気功の要素を取り入れたリーブ法!逆腹式呼吸の方法とメリット

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2017/07/26

リーブ法を取り入れて出産に臨もうとしている妊婦さん

リーブ法という出産の方法を聞いたことはありますか?

これは、日本で開発された陣痛緩和方法の事です。気功式出産とも呼ばれます。

出産するに当たって、母体の負担になる陣痛の苦しみを和らげること目的としています。その要なのが「気功呼吸法」。

この出産方法にはどのような特色があるのでしょうか。

リーブ法は新しい出産方法です

リーブ法は1990年に日本の病院で考案された陣痛緩和方法で、数ある陣痛のやわらげ方の中では比較的新しいものに当たります。

その内容は、呼吸法とイメージトレーニングを併用することで、出産の際の陣痛の辛さを和らげるものです。

特別な措置が必要な分娩ではないので、余計な費用が掛からず、病院によっては無料で指導を受けることが出来ます。

出産費用を抑えたいなと思っているご家庭には、メリットの大きなお産の方法だと思います。具体的なやり方を見てきましょう。

呼吸法とイメージトレーニングが重要なリーブ法

リーブ法は中国の気功の要素を多く取り入れたものです。そのため呼吸法には特に重点を置いています。気功の基本は呼吸法だからです。

  • R(リラックス)
  • I(イメージ)
  • E(エクササイズ)
  • B(ブレス)

これらの頭文字を取って名前が付けられた「RIEB(リーブ)法。リラックスの方法は逆腹式呼吸法という独特の息の仕方。下記3つに着目しています。

  • イメージトレーニング:お腹の中の赤ちゃんと一緒にお産を乗り切るんだ!
  • エクササイズ:気功によって頭痛や肩こりと言った余計なストレスを緩和。
  • 呼吸:コントロールすることで、体の中に気を巡らせて、お産の際冷静でいられるように準備(最も重要視されている!!)

独特の呼吸法「逆腹式呼吸」のやり方

リーブ法の呼吸法である逆腹式呼吸は、通常の腹式呼吸と逆の方法で行われます。

逆腹式呼吸は、息を吐くときにお腹を膨らます

腹式呼吸は、息を吸う時にお腹に擦った息を溜めて、吐くときにしっかりとお腹をへこませるように深く息を吐き出します。

逆腹式呼吸とはこの逆を行います。息を吸いながらお腹をへこませて、息を吐き出す時にお腹を膨らませるのです。

この方法を用いることによって、東洋医学の理念の一つである「あるがままの状態を受け入れる」という状態に心を身体とコントロールすることが出来るのです。

この呼吸法は非常にゆったりと行う事ができ、身体と心双方の緊張を取り除いて妊婦さんをリラックスさせてくれます。

ポイントとなる「ソーンの呼吸法」

息を吐く時には独特のやり方があります。それは「そーん」と声を出しながら息を吐き出すと言うものです。

自分の声を自分で聴くと言うことは、とても重要な意味を持っています。たとえば泣いている時に、自分の泣き声を聞いていると、「私は泣いている、哀しいんだ。」と心が感じそこで余計に哀しくなるのです。。

ソーンの呼吸法はその逆で自分の冷静な声を聴くことで、「ああ、私は今冷静なんだ。」と思ってお産の時に取り乱さずに済むのです。

ソーンの呼吸法はなるべく楽な姿勢をとって行います。陣痛室のベッドの上や、分娩台に上がってからも、リラックスできる仰向けの姿勢で吸って吐いてを繰り返します。

ソーンの呼吸法のおかげで、深い息が出来てリラックスすることで赤ちゃんがすんなり降りて来てくれたという先輩ママの体験談もあります。

呼吸法に力を入れる事のメリット

リーブ法の呼吸法は、出産に向かう上で様々なメリットが考えらえれています。その大きなものには、赤ちゃんへの良い影響も挙げられます。

深い呼吸は赤ちゃんのためにもメリットがあります

リーブ法の呼吸法は、通常よりも深い呼吸が出来るのが特徴的です。深い呼吸が出来ると、赤ちゃんへ酸素が深く行きわたります。

そのため、出産時に赤ちゃんが酸欠などの危険な状態に陥ることを防げます。赤ちゃんにとってお産が安全なものになるのですね。

赤ちゃんが酸欠になると、脳に後遺症や障害が残ってしまったり危険な状態が起こりやすくなるため、ソーンの呼吸法でしっかりと深く息を吸って、酸素を身体に取り入れましょう。

