幼稚園でのママ友トラブル回避のための10のアドバイス
この春に幼稚園ママになった人たちは、幼稚園生活が楽しみな反面、ママ友はこわい存在なのかなとかママ友トラブルになったらどうしようなどと、少し不安になることもありますよね。
今はママ友はいらないというスタンスのママも多いです。
しかし、地域によっては公立の小学校が学校選択制を採っていて、小学生の上の子のいるママ友から、いろいろ情報を教えてもらう必要があったり、子どもが気に入った幼稚園がママ友同士の交流が多いところだと、ママ友付き合いをせざるを得ないこともあります。
この記事では、この春に幼稚園ママになった人たちが、より楽しい幼稚園生活を送ることができるよう、幼稚園でのママ友トラブルを回避するための10のアドバイスをお伝えしましょう。
1.ギブアンドテイクを心がけよう
幼稚園でのママ友トラブルで最もよく耳にするのが、ギブアンドテイクが崩れた関係性によるものです。
例えば、いつも同じ家に子どもが遊びに行ってしまう場合。
確かに子供にとって遊びに行きやすい家があるらしく、また子供の友達を呼ぶのが好きなおうちが実在することもあります。
でも、それでもやっぱり程度問題というものがありますよね。呼んだ方は、遊びに来た子どもたちの安全に気を遣わなければならないし、現代のママたちはみな忙しいですから、呼んだおうちのママは大変です。
だから、何らかの事情がある場合は別として、呼ばれたら呼び返すようにしましょう。もし事情があって呼び返せない場合は、そのママにとってプラスになるようなことを何かしてあげましょう。
その他にも、いつも自分ばかりがママ友の愚痴を聞いているとか、幼稚園行事のお手伝いをできる時間があるのに、他のママに任せきりにするなど、ギブアンドテイクが成り立っていないことによるママ友トラブルは意外と多いものです。
完全な50:50でなくてもよいので、ギブアンドテイクを心がけることによって、ママ友に対して、あなたの忙しさや心遣いを尊重していますよという気持ちを態度に表し、ママ友からマイナスの感情を持たれないようにしましょう。
2.ママ友とは少しずつ仲良くなろう
次によく聞くトラブルが、急速に仲良くなった後で、思わぬ相手の欠点を見つけて、こんな人だとは思わなかったと無理やり距離を置こうとして起きるトラブルです。
あなたは今まで笑顔で仲良く過ごしてきた仲なのに、突然、自分から離れていくママ友に対してどのような感情を持つでしょうか。
- 私の何がいけなかったのかしら
- あの時こうしていればもう仲良くできないのかな
- 子どもや他のママたちにこのことがばれてしまったら恥ずかしい
- 楽しい思い出がたくさんあるから辛い・・。
たくさんの思いと寂しさが心をよぎり、苦しむことになるのは容易に想像できますよね。
他にたくさん友達がいても、その人が離れていくことに苦しむケースもありますし、その人のことは、そこまで好きではなかったとしても、誰かが離れていくことそのものに苦痛を感じる場合もあります。
距離が近ければ近いほど欠点も見えてきますから、やはりママ友とは少しずつ仲良くなって、あれ?おかしいな。もしかしたら合わないかもと感じたとしても、負担にならない距離で付き合っていた方が無難ですよね。
自分から去っていく人に良い感情を持てる人はいないから、ママ友とは少しずつ仲良くなって、途中で距離を置くことのないようにしましょう。
3.友達だけではなく仲間を作ろう
幼稚園行事のお手伝いなどを積極的に引き受けて、ママ友だけではなく、行事の成功などの同じ目標に向かって力を合わせる仲間を作ることも、ママ友トラブルを回避するための有効な手段になります。
もし、下に子どもがいるとか介護をしているなどの事情があって、行事のお手伝いができない場合は、同じような小さな子を育てている仲間や介護を頑張っている仲間を見つけましょう。
こちらに何の落ち度がなくても、なんか嫌だなという感情を持つ人が現れる可能性はゼロではありません。知らない間に誤解されることもあります。
何かあったときに、数は少なくても、しっかりした繋がりのあるママ友や仲間がいる人にはマイナスの気持ちをぶつけにくいものです。嫌なことを言われにくい雰囲気や状況を作ることも大切ですね。
