出産入院の時慌てない!入院前から知っておきたい4つのこと
妊娠後期に入ったら、いつ赤ちゃんが産まれても良い様に、入院の準備を整えておくのがいいですね。
でも初めての出産をするママは、どんなものを準備して行けばいいのか、よく分からないことも多いのではないでしょうか。
出産のために入院する際、どういった点について知っておく必要があるのでしょうか。
この記事の目次
1.入院のために準備しておく日用品をまずはチェック!
病院は必要最低限の生活環境しか整っていません。そこで入院している間の日用品を一揃え準備しておく必要があります。
また、病院によっても違いますが、入院する間の規則などに対する同意書を書かなくてはいけない場合もあります。
出産入院の時に不可欠なものとして最低限のものが以下の通りです。
- 着替え、衛生用品などの日用品
- 印鑑
- 母子手帳
これらを忘れずに荷物の中に入れておきましょう。入院してみると分かるのは、病院はホテルとは違うと言うことです。
本来長く居住するための場所ではないので、最低限の設備しかありません。そのため、入院生活に何が必要か、自分なりにチェックリストを作っておきましょう
両親学級などで配られるサッシに持ち物リストが記載されていることもあるので、そちらも併せて参考にしてください。
退院するときの準備品も準備しておきましょう。
- 退院時の赤ちゃんとママの着替え
- おくるみになるバスタオル
- オムツ、おしりふき
- メイク道具
2.出産入院する際のお部屋の種類も決める必要あり
ほとんどの妊婦さんが、受診していた病院や産婦人科医院に入院して出産します。その際に産後を過ごす部屋の質も変わってきます。
総合病院では大部屋になることが多いです。助産院や産婦人科医院では、個室が多く、アットホームな環境で過ごすことが出来ます。
しかし助産院などでは出産時の緊急時の対応が出来なかったりする場合もあるので、結局は大きな病院に転院になる場合もあります。
入院後にどんな環境で過ごしたいかによって、あらかじめ受診する病院を選んでおく必要も出てきます。
出産する際病院や産院の形態によって、個室になるか大部屋になるのかは様々です。妊婦さんの好みによって、病院の情報を集めておいたほうがいいですね。
個室に向いている方は次様な場合です。
- 帝王切開で出産したママ
- 人に気を使うのが苦手な方
- いびき、はぎしりなどの癖がある方
大部屋で過ごすことの特徴は、人とのかかわりが盛んだと言うことです。不安でいっぱいな初産のママや、賑やかなのが好きだというママは大部屋を選ぶといいですね。
3.入院時の病院での過ごし方。出産前から確認しておくべきことも!
出産してからの病院での過ごし方はなかなか大変です。何よりも赤ちゃんのお世話がすぐに始まってしまうからです。
赤ちゃんを産んですぐから慌ただしいのは心にも体にも辛いことです。どのように過ごすことが理想的なのでしょうか。
病棟内の設備を把握しておく
入院の際に説明を受けることもあります。ママが実際に入院する病棟に、どんな設備があってどこに設置されているのか確認しましょう。
お風呂やトイレが同じ階にあればいいですが、病院によってはお風呂が別の階にあって探すのが大変、という場合もありますから。
また総合病院の場合お風呂は順番制です。好きな時間に入れるわけではありません。他の方の迷惑にならないようにマナーを守って入浴しましょう。
また、いざと言う時に赤ちゃんを預けておける新生児室や、授乳が上手くいかない時指導を受ける授乳室などもどこにあるのか確認しておきましょう。
出来るだけ身体を休めることを考えて
赤ちゃんが産まれてから数時間後にはもう授乳を始めなくてはいけません。それからおしめ交換をしたり、泣いているところをあやしたり。
それは夜も続きます。間隔はだいたい2、3時間置きで、授乳とおしめ交換が続き、時にはいくらお乳を飲ませても赤ちゃんが泣きやんでくれなかったりします。
抱っこしていたら寝てくれる赤ちゃんも、ベビーベッドに戻したらとたんに起きてしまったり。産後の疲労した身体でずっと赤ちゃんを抱っこしているのは重労働ですね。
そこで、赤ちゃんがちょっとでも眠っている時には、出来るだけママも横になって身体を休めましょう。
入院中は基本的にパジャマで過ごしますが、よりリラックスして過ごしたいというママは着替えの部屋着を準備しておくといいでしょう。
お見舞いの方が来てくれる時に、パジャマよりは部屋着を着ておいた方がきちんとした服装に見えます。
昼間でも、お見舞いの人が来ない時間や赤ちゃんが寝てくれている間に、10分でも20分でも目を閉じて仮眠が取れるようにしてください。
