいと言われています。ローンの返済の他にも、マンションであれば管理費や修繕積立金などを毎月支払うことになります。せっかくマイホームを手に入れたのに、返済で生活が大変になるのは避けたいところです。

住宅ローンには、親子リレーローンや夫婦ペアローンといった商品もあります。こういったローンを利用すれば、借入できる金額を増やすことも可能です。

親子リレーローン
親が契約した住宅ローンを、子どもが連帯債務者として引き継ぐローン
夫婦ペアローン
一人では希望の金額を借り入れられない場合、夫妻でローンを組むと借入金額の上限も上がります。住宅ローン控除も、二人とも別個で受けることができます。

住宅購入の優遇制度

消費税の増税予定に伴い、住宅購入の際の優遇制度が拡大されています。

住宅資金贈与
増税に伴い、住宅取得資金贈与の非課税限度額も引き上げられます。ご両親からの資金援助を受ける可能性があれば、金額によっては贈与の時期を考える必要があります。
すまい給付金
年収が一定以下であれば、住宅の購入の際に給付金が貰えます。
住宅ローン控除
年末調整を行うことで、ローン残高に応じて所得税が還付されます。

購入した後の暮らしを考えよう

御覧いただいた通り、家を買うまでには多くの段階を踏まなければなりません。買うことが最終目的ではなく、購入してから気持ちよく暮らしていくことが大切です。

購入後の生活に支障をきたさないためにも、繰り返しになりますが、ライフプラン表を作成し、将来への見通しを持つことが重要なポイントになると思います

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