4.NOと言える人になろう
時々、今までずっと我慢してきたのだけどと言って、ため込んでいた不満をいきなり爆発させるママがいて、とっても怖いです。
確かに、そのママの言い分にも一理あるのでしょう。
しかし、相手にしてみれば、もっと早くに嫌だと言ってくれたら、すぐに止めたのにと、自分が悪者にされたようで、良い気持ちにはなれませんよね。
一度不満を爆発させてしまったあとに、相手のママとの関係を改善しようとしても、うまくいくはずがありません。感情を爆発させてしまった時点で、ママ友トラブルに突入してしまっています。
そのようなことのないよう不満をため込む前の早い段階で、嫌なことに対して、きちんとNOを言って、お互いが気持ちよく付き合っていきたいですよね。
このような場合に備えて、あらかじめ、どのような言葉でNOと言うかを頭の中に用意しておくと、とっさの場合に役立ちます。
状況別に、いくつか断りのフレーズを頭の中に入れておいて、NOと言える人になりましょう。
5.ママ友に意見するのは止めよう
ママ友と親子ぐるみで仲良くなると、相手の子供に対しても愛情がわいてきますよね。
相手の子供をかわいく思うがゆえに、例えばあの子は外遊びが好きだから、もっと外遊びさせてあげたらいいのにななどと思うことがあります。
そのような場合にこれは善意だからと軽い気持ちで意見を言ってしまうと、思いのほか相手を深く傷つけてしまうことがあります。
そのような場合は、ママ友の育児を良くないと思って意見を言っているところまでは事実ですので、自分の育児を否定されたとママ友に誤解される可能性もあります。
こちらはこちらで自分の善意を感謝して受け入れてくれなかったことに釈然とした思いが残り、双方が気まずい思いをします。
友達だからこそ、なんでも話せるし、相手を思ってこその意見だって言える。
確かに私たちは過去にそういう時代を過ごしてきましたが、それができたのは、あの頃はそういった付き合いをお互いが求めていたからですよね。
ママになった今は、より共感性の高い付き合いが求められていますので、相談に乗ってほしいとかどう思うか意見を聞かせてなどと言われない限りは、意見を言わずに、ママ友の味方になってあげて、楽しいひとときを一緒に過ごすことに力点をおいたほうがよいでしょう。
忌憚のない意見を交わすことが仲良しの印だったのは、お互いがそれを求めていたから。
子どもを愛しているのは皆おなじなのだから、求められない限りはアドバイザーになろうとはせずに、より共感性の高い付き合いを目指しましょう。
6.ママ友から批判されても冷静でいよう
こちらが、ママ友とは子供を介しての付き合いだし、どんな事情があるかわからないから安易に意見を言うのはやめようと思っていても、相手から批判的な意見を言われることがあります。
ここでは批判されたときに、それがママ友トラブルに繋がらないためにはどうしたらよいのか、ケースごとに考えていきましょう。
誤解から批判されたとき
誤解された上に批判されるとショックが大きいですよね。特にその誤解が自分の人間性にかかわるものであった場合は、そんな人間だと思っていたのか・・とかなりへこみます。
しかし、人間関係には誤解がつきもの。特にママ友は、子供を介してのお付き合いなので、お互いを理解するまでに多くの時間を必要とすることがあります。
その上、誰もが子育てに忙しいので自分が周囲からどのように思われているかということにまで気が回らず、誤解されそうになった時点で未然に防ぐことも難しいですよね。
だから、ここはママ友関係は誤解を受けやすいものだと割り切って、誤解されても必要以上に気にせずに、誤解を解くことに集中しましょう。誤解が解ければ批判もやみます。
批判が的を射ていたとき
批判が的を射ていたら、それはそれで痛いところをつかれたショックがありますよね。
自分の心を守るためにも、ここは普段以上に大人になって、反省すべきところがあるならば反省したうえで、差支えがなければ事情を説明して、ご忠告ありがとうとこの話を打ち切ってしまいましょう。
批判してくる人は、その言葉のきつさとは裏腹に、深く考えていないことが多いものです。
