妊娠初期(妊娠2ヶ月目)の赤ちゃんの成長と母体の変化、過ごし方や注意点

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2018/05/16

妊娠2カ月目で眠気に襲われている妊婦さん

生理予定日を過ぎて、一週間後くらいから妊娠の判定が出始めます。妊娠4週~7週までの妊娠2ヶ月頃がこれにあたります。

まだ赤ちゃんの形がないので早く病院で確認したい気持ちが強く、ママも待ち遠しくなる時期です。

赤ちゃんの形がなくても、ママの体の中では少しずつ兆候が出始めます。妊娠2ヶ月の赤ちゃんの状態や体の変化を知って、出産に向けての準備をしていきましょう。

妊娠初期(妊娠2ヶ月)の赤ちゃんの様子

妊娠4週~妊娠7週までの時期を「妊娠初期」「妊娠2ヶ月」とも言いますが、妊娠4週目は生理予定日から1週間後の期間なので、生理が来ていないと「妊娠したかな?」と考える人がほとんどです。

妊娠2ヶ月は、赤ちゃんの重要な器官の形成が始まる最も大切な時期になります。

妊娠4週…受精卵が着床し、器官形成の準備へ
妊娠4週目は、子宮内膜の壁にふっくらと厚みが出てきます。この厚みが8㎜以上だと、受精卵の着床が可能になり妊娠が確定します。

着床した後は、勾玉の形のような姿をしています。大きさは、0.3~2㎜程で 皮膚や髪の毛、骨、筋肉、手足といった器官形成の準備が始まります。

妊娠4週の終わり頃には、赤ちゃんに送る「心臓管」が作られ、血液が循環できるようになっていきます。

妊娠5週…胎嚢が確認できる
妊娠5週の胎児の大きさは2㎜程度で、エコーでは胎嚢を確認することができます。胎嚢の他に、卵黄嚢も確認することができ、心臓や神経の元となる部分の形成が始まります。

妊娠5週目の胎嚢の大きさは1センチくらいで、妊娠5週の終わり頃から、胎児の重要な三胚葉が形成されていきます。

妊娠6週…胎児の重要器官、三胚葉が形成される
赤ちゃんの頭や体の区別が分かるようになり、胎嚢の中の胎芽も確認できるようになります。

胎児の重要な器官、三胚葉(内胚葉・中胚葉・外胚葉)が形成されます。三胚葉は、心臓や消火器官、神経など胎児の形をつくる大切な器官です。

心臓が形成されると血液がいき渡り、胎盤を通して母体から栄養や酸素を運びます。胎嚢の大きさは、1cm程です。

  • 内胚葉…消化器官、呼吸器官を形成
  • 中胚葉…骨、心筋、赤血球を形成
  • 外胚葉…感覚器官、神経を形成
妊娠7週…心拍動が確認できる時期
妊娠7週目になると、胎嚢の大きさが1.5~2cmほどになり、エコー検査ではっきりと胎芽を確認することができます。

脳や脊髄、手足の神経が成長し、身体の動きを司る小脳が発達します。小脳が発達すると、足や手を動かせるようになり、赤ちゃんの動きを確認できるようになってきます。

心拍動が確認できるのもこの時期からで、もし確認できない場合は流産の可能性が高くなります。

胎嚢の中の胎芽が確認できるようになると、胎芽の頭からお尻までを計測し、最終月経の開始日と合わせながら出産予定日を決定します。

妊娠4週~7週ママの体の変化や現れる兆候について

妊娠4週~7週は「絶対過敏期」と言われ、胎児の重要な器官形成が始まる最も大事な期間です。

ちょうど妊娠に気づいた頃が最も影響を受けやすく、服用する薬の量や種類も注意が必要になります。この時期のママの体の変化や様子について見ていきましょう。

妊娠4週
生理予定日を過ぎて妊娠していれば、基礎体温の高温期が続き、体のほてりや微熱になるなど倦怠感を感じやすくなる時期です。

妊娠4週目は、妊娠初期症状と生理前症状(月経前症候群)が似ています。

妊娠初期症状と月経前症状の見分け方
月経前症状との妊娠初期症状の見分け方として、着床に失敗すると、子宮内膜が剥がれ落ち体温が下がりますが、成功すると体温は高温期になります。