呼吸のリズムを取りやすいことも特徴的

呼吸法を用いたリラックス法はラマーズ法やソフロロジー法などでも取り入れられていますが、「リーブ法が中でも簡単な方法!」として注目されています。

リーブ法の息の吐き方は、「ソーン」と声を出すことにあるので、吐く息を意識しやすいからです。人体は息を吐くときに体の力が抜けやすくなります。

加えて「ソーン」と緩んだ声を出す事によって、リラックス効果が高くなるのです。また呼吸のリズムを取りやすいのも特徴です。

呼吸の間隔は、陣痛に合わせます。陣痛の痛みが来るタイミンで「ソーン」と声を出して息をします。そのため、陣痛真っ只中でも息が乱れずに済むので落ち着いてお産に耐えることが出来ます。

赤ちゃんを想う事で胎教にもなります

リーブ法でメージトレーニングを行う時は、お腹の中の赤ちゃんのことを深く思う時間となります。

胎児に意識が集中するので、自分の中に確かに新しい命が宿っているのだ、と自覚することが出来ます。

イメージすることでお産の時に慌てずに済む

イメージトレーニングの方法は、お腹の中の赤ちゃんに語りかけるように、赤ちゃんがそこに居るということを頭に思い浮かべます。

お腹の赤ちゃんをイメージすることで、これから新しい命を産むという意識が強くなり、赤ちゃんととママの絆が強くなります。

胎教にも良いとされています。赤ちゃんのことを深くイメージすることによって、お産への恐怖が少なくなり、よりリラックスして分娩に向かうことが出来ます。

実際に出産を行っている時にするイメージは、お腹の赤ちゃんが産道をくぐって、外へ出ようとしている姿です。

赤ちゃんを押し下げる力が強くなって、お産が早く進むようになります。母体と赤ちゃんへの負担が少なくなります。

出産の主役は赤ちゃんなんだ!というイメージを持つことで、一生懸命産道を降りてこようとしている赤ちゃんを応援する気持ちになれたママもいました。

▼胎教についてはコチラも参考にしてみて!

会陰押しで痛みを和らげる方法もあります

呼吸法を用いても、イメージトレーニングをしていても、どうしても痛みに耐えられないという場合には、会陰を押すことで痛みを和らげます。

会陰とは、膣と肛門の間のことを言います。この場所をテニスボール大の何か堅いもので刺激することによって、陣痛の辛さはかなり緩和されます。

誰かに支えてもらって会陰の下にボールが来るように座るか、横向きに寝転んで会陰を押してもらいましょう。

注意しておきたいリーブ法のデメリット

リーブ法はまだまだ日本での認知度が高くありません。そのため病院に問い合わせても、正しい知識を持った先生が居ない場合もあります。

出産にむけて正しい呼吸法と、イメージトレーニングの指導をしてくれる先生や助産師さんの数が少ないのが問題となっています。

そのため自宅近くにリーブ法を行ってくれる病院や助産院が無く、リーブ法での出産が出来ないと言うことも。

息を整えることでリラックス!怖がらずにお産に向き合いましょう

お産が初めて、という方は具体的にどんなことが起きるか想像が付きませんよね。陣痛はどれだけ痛いのかも分かりません。

リーブ法を取り入れてイメージトレーニングをしておくことで不安を解消できます。お腹の中に、新しい命が居ることを常にイメージするのです。

イメージはお産の本番についても行います。実際に自分が赤ちゃんを産んでいるところをイメージして、本番に備えましょう。

サポートしてくれるのが呼吸法です。「呼吸」と「イメージ」でお産の時の陣痛の辛さを乗り切ってください。

適切な指導をしてくれる先生が見つかるといいですね。近隣の病院や保健センターなどに相談してみてください。

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