単に自分の考えや意見に自信があり、その素晴らしい自分の意見を披露したいだけのこともあります。正面から受け止めず、流す強さも身につけましょう。
7.相手の良い面と付き合おう
どうしても合わないとか苦手だという気持ちを特定のママに持ってしまうこともあります。
これは人間である以上、どうしようもないことですし、そのことで自分を責める必要はありません。態度に出さなければよいのです。
でも、もやもやした気持ちのまま日々を過ごすのは、もったいないですよね。たった2~3年の幼稚園生活なので、できれば毎日笑顔で過ごしたいものです。
そのようなときは一生付き合う相手ではなくて、長くても3年の期間限定で付き合う相手だからと割り切って、嫌なところは、多大な迷惑をかけられない限りスルーして、相手の良い面だけと付き合うようにすれば、何の問題もありません。
このような考え方をすると、相手に対する態度も好意的になりますし、相手はこちらが苦手意識をもっていることには気が付きませんから、敵認定されることもなく、お互いが平和に過ごすことができます。
大親友なら、相手の良い面だけではなくて、悪い面も受け止める必要があるかもしれません。でも、苦手なママ友は、そこまでの相手ではありませんよね。
幼稚園で出会ったママ友とは、よい面だけを見て付き合い、敵認定されないようにしましょう。
8.察してちゃんはやめよう
程度の差こそあれ、高校生くらいから似たような価値観の人の中で私たちは暮らしてきました。
しかし幼稚園ママの世界は、共通項は子どもの年齢だけという多様な世界です。このような世界では言わなくてもわかってくれるはずとかそれが常識だからは通用しないことが多いですよね。
特に誤解されそうになったときなどは、より丁寧に自分のことを伝えるのも、トラブル回避のための一歩になりそうですね。
9.ママ友以外の友達も大切にしよう
どんなに気をつけていても、幼稚園のママ友のことで誰かに相談に乗ってもらいたくなることがあります。
そのようなときに、同じ幼稚園の別のママに相談に乗ってもらうのは、リスクが高すぎます。
どこでどんな繋がりがあるかわからないからです。
今はなくても数年後に深いつながりができるかもしれません。同じ幼稚園のママに相談するのは、相手のママに伝わってしまう可能性がゼロではないことを知っておいたほうがよいでしょう。
このようなときに、ママ友以外の友達がいると安心して相談ができますね。その友達と件のママ友とは何のつながりもないのですから、相手に伝わってしまうこともないでしょう。
またあなた自身もママという立場を離れて友達と交流することによって、とても癒されます。もちろん、その友達には、こちらからもできることはしてあげて、双方が楽しめる関係を作っておきましょう。
10.ママ友付き合いは期限限定だと割り切ろう
ママ友関係から始まって、やがては子ども抜きでも付き合える友達に関係性が変化することもあります。
しかし、ほとんどのママ友は、子どもが小学校に慣れたくらいの時期から、自然にフェードアウトしていきます。
だから、もしもママ友付き合いを負担に感じることがあったとしても、いずれ必ず終わりを迎えるのだからと割り切って、肩の力を抜いていきましょう。
ママ友付き合いのせいで子育てを楽しめないのは悲しいことです
私自身も幼稚園ママだったころには、ママ友関係で悲しい思いをしたことがありました。
そのために子どもたちが幼稚園だったころの子育てを充分に楽しむことができなかったことを残念に思っています。
幼稚園時代だけのかわいいしぐさや、笑顔、おしゃべり、小さな手をつないだときの温かさなどを、もっともっと楽しみたかったと感じています。
周りの子どもたちのかわいらしさも、もっと楽しみたかったと。
ママ友トラブルで本来は楽しいはずの小さな子どものいる生活が陰ってしまうのは本当に残念です。
今、幼稚園ママになった人たちには、ママ友トラブルに巻き込まれることなく、春の青空のような澄み切った気持ちで子育てを楽しんでほしい。
そのような気持ちから、この記事を書きました。新年度がHAPPYなものでありますように。
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