スマートホンなどの画面からの刺激も赤ちゃんを産んだ後で弱っている体には強いものです。極力入院中はつかわないようにしましょう。
お見舞いを遠慮していただく場合
出産のときにアクシデントが起きたり、帝王切開をしてママの体があまりにも消耗している時は、お見舞いはお断りしたほうがいいです。
身体が辛いときに人をお迎えするのはママにとって大きな負担ですし、来ていただく方にも気を遣わせて失礼です。
出産のお祝いなどを持ってきていただくのは、退院して体の具合が良くなってからの方がいいでしょう。
「お見舞いに行きたい」という連絡を受けた場合は今は辛いからまた後日。と相手に失礼のない様にお伝えします。
ご親戚には実家のお母さんやパパから事情を伝えてもらいましょう。そしてあまり心配をしないように言葉掛けしてもらいましょう。
4.出産に必要な書類手続きについても出産前に必ず知っておこう
妊娠出産にかかわる書類手続きは様々なものがあります。一番最初にしなくてはならないことは、母子手帳の交付を受けることです。
母子手帳は地域の保健センターで交付してもらえます。この母子手帳には、子供が6歳になるまで大切に保管します。予防接種などの記録を付けることが出来ます。
またこの時、妊娠届を提出して、出産する予定の病院などを記載します。ですので妊娠が明らかになったらまず入院する病院を早く決めてください。
その他、赤ちゃんが産まれてから必要な書類の準備について解説して行きます。期限があるものもあるので注意してください。
出産入院の際に必要な書類や手続きの種類
陣痛が始まって、いよいよ入院となると、その前にいくつか書類を書く必要があります。出来れば誰かに付き添ってもらって記入してもらいましょう。
入院手続きに以下の物を忘れないようにしましょう
- 診察券
- 保険証
入院の手続きには必ず必要になります。本人確認のために欠かせないものです。お財布やカードケースなどいつも持っている物の中に用意しておくといいですね。
診察券などで本人確認が済んだら、次に入院に必要な書類を病院からもらいます。予約入院の場合は早めにもらえます。
あらかじめ帝王切開で出産する場合などは、麻酔に関する書類や高額医療費に関する書類など、通常より記入物が増えるので看護士さんの説明をよく聞きましょう。
- 入院誓約書
- 入院誓約書は、入院する際に病院での規則に従うということを明記しておくための書類です。規則違反した場合退院もありうるので内容をよく確認しましょう。
- 麻酔に関する同意書
- 帝王切開手術の場合は麻酔が使用されます。これは部分麻酔です。麻酔を使った場合の副作用や合併症についての説明と、事前の体調や病気の申告を行います。
- 出産育児一時金支払い制度の申請書
- 協会けんぽというところに申請すると、赤ちゃん一人につき約40万円が支払われます。
そのための申請書を作成します。分娩費用は一旦こちらから支払われて、後日差額分の請求、または返還があります。ですので入院時に高額な現金を用意する必要はありません。
- 高額療養費限度額適用認定証
- これは帝王切開などで保険診療になった場合に必要になります。分娩費用が高額になった場合に自己負担限度額以上の金額の払い戻しが行われます。
- 緊急連絡先の申告
- 緊急連絡先は、出産の最中になにか以上が起こってママ本人では意思確認が出来ない時に、代わりに駆けつけて意思決定してもらう人の連絡先を記入します。
- 輸血に関する同意書
- 分娩中に大量出血があった場合は輸血を行います。輸血にも副作用や合併症の危険がありますので、そのことの説明を受けて同意する旨をサインします。
- お部屋の選択
- 総合病院で出産する際は、申請しないと大部屋になってしまいます。個室を希望したい場合は、当日に個室を確保できるように事前に予約しましょう。
入院後に落ち着いて過ごすために事前の準備をしっかりしましょう
出産は赤ちゃんを産み落とすという大仕事です。しかし、赤ちゃんが産まれた後からもやらなくてはならないことがたくさんあります。
様々な書類手続きの必要もあります。ママは身体を動かすのが大変でなかなか役所に出かけられません。
またどんな環境で過ごすのか、個室なのか大部屋なのかによっても日中の過ごし方は変わって来るものです。
個室も大部屋もそれなりにいい事と困る事があります。病院する前に病室を見せてもらったりして、どちらがよいか自分の好みと相談することも大切です。
産後はとにかく身体が消耗していますから、入院中に落ち着いて過ごせるように身の回りの必要なものを忘れずに準備しておくことです。
入院中にはあまり無理をせずに、身体を養って、退院してから赤ちゃんとの新生活をゆったりと始められるといいですね。