妊娠初期症状の判断目安は、高温期が2週間以上続き、着床出血があるかどうかで見分けます。

それ以外にも、妊娠初期症状は体に様々な変化が現れます。

  • 生理痛のような痛み…子宮の収縮によって、チクチクする、恥骨が痛むズキズキなど感じ方は個人差があります。
  • つわり…妊娠初期症状として出やすく、胸やけや胃のむかつきなどがある人も。
  • 胸の張り…妊娠すると母乳が作られる乳腺や乳管が発達し、胸の張りが出てきます。
  • 眠気や倦怠感…プロゲステロンのホルモン増加により、眠気を引き起こします。
妊娠5週
生理予定日の1週間後から妊娠検査薬で陽性反応が出始める時期です。妊娠すると、受精卵の一部からhCGホルモンが分泌され、妊娠検査薬でチェックすると判定が分かるしくみになっています。

妊娠5週目から、本格的につわりがスタートするママが多くなります。

  • つわり…妊娠5週目から本格的に出始める人もいれば、まだ出ない人もいて個人差があります。
  • 基礎体温…妊娠すると高温期が続き、眠気や倦怠感、胸やけの症状が出始めます。
  • 化学流産…妊娠5週目に、エコーで胎嚢が確認できなかった場合、化学流産の可能性を疑います。
  • 子宮外妊娠…受精卵が子宮ではない卵管に着床すること。エコーで胎嚢が確認できずに判明することが多くなります。
妊娠6週
妊娠6週目から妊娠初期症状が多くなります。つわりや胸やけなど体の変化が見られます。それ以外にも、倦怠感、眠気、下腹部痛やおりものの変化、情緒不安定など妊娠初期症状が出始め寝込む人もいます。
  • つわり…本格的なつわりがスタート。食べると吐く「吐きつわり」、食べていないと気持ち悪い「食べつわり」があります。
  • おりものの変化…おりものの量が増え、腹痛や胃痛など体に変化が出始めます
  • 情緒が不安定…ホルモンにより、イライラしたり落ち込んだり冗長が不安定に。つわりの症状と重なり、気持ちが落ち込みやすくなります。
  • 胸の張り…卵胞ホルモンの働きによって乳腺や乳管が発達し、胸の張りや痛みが出てきます。
妊娠7週
妊娠7週目までに胎嚢や胎児の心拍が確認できれば流産の可能性が低くなります。

薄いピンクや赤茶色の出血が少量に出る分は心配しなくても大丈夫ですが、大量の出血やお腹の張りが強かったりすると切迫流産を疑う場合もあります。

  • 不正出血…受精卵が子宮内膜に着床し子宮の壁を傷つけることでおきる着床出血と、子宮の成長によって胎盤が引っ張られて起こる出血があります。
  • 初期流産…お腹の張りが強く、出血が多い時は要注意。妊娠初期の流産の確率は約15%です。
  • 先天性異常のリスク…葉酸が不足すると、先天性異常のリスクが高くなります。

妊娠2ヶ月目の過ごし方や気をつけること

妊娠が判明したら、なるべく体に負担がかからない生活をしたいけど、どのように過ごせばいいのかわかりにくいですよね。

つわりもきつくて、1人で全て抱え込むのは大変です。仕事のやり方を見直し、ママの負担を軽くする過ごし方を考えていきましょう。

妊娠4週目から出産する病院を決めていこう!

妊娠5週目から、胎嚢の確認ができる時期です。里帰り出産も含めて、出産する病院を決めておきましょう。

病院には、個人・医院の産婦人科や助産施設、総合病院などがあり、サービスや料金も異なります。詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

▼産婦人科を選ぶときのポイントについてはコチラも参考にしてみて!

市販の薬は胎児に影響が!産婦人科医の許可をもらって飲む

妊娠2ヶ月目は、絶対過敏期と言って胎児の重要器官が形成される大事な時期。この時期に、ママが飲んだ薬によって胎児に影響を及します。

市販の薬には、妊娠中に飲めない成分もあるため、自己判断で飲むことはせずに、必ず産婦人科医に許可をもらってから飲むようにします。

体調が悪く仕事に支障が出る場合は職場に相談する

職場が重たい荷物や体力を使う仕事が多い場合は、仕事の役割分担を変更してもらうなど、相談してみましょう。

お腹が目立っていない時期は、勇気がいりますが、あまりにも体調が悪く仕事に支障が出る場合は相談することで気持ちよく働くことができます。

どうしても言いにくい場合は、医師に「母子健康管理指導事項連絡カード」を提出してもらい、通勤時間の短縮や通勤緩和の措置を講じてもらうことができます。

▼仕事をしている妊婦の制度についてはコチラも参考にしてみて!

