子供の未来応援基金とは？不要な子供服・本・物品の寄付が役立つ！

2018/11/19

すぐにサイズが合わなくなってしまう子供服。メルカリやヤフオクで売る、人にあげる、保育園のバザーに出す、記念に取っておく、あるいはもったいないけれど捨ててしまう・・・。

皆さんはどうされていますか？色々と方法はありますが、この他にも「寄付する」ことで、世の中の人のために役立てることができます。

2017年10月24日からスタートした、「こども服みらいファンド」という寄付プログラムは、ネットで手続きして不要な服を送料無料で寄付する仕組みです。

このファンドにいらなくなった子ども服を寄付することで、恵まれない子供たちの未来に役立てることができます。ファンドの取り組みの趣旨や、寄付の方法等を紹介していきたいと思います。

この記事の目次

「こども服みらいファンド」は政府が推進する寄付プログラム

こども服みらいファンドは、内閣府・文部科学省等が推進する、子供の貧困をなくすことを目指す「子供の未来応援国民運動」の一環です。

「子供の未来応援国民運動」として「子供の未来応援基金」が創られ、企業や個人から寄付を募っています。

その中の、不要なこども服を寄付するプロジェクトが、「こども服みらいファンド」です。キャリーオンという協賛企業が、洋服の受付・査定を行っています。

「子供の未来応援基金」には、服の他にも、古本を寄付する「こどものみらい古本募金」、商品券などで寄付をする「子供の未来応援『お宝エイド』」などのプロジェクトがあります。

こども服みらいファンドの他にも、不要な子供服を寄付する取り組みは行われています。こども服みらいファンドとは、何か違いがあるのでしょうか？その他の寄付の取り組みを紹介します。

アパレルメーカーの中には、店頭で不要な洋服の寄付・リサイクルを受け付けているところもあります。

ユニクロ・GU: 「全店舗リサイクル運動」として、ユニクロ・GUの店頭へ不要な服を持ち込んで寄付をすることができます。持ち込めるのは、ユニクロ・GUの商品に限ります。服は、全世界の必要な人へ届けられ、着られない状態のものも工業繊維へリサイクルされます。

H&M: H&Mでは、ブランドを問わず服を寄付することができます。不要な服を袋に詰めて店舗へ持っていくと、H&Mで使える500円クーポンが貰えます。まだ着ることができるものは古着として販売され、それ以外のものはリサイクルされます。

無印良品: 無印良品も、同ブランドの商品に限りますが、衣料品・タオル・シーツ・カバーの店頭寄付を受け付けています。寄付することで、MUJI passportの1,000マイルが貰えます。まだ着られるものは、加工されて商品として販売されて、着られないものはエタノール等のエネルギーとして再生されます。

不要な服を梱包して送付すると、寄付を行ってくれる団体もありますが、送料・手数料等のお金が掛かる場合も多々あります。送料無料もしくは特典がもらえる取り組みには、以下のようなものがあります。

フクサポ: 古着のリユース・リサイクル会社kurokawaが行う寄付事業「フクサポ」。不要な服を段ボールに詰めて、Webの申し込みページから寄付の手続きをします。本州からの送付であれば、送料無料で自宅まで集荷して貰えます。衣類を送ることで、カンボジアの地雷の処理などに支援金が寄付される仕組みです。

古着deワクチン: ウェブで「古着deワクチン」を注文（3,240円）すると、世界の子供たちにポリオワクチンが寄付されます。購入後、自宅に着払い伝票・回収キットが届くので不要な服を梱包して集荷してもらいます。届けられた服は、途上国へ輸出され安く販売されます。寄付の特典として、協賛企業で使えるクーポンが貰えます。