アルコールやカフェインを控え生活習慣を見直す

胎児の発育に影響があるとされる、タバコやアルコール、カフェインの摂取を控え生活習慣を見直す時期になります。

タバコやアルコール、カフェインの過剰摂取は流産や早産、低体重児など発育や発達面で悪影響につながる恐れがあります。

カフェインはコーヒー以外にも、紅茶やほうじ茶、抹茶、コーラなどにも含まれており胎盤をつくる血液を減少させ、胎児の発育に影響があると言われています。

▼胎児性アルコール症候群についてはコチラも参考にしてみて!

食生活を見直し生活リズムを整える

外食が多く、朝食は抜くなど偏食が多い食生活や、早寝早起きなどリズムを整え妊娠中に良いとされる葉酸や鉄分を積極的に摂取しましょう。

規則正しい生活は、ホルモンによる体調変化や情緒不安定など、精神を安定させ体も元気になります。

自分が不足している栄養を積極的に摂取して生活リズムを整えていきましょう。

冷えに注意し体に負担がかからない服装を選ぶ

お腹は目立っていなくても、締め付けの強い服装や薄着は血行が悪くなり早産の原因に繋がります。

ゆったり着用できるチュニックやワンピース、マタニティパンツを選ぶと締め付け感がなく楽に着ることができます。

ヒールの高い靴も体に負担がかかりやすいため、ローヒールやスニーカーなど歩きやすい物を選ぶのがおすすめです。

▼妊婦と冷えとの関係性についてはコチラも参考にしてみて!

妊娠初期に必要な栄養素を積極的に摂取しよう

妊娠初期に必要とされる、栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。

特に葉酸は、先天性異常の発生率が抑えられると言われており、母子手帳にも妊娠中の葉酸摂取を積極的に摂るよう記載されています。

また、鉄分やカルシウムなど胎児の発達に必要とさえる栄養素も意識しながら摂るようにします。

反対に控えたほうがよいとされる食べ物では、刺身やハムなどの生もの、うなぎ、レバー、マグロ、ひじきなどが挙げられます。

飛行機に乗って旅行も体調が良いならOK!

お腹が大きくなる前に、お友達や家族で旅行を考えているママも多いでしょう。妊娠しても飛行機に乗ることができますが、長時間座りっぱなしで同じ姿勢は気分が悪くなるママもいます。

不正出血もなく、つわりがひどくないなど、自分の体調を見ながら決めていくのが一番ですが、まずは医師に相談して許可をもらってから決めるのが大切です。

▼妊娠中の飛行機搭乗についてはコチラも参考にしてみて!

妊娠初期の運動は体調が落ち着いてから

つわりが始まり、体調が安定していないと運動もやる気が起こらないかもしれません。特に、妊娠初期の体は、少しの運動でもお腹の張りを感じることもあります。

無理に体を動かす必要はなく、体調が落ち着いた頃に軽いストレッチから始めてみるのがおすすめです。

▼マタニティウォーキングの効果ややり方についてはコチラも参考にしてみて!

妊娠2ヶ月目はママの体調が変わる時!生活スタイルを見直そう

妊娠4週~7週は、妊娠が判明したと同時に仕事をしているママも職場に話そうかどうか悩む時でもあります。

特に初めての妊娠では、気づかれたくないためにお腹が大きくなるまで隠すママも多いです。

しかし、体力を使う職場は特に体に負担がかかりやすいため、つわりがひどかったり、体調がすぐれないときは職場に相談しながら働き方を変えてもらいましょう。

つわり以外にも、初めての出産は情緒不安定になりがちです。妊娠の不安は家族やパパに相談し、サポートをしてもらいながら毎日過ごすことが大切です。

妊娠3週目からは、つわりがピークを迎えます。また、流産も起こりやすく無理は禁物です。赤ちゃんも呼吸の練習を初め、ますますママとしての実感が湧いてくるでしょう。

▼妊娠3ヶ月目についてはコチラも参考にしてみて!

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